ゴムシートを使った防水工事とは?特徴や施工に向いている場所を解説
2026年3月10日 公開
ゴムシートを使った防水工事は、高い耐久性と防水性の高さから、マンションやビルの屋上などでも採用される防水工事の方法です。戸建て住宅でも防水工事を行うことが一般的で、近年では屋上付きのデザイン住宅でシート防水の需要が高まっています。
本記事では、シート防水の1つゴムシート防水の特徴やメリットなどについて詳しく解説します。
目次
ゴムシートを使ったシート防水とは?
シート防水とは、防水層をあらかじめ作られた防水性のあるシートを使って作る方法で防水工事の1つです。
防水層の形成方法は、シートを使う方法のほかに液状ウレタンを硬化させてつくるウレタン塗膜防水や、FRPを使ったFRP防水などがあります。
▶ウレタン塗膜防水
▶FRP防水
シート防水と呼ばれる防水工事では、防水性を持ったシートを使用しますが、シートにいろいろな種類がありその1つがゴムシートです。
シート防水で使うシートの種類
シート防水で使うシートには、
- ゴムシート
- 塩ビシート
があります。
ゴムシートと塩ビシートでは、ゴムシートのほうがやや耐久年数が低くなっていますが、費用はゴムシートが安価で手軽です。ゴムなので柔軟性が高く、下地の割れや揺れに追従します。
ゴムシートにも、加硫ゴム系シートと、非加硫ゴム系シートがあり、耐久性の高さや施工しやすさが異なります。
| 加硫ゴム系シート | 耐久性が高い 柔軟性が高く下地に追従する |
| 非加硫ゴム系シート | 施工しやすく接着性がよい 加硫ゴム系に比べると矢や耐久性が劣る
|
ゴムシート防水のメリット・デメリット
ゴムシートを使う防水工事のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
メリット
- どんな下地でも施工できる
- 下地の揺れやひび割れに追従する
- コストが安い
- 耐久性・対候性が高い
- 広い面積でも短時間で施工できる
ゴムシート防水は、安価ながら高い耐久性があるためコスパがよい工事方法です。またシートを敷設して広い場所でも短時間で防水層を作ることができます。
詳しくは後述しますが、下地が雨漏りしていても施工でき、下地が割れても高い柔軟性で割れに追従してくれる点がメリットです。
デメリット
- 複雑な形状の場所は施工しにくい
- 工事中に音や振動を伴う
- 施工に技術力が求められる
- 鳥害を受けやすい
大きなシートを敷設するため、複雑な形状や狭い場所への施工には不向きです。また施工は高い技術力が求められるため、中途半端な施工をしてしまうと雨漏りや建物のの傷みにつながってしまいます。
表面が柔らかく、カラスがつついて破るなど鳥害を受けやすい点も他の防水工事とは違うデメリットです。
ゴムシート防水の施工方法
ゴムシートを使った防水工事には、
- 接着工法
- 機械固定法
があります。
接着工法
下地に直接ゴムシートを接着する方法で、耐久性は10~12年ほど。下地の割れに追従し地震の揺れに強い耐震性の高い施工方法です。
機械固定法
絶縁シートを機械的に固定し、上からゴムシートをかぶせて熱圧着する方法。耐久性は10~15年で下地が雨漏りしていても施工できる方法です。脱気筒を設置します。


ゴムシート防水が向いている施工場所
ゴムシートは長尺で四角いため、屋上などフラットで広い場所への施工に向いています。
逆に戸建て住宅のベランダなど、狭かったり複雑な形状をしている場所への施工には不向きです。屋上や陸屋根のある戸建て住宅なら施工することも可能でしょう。
また防水工事の施工が2回目以降のメンテナンス工事では、雨漏りしていても施工可能なためシート防水の機械固定法が向いています。

防水工事は下地や施工場所に合わせて選択しましょう
ゴムシートを使った防水工事について解説しました。シートならでは藻耐久性の高さがメリットですが、狭い場所への施工には不向きなので、施工場所に合わせた防水工事を選択することがおすすめです。
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