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日本瓦からの葺き替え工事 屋根工事のメリットや費用相場を解説

2025年7月4日 公開

日本瓦は古くから日本の住宅で使われてきた屋根材です。

瓦自体の耐久性が高く一度葺いたらお家を建て替えるまでほとんどそのまま使われるケースも多く、メンテナンスに関しては頻繁に行わないお家が多いでしょう。

しかし瓦自体に重量があるため、耐震性の面から葺き替え工事を検討される方も増えてきました。

そこで今回は日本瓦から葺き替え工事を行う場合のメリットや費用相場について解説します。

日本瓦からの葺き替えを検討されている方は参考になさってください。

日本瓦から葺き替え工事の費用相場

日本瓦から屋根工事で葺き替えを行う場合は、150万~350万くらいが相場といわれています。

この費用の中には

  • 日本瓦の撤去費用
  • 新しい屋根材の材料費
  • 新しい屋根を葺く作業賃
  • 足場代

などが含まれます。

日本瓦の葺き方によって費用が変わる

日本瓦は、「土葺き」と土を使わず瓦を桟にひっかけて葺く「桟葺き」があります。

土葺きは古くから使われている方法で、瓦の下に土を引きそこに瓦をのせていく方法です。

対して桟葺きは、土を使わず屋根の下地の上に張られて桟に瓦をひっかけていく方法です。

土葺きは、瓦の重さに加えて土の重さも加わるため重量がかなりあります。

葺き替えの場合、土葺きなら土もすべて撤去する必要があるため桟葺きに比べて撤去費用が高くなります。

新しく葺く屋根材

日本瓦から葺き替えを行う際は、新しい屋根材によっても費用が異なります。

日本瓦から葺き替えを行う際に選ぶ屋根材としては、

  • スレート
  • 金属屋根
  • ガルバリウム

等があります。耐久性の高い屋根材ほど費用も高くなります。

日本瓦から葺き替え工事を行うメリット

日本瓦から葺き替えを行う場合のメリットは次の通りです。

耐震性がアップする

重量が減るため、耐震性がアップします。

メンテナンスが簡単になる

日本瓦は瓦自体にメンテナンスはfほぼ必要ありませんが、漆喰補修など特殊なメンテナンスが必要になります。

スレートや金属屋根は塗装工事は必要ですが、屋根漆喰の補修といった特殊な作業は必要ではなくなります。

デザインがすっきりする

日本瓦は重厚感がありますが、スレートやガルバリウムに変えると見た目がすっきりしたデザインになります。

日本瓦から葺き替え工事を行う際の注意点

日本瓦から葺き替え工事を行う際には、断熱性や音に注意しておく必要があります。

特に土葺き出会った場合、瓦の下に土があったことによって消音効果や断熱効果があるといわれています。

突然薄い金属屋根に変えると、今まで聞こえていなかった音が気になったり、屋根裏が熱くなったりと、室内の環境に影響が出る可能性があります。

断熱材が入った屋根材や、厚みのある屋根材もあるので、軽量化を図りながら葺き替え後の影響についても考慮して選ぶようにしましょう。

日本瓦からの葺き替え工事は塗り達にご相談ください

日本瓦からの葺き替え工事は、費用も期間もかかりますがお手入れが楽になる、耐震性が上がるなどメリットもたくさんあります。

塗り達でも、瓦のメンテナンスが大変になってきた、子どもに家を譲りたいなど様々なご事情で葺き替えをご相談いただきます。ご家族様にとって最適な選択ができますようお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。