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外壁塗装で起こりうる手抜き工事の事例5選 注意点や対処法は?

2025年9月13日 公開

外壁塗装工事は、専門性の高い工事です。ほとんどの業者は仕事に誇りをもってお客様の大切なご自宅を美しくすることにかけて仕事をしています。

しかし中には手抜き工事を行ってしまう業者も、残念ながら存在しています。手抜き工事を行う施工店で工事後に施工不良になり、ご相談いただくことも少なくありません。

今回は外壁塗装工事で起こりうる手抜き工事の事例についてご紹介します。手抜き工事を行えば必ず後々わかってしまいます。

外壁塗装の手抜き工事事例5選

それでは実際にあった外壁塗装工事の手抜き工事の事例をご紹介します。

養生をしなかった

養生の画像

養生とは、塗装をしない場所をテープやビニールを使って覆い、塗料がつかないようにすることです。また塗装の切り替えのラインをきれいに出すためや、シーリング施工時に隙間にしっかりとシール材を入れるためにマスキングテープを使って養生を行うこともあります。

これらの作業は塗装工事が終われば外してしまうため、省略したり適当に養生したりしてしまうことがあります。

その結果、ガラスや戸に塗料が飛んだり、塗り分けがきれいにできていなかったりと、残念な仕上がりになってしまいます。

塗料が飛散すれば、それをきれいに掃除するにも手間がかかります。飛散した塗料をきれいに掃除してくれればまだよい方かもしれませんが、飛ばしっぱなしということも。

高圧洗浄作業を行わなかった

高圧洗浄は、強い水圧で外壁の汚れや古くなった塗膜を落とす作業です。古い塗膜がついたままの状態でいくら良い塗料で塗装してもすぐにはがれてきてしまうため、洗浄はとっても重要な工程です。

この作業も洗浄自体をまったく行わなかったり、洗浄力がないホースの水でジャバジャバと洗うだけ等の手抜き工事が発生します。

塗装工事の耐久性に大きくかかわるため、施工後早期はがれの原因になります。

下地処理を抜かした

塗り達 施工事例

外壁にクラックなどの損傷がある場合は、まず補修を行ってから塗装工事をします。

また金属サイディング等の場合はさびをおとすケレン作業を行ってから塗装する必要があります。

これらの下地処理をせず塗装工事を行うと、クラックからの雨漏りが発生したり、塗装を行った直後でもサビが広がったりと施工不良の原因となります。

下塗りを行っていない

塗装工事では、下塗り塗料を使った下塗り工程と、上塗り塗料を使った上塗の工程に分かれています。

下塗り塗料は上塗り塗料の下に隠れてしまうため、たとえちゃんと塗っていたとしても、見た目には下塗りが入っているかどうか見分けがつきません。下塗りを行っていない場合も同様に、塗っていないことはわかりません。

しかし、下塗りを入れていないと耐久性に大きく関係してきます。上塗り塗料の耐久年数は下塗りを含めた正しい施工を行った場合の年数ですので、下塗りを行っていない手抜き工事の場合は、期待したほど長持ちしない耐久性の悪い塗装工事となってしまいます。

塗料の乾燥時間を守らず次々に塗装作業を行った

塗料は乾燥する際に外壁に密着し高い耐久性を発揮します。

そのため、下塗り・中塗り・上塗りの各手工程ごとに塗料をしっかりと乾燥させてから次の塗装を行う必要があります。

手抜き工事では乾燥時間を取らず生乾きの状態で次々と塗装を進めてしまうことがあります。

乾燥時間を守らない工事でも、完成直後はきれいになったように見えます。

しかし数年でぺりぺりとはがれてくる施工不良となってしまいます。

塗膜の剥がれ

手抜き工事にあわないための注意点と対処法

手抜き工事を行う業者はおそらく1つの現場だけで手抜き工事をしているわけではないでしょう。いつも同じ方法で工事をしていると思われますので、見積や契約前にはこれまでの施工事例や口コミをしっかりと確認しましょう。

また大きな工事現場では必ず作る工事写真帳と呼ばれる施工の様子を記録したものを作成している施工店もあります。

工事写真帳のサンプルです

1つ1つの工程をきちんと行っていないとおさめられない写真となっているので、写真帳の作成有無を聞いてみるのもいいでしょう。

見積や契約時には、施工の手順や作業内容について質問してみるのも1つの方法です。

塗装工事のプロなら乾燥時間が必要なことは常識ですが、もしかすると知らずに手抜き工事になってしまっていることもあるかもしれません。契約前には相見積もりをとり、作業の説明内容などを比較して検討しましょう。

外壁塗装工事なら塗り達にお任せください!

外壁塗装工事で考えられる手抜き工事は、工事完了直後はほとんど気づかない仕上がりになるケースが多いので、工事後数年経って「外壁がはがれてきた!」と発覚することがほとんどです。

そのころには施工店と連絡が取れない、保証がないといったケースのご相談もあるため、契約前に施工店に所在や保証についても調べてみるとよいでしょう。

塗り達は、1級塗装技能士をはじめ熟練の職人が多数在籍し、担当者も日々塗装について勉強を重ねています。

工事写真帳の作成や塗膜保証もついた塗装プランをご用意していますのでご気軽にご相談ください。

外壁塗装なら塗り達にお任せください!

塗り達 施工事例
2025年10月25日 更新!

外壁のひび割れに強い?弾性塗料の特徴やメリットを解説

2025年10月25日 公開 弾性塗料という塗料を知っていますか? 弾性とは「弾力性がある」と言い換えることができ、弾性塗料とは伸縮することができる塗料です。 弾性塗料の特徴を知って上手に使えば、たくさんのメリットがあります。 今回は弾性塗料の特徴やメリットを解説します。 目次弾性塗料の特徴とメリット弾性塗料を使う際の注意点外壁に最適な塗料の選定は、プロの施工店にお任せ 弾性塗料の特徴とメリット 弾性塗料は伸縮性のある塗料で、ひび割れに強い塗料です。 汎用の塗料は塗膜が硬く、弾性はありません。そのため下地にひび割れが起こったときには密着している塗膜ごとひび割れてしまいます。 モルタルの外壁はひび割れ(クラック)が起きやすいという特徴があります。 汎用の塗料で塗装を行うと、クラックができたときに塗膜に覆われていても、できた隙間によって水が入り込み雨漏りの原因となってしまいます。 弾性塗料を使うと、ひび割れに追従し雨漏りを防ぐことができるのです。 弾性塗料を使う際の注意点 弾性塗料はモルタル外壁に最適な塗料です。 しかしサイディングに使う場合には注意が必要です。 サイディングはモルタルより蓄熱性が高く外壁自体が熱くなりやすくなっています。その熱によって弾性塗料が柔らかくなりやすくなり、膨れやはがれの原因となります。 弾性塗料はクラックに追従し雨漏りを防いでくれる優秀な塗料ですが、万能ではないため注意しましょう。 外壁に最適な塗料の選定は、プロの施工店にお任せ 外壁の材質や下地の状態に合わせて最適な塗料を使うことは、外壁塗装の耐久性をアップさせるためにの第一歩です。 塗料の選定やご提案は、たくさんある塗料の特徴や使用方法を熟知しているプロの施工店にぜひお任せください! 外壁塗装・塗料の事なら塗り達まで!    

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2025年10月24日 更新!

金属屋根のサビ・腐食は屋根工事でメンテナンス!施工事例を紹介

2025年10月24日 公開 金属の劣化症状の1つにサビがあります。 サビは金属の腐食とも呼ばれ、進行すると穴あきなど重大な損傷となって雨漏りの原因ともなります。 金属屋根でサビや穴あきが発生してしまった場合は、葺き替え工事など屋根工事が適切です。 こちらは、下屋根の板金屋根部分です。 劣化が進行し雨漏りも発生していました。 庇ではなく、屋根の下に作業スペースがあり雨漏りに困っておられたため葺き替え工事を行うことになりました。 板金を外した状態です。下地の木材も腐食しており、かなり長い時間水にさらされていたことがわかります。 このまま屋根材だけ取り換えても、耐久性は保証できないため、下地を貼るところからスタートします。 下地を貼ったら、防水性のあるルーフィングシートを貼ります。金属屋根でもスレートでも、雨漏りから屋根やお家を守っているのはこのルーフィングシートなのです。 ルーフィングシートの上から、新しい板金屋根を葺きます。 外壁との取り合い(接合部分)もしっかりと処置し、雨漏り補修プラス屋根のメンテナンス工事を行うことができました。 大屋根だけではなく、下屋根や庇など、一部分の屋根工事も対応可能です。 屋根のことならどんなことでも塗り達にご相談ください!

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2025年10月23日 更新!

陸屋根は雨漏りしやすい?その理由と対策 補修方法も解説!

2025年10月23日 公開 陸屋根のお家は雨漏りが多いことを知っていますか? 陸屋根は住宅やビル、工場などいろいろな建物で採用されています。一般的な三角形との大きな違いは勾配がないことですが、どうして雨漏りしやすのでしょうか? 今回は陸屋根が雨漏りしやすい理由や対策・補修方法を解説します。 目次陸屋根とは陸屋根が雨漏りしやすい原因陸屋根の雨漏り対策と補修方法経年劣化したらメンテナンス元々防水工事がされていないシーリングの劣化排水の詰まり陸屋根の防水工事のご相談は塗り達まで! 陸屋根とは 陸屋根とは、勾配がほとんどない平らな屋根の事で、平屋根とも呼ばれます。 屋上やバルコニーのように使ったり、室内の空間も無駄なく広く使えるため人気があります。 また屋根がないため下からの風の影響が少なく、台風などの強い形状とされています。 陸屋根が雨漏りしやすい原因 陸屋根が雨漏りしやすい原因は、特徴でもある「勾配が少ないこと」です。 切妻屋根などいわゆる三角屋根は頂点から軒へ向かって勾配があり、降った雨は自然と地面へ流れていきます。 これに対し、陸屋根の場合は勾配がほとんどないため降った雨がとどまりやすく、劣化した防水層やシーリングの隙間から雨漏りが起こりやすくなっているのです。 陸屋根の雨漏り対策と補修方法 陸屋根の雨漏り対策と補修方法についてみていきましょう。 経年劣化したらメンテナンス 陸屋根がある場合、通常は防水施工がしてあります。 しかし、紫外線に弱い防水層は経年劣化で防水機能が低下しやすいため、メンテナンスを行う必要があります。 元々防水工事がされていない また一昔前の陸屋根では、コンクリートで仕上げられて防水工事を行っていないこともあります。コンクリートはひび割れしやすく、現在では防水工事を行ったような防水機能はほとんどないことが知られています。 すでに雨漏りしている場合は、通気緩衝工法など下地の湿気を逃がすことができる方法での防水工事を行います。 シーリングの劣化 目地のシーリング材も劣化によってはがれや破談が生じると、隙間から雨が入り込みやすくなっていますので、打ち直しなどを行う必要があります。 排水の詰まり 陸屋根にも全く勾配がないわけではなく、排水のため少し勾配がついています。勾配を利用して一か所に集められた水は排水(ドレン)を通じて排水されますがドレンが詰まっていると長時間水が陸屋根の床にたまり、コケやカビの発生によって劣化が進行してしまいます。 こまめに清掃し詰まりをなくすほか、防水工事のメンテナンスをする際にはドレンの改修も一緒に行いましょう。 陸屋根の防水工事のご相談は塗り達まで! 陸屋根の雨漏り原因や対策について解説しました。 防水工事を行う際には、下地の状態を見極めて適切な方法で施工する必要があります。 陸屋根の防水工事屋メンテナンスのご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください。  

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