屋根工事でよく使われる屋根材4選 特徴やメリットも解説
2025年9月18日 公開
屋根の葺き替えやカバー工法など、屋根のメンテナンス工事でよく使われる屋根材をご紹介します。これから屋根のリフォームをお考えの方は参考になさってください。
化粧スレート
化粧スレートとは、セメントと繊維材料で作られた薄い板状の屋根材です。表面に塗装がしてありカラーバリエーションが豊富なので、様々なデザインの住宅に使いやすい屋根材です。
シンプルで軽量、リーズナブルなので、日本の住宅に最もよく採用されている屋根材となっています。

ちなみに「スレート」は粘板岩のことで、化粧スレートは人工的に作られた粘板岩を意味します。
耐久年数は20~30年ほどで、塗装でメンテナンスしながら使用します。
ヨーロッパなどで使われている天然スレートと呼ばれる天然の岩盤から薄い板状にした高耐久な屋根材もありますが、高価なため日本の一般住宅では普及していません。
ガルバリウム鋼板

アルミニウムと合金でメッキされた金属であるガルバリウム鋼板を使った屋根材です。金属屋根の1つに分類されますが、耐久性が高く葺き替え工事やカバー工法でよく採用される屋根材です。
軽量なので、日本瓦からの葺き替えでは耐震性アップも期待できます。
耐久年スは30~40年、金属なのでサビを抑制する塗装工事で寿命が延びます。
アスファルトシングル

アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを含侵させて石粒を吹き付けた北米生まれの屋根材です。
軽量で傷がつきにくく、耐久性・耐震性・防水性にも優れています。耐久年数は10~20年ほど。塗装によるメンテナンスも可能です。
施工しやすいため、どんな場所にでも葺くことができ、カラーバリエーションも豊富で洋風・和風問わずマッチする屋根材です。
粘土瓦

日本瓦など粘土を焼成して作る日本瓦は、和風住宅の屋根工事ではやはりよく使われる屋根材です。
釉薬瓦の場合、塗膜がないため塗装の必要がなく、耐久年数は50年超ともいわれます。
美しいいぶし銀の瓦でしか作り出せない雰囲気は、日本住宅になくてはならない存在です。
屋根材を選ぶときのポイント
屋根のリフォームで屋根材を選ぶときのポイントをご紹介します。
耐久性
新しい屋根材にした場合の耐久年数は、屋根工事に際にはもっとも考えておかなければいけないことの1つでしょう。
もし数年で建て替えるような計画があるなら、高耐久な屋根材よりも一時的に葺くことを前提にした屋根材選びが必要になります。
重さ
地震の多い日本では、耐震性の面から屋根工事を検討する方も増えています。屋根が軽量だと揺れに強く倒壊のリスクが下がるといわれています。日本瓦に雰囲気のよく似た屋根材もあるので、軽量化を希望するなら検討してみましょう。
防音性
日本瓦は厚みがあり防音性に優れているので、雨の音がほとんど聞こえないといわれます。
日本瓦からガルバリウムなどへ葺き替えると今まで聞こえてなかった雨の音が気になって落ち着かないという方もおられるため、防音性を重視する方は各製品で比較検討してみましょう。
メンテナンス性
スレートやアスファルトシングルなどは塗装工事でメンテナンスが可能です。日本瓦は塗装工事は必要ない屋根材ですが、漆喰補修など必要です。
メンテナンスをすれば耐久年数まで長く使うことができますので、どのようなメンテナンス方法が必要か、メンテナンスは行いやすいかも比較しましょう。
カラーバリエーション・デザイン
性能やメンテナンス性よりも、カラーバリエーションやデザインで屋根材を選ぶのも1つの方法です。今回ご紹介した4つの屋根材はそれぞれ独自のスタイル・デザインがあり、唯一無二の雰囲気を作ってくれる屋根材です。住宅のデザインやご希望の雰囲気に合わせて屋根材をチョイスしましょう。
屋根工事・屋根材のご相談とメンテナンスは塗り達!
屋根工事で使われる屋根材には様々な特徴やメリットがあります。
屋根工事を行ったら、メンテナンスも必要になるので、できれば家の事をよくわかってくれている施工店にメンテナンスもお願いしたいですよね。
塗り達なら、地域密着25年の施工実績があり、屋根工事のほか屋根塗装も手掛けています。
葺き替えやカバー工法のご相談のほかその後のメンテナンスについても広く承っておりますので、お気軽にご相談ください。









