はしごで屋根塗装はできる?安全性のために必要なこととは
2025年10月1日 公開
DIYをしていたり、すこしの補修なら自分でおこなっちゃう!という方は屋根工事もはしごでできるのでは?と思ってしまうかもしれません。
確かに屋根に上がる際にははしごでも上がれないことはありませんが、塗装工事を行う場合は足場が必要です。
今回は屋根塗装の安全性のために必要なことや、はしごでの工事の危険性について解説します。
はしごで屋根塗装はできない
塗装専門店などプロの施工店は、屋根塗装を行う際にははしごは使わず、必ず足場を組みます。
はしごで屋根に上れないことはありませんが、安全性・作業効率性・仕上がりの面においてもはしごでは満足のいく屋根塗装はできません。
安全性
屋根塗装は高所作業です。
2階建ての住宅になると、地上7~9mにもなります。
また急勾配のとんがり屋根では10mを超えることも。
そんな屋根の上を塗料缶や刷毛を持ちながら、全面くまなく塗装することは大変な危険が伴います。
急勾配の場合、屋根足場を設置して体を安定させながら塗装を行うこともあります。
はしごでは両手がふさがった状態での上り下りに加え、屋根足場がないため安全性が確保できません。
作業効率性
職人の安全確保の上で、工期内に作業を完了させるためには、効率も重要になってきます。
屋根の上など自由に歩ける場所のほか、破風などの塗装もあります。破風や軒天などは屋根から降りて外側から見た状態で塗装を行う必要があり、はしごでの作業は上りおり+場所の移動を何度も行うため作業効率が確保できません。
仕上がり
安全で作業効率が確保されるからこそ美しく仕上げることができます。
手が届かない、危ないからと塗り残しがある塗装工事では意味がありませんよね。
足場を設置し、隅から隅まで美しく仕上げるためにもはしごではなく足場で作業を行うことが大切です。
安全に屋根塗装を行うために
安全に屋根塗装を行うためには、足場の設置が必要です。
屋根塗装で足場を設置することで、
- 職人の安全確保
- 作業効率の確保
- 塗料や高圧洗浄の水の飛散防止
などが期待できます。
また高所作業での足場の設置は、事業者に義務付けられています。
労働安全規則 第518条
事業者は、高さが2メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等 を除く。) で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそ れのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。
法律では、高さが2m以上の高所作業になる場合は、足場の設置を義務付けています。
▶詳しくはこちらの記事もご覧ください。
屋根塗装のご相談は塗り達まで!
屋根塗装をはしごで行うことは施工店としてはありません。
必ず足場を設置して、正しい方法で工事をさせていただきます。
屋根塗装のご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください。