冬の雨漏りは何が原因?雪が降る前に確認しておきたいこと
2025年12月11日 公開
「冬になると雨漏りが起こる」
「雪が降ると雨漏りしているような症状がでる」
冬になると雨漏りの症状が出て気になっているという方もいらっしゃるかもしれません。

雨漏りに季節性はあるのでしょうか?今回は冬の雨漏りについて原因や事前に確認しておきたいことを解説します。
目次
雨漏りは年中起きる
天井から水がポタポタ、クロスにシミがある、窓際がいつも濡れている・・・
屋根や外壁の劣化が原因の雨漏りは、雨が降れば年中起こり得ます。
そのため「冬だけに起こっている」ように感じても実は見えない部分で雨漏りが進行していたというケースもあります。
雨漏りは一度起こると直すまで直らない、まるで虫歯のようなものなのです。
雨がたくさん降ったときだけ、強い横殴りの雨が降ったときだけといった、雨漏りが目に見えやすい状況はあっても、夏場は止まっていて冬場だけ雨漏りしている というケースはないといっていいのです。
冬限定の雨漏り じつはすがもりかも?
とはいっても、冬になるといつも雨漏りの症状が起きるという場合は、「雨漏り」ではなく「すがもり」かもしれません。
すがもりは、雪止め水が再び氷ることによって排水がうまくされず、接合部分から漏水する症状の事で、「冬でしかも雪が降ってさらに凍るほど寒い」場合に起こるケースです。
冬場の晴れた日でも雨漏りしているのなら、やはり冬だけではなく年中雨漏りの症状は起きていると考えられます。
▶すがもりについてはこちらの記事もご覧ください
冬が来る前に確認しておきたい屋根のあれこれ
すがもりの場合では、特に屋根に異常が見られなくても起こってしまうことが知られていますが、雨漏りの場合は必ず原因があります。
本格的に冬が来る前に確認しておきたいポイントをまとめました。
屋根や屋根板金の破損
屋根や屋根板金の破損・欠損は雨漏りにつながりやすい劣化の1つです。

特に袖板金や棟板金の欠損、谷板金の劣化を放置している場合は長期間にわたって雨漏りが進行している可能性があります。雪がつもると、長時間水が屋根に残り続けるため雨漏りが一気に加速する可能性もあるため、早めに点検し補修を行いましょう。
樋の詰まり

排水のかなめとなる雨樋のつまりは、長時間水をその場にとどめてしまい、隙間からの雨漏りの原因になります。
特に軒樋はオープンで枯葉やごみが溜まりやすい場所でもあるので、可能な範囲で掃除をしましょう。
経年劣化による屋根材の防水性の低下
スレートやアスファルトシングルなど、元々防水性がない屋根材は塗膜によって水を吸い込まないように守っています。
しかし経年劣化によって塗膜の機能が低下すると、水の吸い込みによって屋根材がもろくなったり、屋根材の下の防水シートに影響がでることも。
雨漏りが起こってしまうとすべて取り換えて補修が必要になってしまうので、表面の塗膜が劣化している場合は塗装工事を検討しましょう。
雪の重みで屋根が破損してしまうことも
雨漏りが進行すると、木造住宅では躯体の材木が腐食し、耐久性が低くなってしまいます。
あまりにもろくなっている屋根の場合、雪が降った重みで様々な場所で破損が起こってしまうことも。
すぐに流れる雨とは違い、雪は積もると重量がかかります。かなり傷んでいるなという場合は雪が降り始める前に補修しましょう。
冬前の屋根点検も塗り達にお任せください!
本格的な冬が来る前に、屋根点検を行いませんか?
雨漏りが一度起こってしまうと、室内環境も悪くなり、お家の強度下がるため、起こる前に防止するのが一番おすすめです。
屋根点検なら塗り達にご相談ください!










