防水工事とは?工事の種類や特徴まとめ l塗り達
2023年6月17日 公開
防水工事は、字のごとく「水を防ぐ」工事のことを言います。
住宅においては、ベランダやバルコニー、屋上などに防水層を作り、おもに降雨がしみこむのを防ぐ働きがあります。

防水工事には、いろいろな種類があり、下地や場所によってそれぞれ適した工事の種類があります。
本記事では防水工事の基本や工事の種類・特徴についてまとめています。ぜひ最後までご覧ください。
防水工事とは
防水工事は、住宅においては降雨や生活用水などを遮断して、漏水を防ぐ目的があります。
降雨の場合、屋外からの雨水の侵入を防ぐ目的で防水工事を行います。
生活用水とは、例えばベランダに置かれた洗濯機からの水や、風呂水のことで、それらが床にしみこんで階下に染み出るのを防ぐ目的で施工されます。このほかマンションの場合は受水槽なども防水施工されます。
防水する方法はいろいろあり、
・塗膜防水(防水層を作る)もの
・シートをはるもの
・シーリングによって水の侵入を防ぐもの
などあります。
いずれも形状やその場所の使い方によって、最適な工事の方法が異なるため最適の方法で施工する必要があるでしょう。
防水工事の種類
防水工事にはいろいろな種類があります。建築物に施工される主な防水工事を、施工方法や特徴を中心に見ていきましょう。
アスファルト防水
アスファルト防水は、アスファルト製のルーフィングシート(防水シート)を引く工事方法で、現在施工されている防水工事の方法の中で最も古いものとされています。
防水性・耐水性が高く、橋や道路などの建築物においても使われる方法です。
シート防水
塩化ビニル製の防水シートを使い防水層を作る方法です。
シートを張る方法に種類があり、密着法・機械固定法などがあります。

耐久性が高く、一度に広い面を施工できることからビルやマンションなどの屋上防水としても採用されています。
下地に影響されないことも特徴です。
塗膜防水
施工場所で下地に直接塗り、硬化させて塗膜をつくりそれを防水層とする方法です。
複雑な形状でも施工しやすく密着率も高いため、現在主流になりつつある方法です。
塗膜防水にもいくつかの種類があり
「ウレタン防水」「FRP防水」などがあげられます。

ウレタン防水は、比較的安価で早めのメンテナンスを心掛ければトップコートの塗りなおしのみでOKなど、施工も簡単です。戸建て住宅のバルコニーやベランダで多く採用されています。

FRP防水は、防水層にFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使い、耐久性が高いことが特徴です。
人の出入りがある場所はもちろん、屋上駐車場などでも採用されています。
浸透性防水
こちらは、浸透性の高い材料を表面に塗りミクロな隙間を埋めていく防水工事方法です。
おもにコンクリート躯体の防水に使われます。そのほか、エレベーターや地下道、受水槽などでも採用されています。
防水工事は適材適所で
ここまで防水工事の種類や施工方法について解説してきました。
戸建て住宅の場合、主にバルコニーや屋上、掘り込み式駐車場の屋上部分などに防水工事が使われていますが、メンテナンスの場合は、
・現在の防水工事の種類
・下地の種類
・施工場所の使用方法
などによって最適な工事方法が変わってきます。
また防水層のメンテナンスだけでなく下地の調整から行わなくてはいけないケースもあります。
防水工事の施工実績も多数ございます。
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