防水工事は本当に必要?施工のメリットや躯体への影響を解説
2025年7月5日 公開
防水工事は外壁や屋根のメンテナンスに比べると、あまり重要視されていない方も多いかもしれません。
戸建て住宅ではベランダやバルコニー、陸屋根、屋上などの施工されている防水工事ですが、本当に必要なのでしょうか?
そこで本記事では、防水工事を行うことで得られるメリットやお家全体への影響について解説します。
防水工事のメリット
防水工事は、その名の通り水がしみ込むのを防ぐ工事です。
ウレタンやFRP、防水性のあるシートを使って防水層を作り、水が入り込まないようにします。
ベランダやバルコニーの床は防水工事がされていないとコンクリリートや野地板(木の板)がむき出しの状態です。
防水層がないまま雨が降り続けると、雨をはじくことができずどんどん雨がしみ込んでいき、最終的に雨漏りを起こします。
またひび割れなど劣化症状が進行する原因にもなるため、お家にとって防水工事がとても重要な工事であるといえます。
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防水工事を行わないとどうなる?躯体への影響
防水工事を行わないと、雨漏りが起こることが先述の通りです。
そして雨漏りが進行すると、躯体である木材に水が回ります。
木造住宅でもっとも避けなければいけないのは、躯体の柱が水にあたることです。
躯体の木材は防水加工などはしていないため、雨漏りを放置していると腐食やシロアリといった重大な被害につながります。
躯体の柱が腐ってしまうとお家全体の強度の低下、資産価値の低下などさまざまな弊害が出てきます。
防水工事を行うことは躯体を守り、お家全体を守ることにつながるのです。
防水工事はメンテナンスが必要
防水工事は一度施工して終わりではありません。
屋外のため紫外線による劣化があります。
防水工事の劣化は、防水層がはがれたり薄くなったりすることで、およそ5年~10年のうちにメンテナンスが必要です。
防水層の劣化を放置していると、下地の張替など大掛かりな工事になってしまうので、防水層の塗り替えや貼り換えだけで大丈夫な時期にメンテナンスを行うことでコストを抑えることができます。
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