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屋根塗装 しないとどうなる?デメリットや注意点とは

2025年7月6日 公開

屋根は地上からは見えづらい場所にあり、外壁の劣化ほど気にならない、どうなっているのかよくわからないという方も多いかもしれません。

「見えないし、塗装しなくてもいいんじゃない?」

「きれいじゃなくてもいい」

そうおっしゃる方もおられますが、実は塗装は見た目がきれいになるだけではないんです。

今回は屋根塗装をしないとどうなってしまうのか。デメリットや注意点を解説します。

屋根塗装の役割

屋根塗装は、屋根材を保護する塗膜を新しくする工事です。

屋根 中塗り

屋根材には

  • スレート
  • 金属屋根
  • アスファルトシングル
  • ガルバリウム
  • 日本瓦

等がありますが、この中で塗膜がないのは日本瓦のみです。

スレートなどの屋根材は色を付けるために塗装していますが、ただ色を付けているだけではなく、塗装によって表面にできる塗膜で屋根材に雨が直接かからないように守っています。

▲塗装のはがれたスレート屋根

 

屋根塗装をしないと起こるデメリット

屋根塗装では、古くなった塗膜を新しくする工事を行います。

塗装が劣化すると確かに見た目も古くなったように見えますが、それだけではなく屋根を保護する塗膜がなくなってしまうことによって、様々な影響やリスクがあります。

もし屋根塗装をしないで放置していると次のようなデメリットがあります。

屋根がボロボロになる

先ほど出てきたように、屋根は塗膜で守られています。保護している塗膜がなくなったまま放置していると屋根材を守るものが何もなくなり、雨や紫外線でどんどん劣化が進行します。

雨漏りにつながる

屋根は雨からお家を守っている大切なものです。屋根が劣化し機能が低下すると、いままで雨から守られていたお家全体が雨漏りのリスクにさらされます。

屋根材の劣化による雨漏りについてはこちらの記事もご参照ください。

躯体に悪影響がある

雨漏りが起こってしまうと、木造住宅の柱などの躯体が腐食し、耐久性に影響が出ます。

シロアリも湿った木材が大好物なので、見えない部分でどんどんお家の耐久性が下がってしまいます。

 

これらのデメリットやリスクからお家を守るのが、屋根塗装を行う意味なのです。

屋根塗装の注意点

いざ屋根塗装を行おう!となった際に注意しておきたい点をご紹介します。

劣化が進みすぎていると塗装工事ができない

屋根塗装の耐久性は、新築工事でおよそ8年から10年くらいといわれます。

10年以上たったからといって即屋根がダメになってしまうということではありませんが、時間が経つにつれ、確実にあr劣化は進行していきます。

あまりに長い間劣化した屋根を放置していると、塗装工事で塗膜を付けても長く持たないほど傷んでしまっていることがあります。

塗装工事は塗料にもよりますが、10年くらいは耐久しますが、先に屋根材がダメになってしまうほど傷んでいる場合は塗装工事をする意味がなくなってしまうので、葺き替え工事など屋根材自体を新しくする工事が必要になります。

また割れたりなくなってしまった屋根材を塗装で元に戻すこともできません。

塗装工事はあくまで塗装ができる屋根材があることが大前提ですので、どんな状態でも塗装ができるわけではないことを知っておきましょう。

塗装できない屋根材がある

スレートの中には塗装ができない屋根材として知られている特定の商品があります。

劣化しすぎて塗装ができない屋根とは違い、塗装できない屋根材は塗装工事に耐えられない塗ることができない屋根材の事です。

初期のノンアスベストのスレート屋根材に多く、メンテナンス時期になって初めてそのような話が出てきた屋根材ですので、購入時は将来塗装ができない屋根材になるとはだれも知らなかった屋根材です。

お客様には全く非がありませんが、塗装がNGの屋根材だった場合は塗装工事以外にメンテナンス方法を検討していただくことになります。

塗装工事NGの屋根材についてはこちらの記事をご覧ください。

屋根塗装のご相談は塗り達まで

屋根塗装をしないと起こるデメリットやリスクについて解説しました。

早めの点検で塗装工事の計画を立て、雨漏りやシロアリからお家を守りましょう。

屋根塗装のご相談は塗り達まで!お気軽にご連絡ください