塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

屋根塗装の全工程を解説!耐久性の高い塗装工事にするために必要なこととは l塗り達

2023年8月23日 公開

これから屋根塗装を控えている方、また検討中の方、せっかく工事するなら耐久性が高く長持ちする塗装がいいですよね。

しかし、具体的にどんな工程を経て完成するのか、詳しく知らないという方がほとんどではないでしょうか。

京都 T美容室様  I   京都市 外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 塗り達

屋根の塗装工事は、いろいろな工程を10~14日間ほどかけて工事を行います。
1つ1つに行う意味があり、どれか一つが抜けてもよい工事にはなりません。

今回は、広く普及しているスレート屋根の塗装の全工程を写真付きで解説します!最後までぜひご覧ください。

 

①足場組み

屋根塗装の工事で最初に行うことは足場の設置です。

高所作業のため職人の安全確保、作業効率の安定、品質確保のため、足場の設置は欠かせません。

屋根だけの工事を行う場合もメッシュシートで建物全体を覆います。
また、次の工程「高圧洗浄」で水が飛び散らないように養生を行います(写真 中央)。

屋根の傾斜が急な場合は屋根足場を設置することもあります(写真 右)。

②高圧洗浄

塗り達 施工事例

塗装前に高圧洗浄を行います。

高圧にした水を使って、屋根の上の汚れ、カビコケ、古い塗膜 などを洗い流します。

劣化が進んだ状態の屋根は、塗膜が密着しておらず塗料が粉のようになってのっかっているだけの状態になっています。

このまま塗装してしまうと、古い塗膜のせいで新しい塗料がうまく密着せず、早期はがれの原因になってしまいます。

③下地処理(板金部分)

スレート屋根は棟部分に板金が使われていることが多く、この部分も劣化するので一緒に塗装します。

金属は、サビの発生を抑制することが塗装の1番の目的なので、下地処理でケレンを行いさびを落とします。

④下塗り(板金部分)

板金部分の下塗りにはさび止めを使います。

さび止めは新たなサビの発生を抑制し、金属をサビから守ってくれます。

棟板金のほか、袖板金なども同じように塗っていきます。

⑤下塗り1回目(スレート部分)

いよいよ塗装が始まります。スレート部分には下塗りにシーラーを使います。

シーラーは下塗り材の一種で、屋根材に浸透して内側ら固めで屋根材を強固にする働きがあります。

本来の下塗りの役割である「下地と上塗り塗料との密着を高めるシールの役割」もあります。

⑥下塗り2回目(スレート部分)

屋根の場合、屋根を強固にするために下塗りは標準で2回塗りを行います。

ちなみに下塗り剤は透明なものもありますが、塗り達ではあえて白を使っています。

その理由は、塗っていることがよくわかるからです!

下塗りの上から上塗り塗料をぬるので、白は隠れてしまいますが、隠れてしまうからこそ下塗りを入れているのかどうかわからないと困るのです。

下塗りが入っていないと、早期はがれの原因になるなど施工不良となってしまいます。

完成後にはわからない工程だからこそ、目に見えて確認できるよう白い塗料を使って写真で記録をしています。

⑦タスペーサー挿入

タスペーサーの画像

下塗りの後、タスペーサーを挿入していきます。

タスペーサーは縁切り材とも呼ばれ、スレート屋根の間の隙間を確保するために使います。

スレートは、少しずつ重なるように葺かれているのですが、屋根材と屋根材の間の隙間を雨が通り抜けるようになっています。

ただ、この隙間は塗料を塗ってしまうと塗膜でくっついてしまい、水が通れなくなってしまうのです。

そうなると、入り口はあるのに出口がない雨水が屋根材の下に大量に溜まることになり、放置していると雨漏りの原因になってしまいます。

昔はすべての塗料を塗ったあと、カッターを使って手作業で隙間をあけるという縁切りの工程を入れていました。

しかし、せっかくきれいに塗った塗膜を傷つけてしまう上に、屋根全体に行うと大変な労力がかかるため、現在はタスペーサーを用いるのが主流になっています。

▼タスペーサーについてはこちらの記事もご覧ください。

⑧上塗り1回目(スレート部分・板金部分)

最後の仕上げ上塗りです。

上塗りも2回同じ塗料を重ねて塗ります。そのため上塗り1回目を「中塗り」と呼ぶこともあります。

中塗りは、スレート部分、板金部分を同じ塗料を使って塗っていきます。

⑨上塗り2回目(スレート部分・板金部分)

最後に上塗り2回目です。

ムラなく均等な塗膜を付けるために、確認しながら丁寧にスピーディに作業します。

⑩塗装完了

屋根の塗装が完了しました!

色があせカビやコケがついていた屋根から、塗膜がよみがえりきれいな屋根になりましたね!

これで、屋根材はまだまだ活躍できそうです。

最後に足場を解体して、工事は完了となります。

 

屋根の塗装工事 まとめ

屋根の塗装工事について工程を写真付きで解説しました。

①~⑩までの工程で、どの部分が重要だったかお分かりになりましたか?

答えは「全部」です!

屋根の塗装工事の工程は、どれか1つでもかけてしまうとよい工事にはなりません。

すべて耐久性の高い塗膜を作るために必要な工程です!

また、高圧洗浄と各塗装の工程の間には「乾燥期間」が存在します。

塗料は乾燥するときに密着するので、この時間を飛ばしてしまってもいい塗膜ができないのです。

全工程を終えるのに約2週間かかるのは、乾燥期間をとる必要があるからです。

 

塗り達では、熟練の職人が作業を行いますので、工程を飛ばしてしまった、下塗りを1回塗っていなかったということはありません。しかし、記録として工程を写真で保存しています。

工事写真帳として、工事完了後にお客様にもお渡ししていますので、ぜひご覧になってください。

 

屋根塗装の施工実績も多数ございます。

塗り達の屋根塗装 施工事例を見る

耐久性の高い屋根の塗装は、塗り達までご用命ください!

 

 

 

屋根塗装の画像
2026年3月8日 更新!

屋根塗装でローラーが選ばれる理由とは?スプレー・刷毛との違いも解説

2026年3月8日 公開 屋根塗装では様々な道具を使って塗料を塗ります。 「塗り方にはどんな種類があるの?」 「なぜローラーで塗るの?」 と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。 塗装方法には主に3種類の方法がありますが、現在の屋根塗装ではローラー工法が主流です。 この記事では、ローラーが多く選ばれる理由と他の塗装方法との違いについて解説します。 目次屋根塗装に使われる主な3つの塗装方法1. ローラー塗装2. スプレー塗装(吹き付け塗装)3. 刷毛(はけ)塗りなぜローラーが主流なのか?1. 飛散の心配が少ない2. 塗膜がしっかり厚くなる3. 無駄が少なく、コストも抑えられる4. 作業音が静かで近隣にも配慮スプレーや刷毛が使われる場面もあります屋根塗装ではローラー塗装が安心・確実な選択肢 屋根塗装に使われる主な3つの塗装方法 屋根塗装で使われる3種類の方法について確認しておきましょう。 1. ローラー塗装 ローラーを使って塗料を手作業で屋根に塗っていく方法です。広範囲をムラなく塗れるため、現在最も一般的な工法となっています。 2. スプレー塗装(吹き付け塗装) 機械を使って塗料を霧状に吹き付ける方法。広い面積をスピーディーに塗装できるのが特徴ですが、飛散のリスクが高く、近隣トラブルになる可能性も。 3. 刷毛(はけ)塗り 細かい部分や狭い隙間など、ローラーが入りにくい部分を塗るために使われる補助的な工法です。広範囲をこれで塗るのは手間がかかるため、全体塗装には向きません。 なぜローラーが主流なのか? 屋根塗装でローラー塗装が主流になっているのには理由があります。 1. 飛散の心配が少ない 屋根塗装では、風による塗料の飛散が近隣住宅や車に被害を与える恐れがあります。スプレー塗装ではこの飛散リスクが高く、施工に注意が必要です。 一方、ローラーなら塗料が飛び散りにくいため、安全かつ安心して作業できます。 2. 塗膜がしっかり厚くなる ローラー塗装は塗料をしっかり押し付けて塗るため、均一な厚みのある塗膜が形成できるというメリットがあります。 屋根のように紫外線や雨風を直接受ける箇所には、耐久性が高まる厚い塗膜が重要です。 3. 無駄が少なく、コストも抑えられる スプレー塗装は霧状に塗るため、風で飛んだ塗料の無駄が多くなりがちです。塗料を大量に使う必要があり、コスト増になることも。 ローラーなら、必要な分だけを適量使えるため、無駄が少なくコストを抑えやすいのです。 4. 作業音が静かで近隣にも配慮 スプレータイプの塗装ではコンプレッサー音が出るため、騒音問題になりやすい側面もあります。 ローラー塗装ならほぼ無音で静かに作業できるため、近隣住宅への迷惑も少なくて済みます。 スプレーや刷毛が使われる場面もあります スプレー塗装は工場や大面積の壁面などに向いており、一般住宅の屋根ではあまり使われません。 刷毛は屋根の隅・谷部分・細かい凹凸など、ローラーが届きにくい箇所に使用されることがあります。 つまり、ローラー塗装+刷毛塗りの併用が一般的です。 屋根塗装ではローラー塗装が安心・確実な選択肢 屋根塗装においてローラーが選ばれるのは、 飛散しにくく近隣にやさしい 塗膜が厚くて耐久性に優れる 無駄が少なくコストを抑えやすい 作業音が静かで安心 といった、安全性・仕上がり・コストのバランスがとれた施工方法だからです。 塗装業者によっては、「ローラーと刷毛の併用で丁寧に仕上げます」と明記しているところもあります。 施工前には、どのような道具でどんな塗り方をするのか、説明してもらうと安心ですね。不明点や心配なことはしっかりと契約前に確認しておきましょう。

MORE

2026年3月4日 更新!

外壁塗装と雨樋は同時施工が断然おすすめ!その理由とは?

2026年3月4日 公開 外壁塗装を検討していると、外壁以外の劣化も気になってしまうかもしれません。 特に外壁に近い場所で存在感のある雨樋の劣化はよく目立つため、一緒にきれいにしたい!と考える方も多いのではないでしょうか? 実は、外壁塗装と雨樋の工事は同時に行うことで多くのメリットがあります。 この記事では、外壁塗装と雨樋をセットで施工することの利点や、同時施工をおすすめする理由についてわかりやすく解説します。 目次 雨樋も経年劣化する 外壁塗装と雨樋を同時に施工するメリット● 足場代が一度で済むからコスト削減● 効率的な工事で工期も短縮● 外観の仕上がりが美しく統一される● 将来的なメンテナンス計画が立てやすくなる雨樋の状態はプロに見てもらうのがおすすめ外壁塗装と雨樋のメンテナンスは塗り達!  雨樋も経年劣化する 雨樋(あまどい)は屋根に降った雨水をスムーズに地面へ流すための重要な設備です。 日常ではあまり意識されませんが、長年使用していると ひび割れ・変形 落ち葉やゴミの詰まり 金具のサビや外れ などの劣化や不具合が生じます。 外壁塗装と同様に、定期的なメンテナンスや交換が必要なのです。  外壁塗装と雨樋を同時に施工するメリット 雨樋は、竪樋と軒樋があります。よく見ると2階や3階の屋根からの雨を集めるため高所にも設置されており、意外にたくさんあることがわかるでしょう。 外壁塗装と雨樋を一緒に塗装すると様々なメリットがあります。 ● 足場代が一度で済むからコスト削減 外壁塗装も雨樋工事も、足場の設置が必要です。 足場設置を別々に行うと、そのたびに費用がかかってしまいます。 しかし同時に施工すれば、足場は一度きりの設置でOK。 20万円前後かかる足場費用を節約できるのは大きなメリットです。 ● 効率的な工事で工期も短縮 別々に工事をするよりも、上手にスケジュールを組むことで工期も短く効率的に。 何度も業者が出入りすることがなく、生活への影響も最小限に抑えられます。 ● 外観の仕上がりが美しく統一される 塗装したばかりの外壁に、塗装していない雨樋が残っていると、思った以上に劣化が目立ち見た目に違和感が出ることも。 同時に施工すれば、外壁と雨樋の色・質感のバランスを整えることができ、仕上がりがぐっと美しくなります。 ● 将来的なメンテナンス計画が立てやすくなる 外壁と雨樋のメンテナンス時期が揃うことで、今後の修繕計画も立てやすくなります。 「次回はまた同じタイミングで点検しよう」といったように、管理コストや手間を抑える効果も期待できます。 雨樋の状態はプロに見てもらうのがおすすめ 普段からあまり意識してみていない雨樋の劣化状態は、外壁塗装を依頼する際に、雨樋の状態も一緒に診断してもらうと安心です。 ひび割れやサビ、傾きなどのトラブルがあれば、この機会に交換や補修を検討しましょう。 小さな不具合も放置しておくと、雨漏りや外壁へのダメージにつながることもあります。 外壁塗装と雨樋のメンテナンスは塗り達! 外壁塗装と雨樋の同時施工は、費用・工期・仕上がり・将来のメンテナンスの面で多くのメリットがあります。 足場代の節約 仕上がりの美しさ 工事中のストレス軽減 長期的な住まいの保護 これから外壁塗装をお考えの方は、雨樋のチェックと同時施工の検討もお忘れなく。 住まい全体のメンテナンスを一括で進めることで、将来的にも安心感が得られます。 外壁塗装とセットで雨樋のメンテナンスもご検討されているなら、塗り達までご相談ください!

MORE

モニエル瓦の塗装の様子です
2026年2月27日 更新!

工事前に知っておきたい屋根の「スラリー層」の塗装ポイントとは?失敗しないための注意点を解説

2026年2月27日 公開 屋根塗装を検討していて、聞きなれない「スラリー層」という言葉に疑問を持たれた方もいるかもしれません。 スラリー層とは、セメント瓦や乾式コンクリート瓦の表面に施された、着色用のセメント系薄膜層のことを指します。この層には、顔料や微細なセメント成分が含まれており、瓦の色合いや質感を整えるために施工されるものです。 スラリー層は、製造時点では美観を整える役割を果たしますが、年月とともに劣化しやすく、塗装時のトラブルの原因になりやすいという特徴もあります。 この記事では、工事前にしっておきたい、スラリー層の塗装ポイントについて解説します。 目次スラリー層がある瓦の代表例スラリー層の問題点と、塗装時のトラブル例スラリー層がある場合の屋根塗装の注意点専用の塗料を使用実績のある塗装業者を選ぶスラリー層がある屋根には専門的な塗装が必要 スラリー層がある瓦の代表例 スラリー層が存在する屋根材としては次のようなものがあります。 セメント瓦(旧来の和風住宅に多く使用) モニエル瓦(洋風住宅で使用された乾式コンクリート瓦) 特にモニエル瓦は、スラリー層による塗膜トラブルが多発しやすい屋根材として知られており、専門的な知識がないまま塗装すると、剥がれや膨れが起こるリスクがあります。 ▶スラリー層についてさらに詳しい記事はこちら 京都・滋賀の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へスラリー層とは?特徴やメンテナンスの注意点を解説https://nuritatsu.com/blog/549532025年9月30日 公開スラリー層とは、モニエル瓦の表面に吹き付けられた着色層のことで、着色スラリーとも呼ばれます。スラリー(slurry)とは泥や砂、セメントなどに水がまざりかゆ状になった混合物の事を意味します。モニエル瓦はセメントと砂でできており、そのままでは防水性がありません。そのため、着色料を混ぜたセメントを厚さ1mm程度表面に塗り、色を付けると同時に防水性能を持たせてあります。この1mmの層をスラリー層と呼びます。特徴スラリー層の厚みは、スレートの塗膜がおよそ0.06mm~0.1mmであるのに... スラリー層の問題点と、塗装時のトラブル例 スラリー層には以下のような課題があります。 脆弱で密着力が低い  スラリー層自体が劣化すると、新しい塗料がしっかりと定着しないという問題が起きます。これは、スラリー層が粉化していたり、雨風で一部剥がれていたりすることが原因です。 塗膜剥離のリスクが高まる  下地処理をせずに塗装すると、表面のスラリー層ごと塗膜が剥がれてしまうことがあります。特に塗装から数ヶ月〜1年で、表面がパリパリと浮いてくるような剥離現象が発生することも。 スラリー層がある場合の屋根塗装の注意点 スラリー層がある屋根材を塗装する際には、スレートや金属屋根とは違った特別な対応が必要です。 高圧洗浄で徹底的に除去 まず重要なのが、スラリー層の徹底除去です。高圧洗浄を何度もかけて、劣化したスラリー層をできる限り取り除きます。これを怠ると、どんな高性能な塗料を使っても塗膜不良の原因になります。モニエル瓦などスラリー層の除去が必要な場合は、通常の高圧洗浄機ではなくノズルを取るねーそに変えてより強力な水圧で洗浄を行います。 専用の塗料を使用 モニエル瓦などは専用の塗料があるため、それらを使うことでより耐久性の高い塗装工事ができます。 ▶オリエンタル塗料工業 マイティシリコン 実績のある塗装業者を選ぶ 一般的な屋根塗装と違い、スラリー層のある屋根材は専門知識が必要不可欠です。モニエル瓦やセメント瓦の塗装経験が豊富な業者を選び、適切な施工計画を立ててもらうようにしましょう。 スラリー層がある屋根には専門的な塗装が必要 スラリー層は、一見するとわかりづらい屋根材の特徴ですが、塗装の成否を左右する非常に重要な要素です。しっかりと下地を処理し、スラリー層に対応した塗装方法を取らないと、短期間で剥離や不具合が起こるリスクがあります。 屋根塗装をご検討の方は、まずは信頼できる専門店に相談し、自宅の屋根材にスラリー層があるかどうかを確認した上で、適切な塗装プランを立てましょう。 スラリー層のある屋根材の塗装工事なら、モニエル瓦やセメント瓦の施工実績も豊富な塗り達にご相談ください!        

MORE