陸屋根の防水工事についての基礎知識 おすすめの工法とは? l塗り達
2023年11月19日 公開
陸屋根とは、勾配のない平らな屋根の事です。
室内の空間をとれるほか、屋上として使うこともできるので人気があります。

陸屋根の場合屋根材が葺かれていることはなく、雨がたまらないように排水設備と防水施工をしてあることがほとんどです。
今回は、陸屋根の防水工事についての基礎知識と、陸屋根のおすすめの防水工事の工法について解説します。
陸屋根の特徴
陸屋根は、勾配のない平らな屋根の事です。
一般の戸建て住宅では屋根に瓦やスレートで勾配のある屋根を作るデザインが多いですが、敷地面積が限られている場合など、3階建て+陸屋根で空間をたくさん設けるデザインも人気です。
勾配がないため雨が排水機能がきちんと整っていないと、雨水が排水されず床にしみこみ雨漏りの原因となります。
また防水施工も同様に、雨漏りを防ぐために必要です。
ルーフバルコニーと屋上
陸屋根に近いものとして、ルーフバルコニーや屋上などがあります。
ルーフバルコニーは床に傾斜がついており、ドレンから排水されるように設計されています。
また戸建て住宅でも、四角い箱のようなデザインの住宅人気が高まっているため、屋上を庭の様に活用する例もありますよね。

陸屋根の防水工事の重要性
陸屋根の防水工事が重要なのは、普通の屋根よりも雨漏りのリスクが高いからです。
勾配のある屋根の場合、スレートなど屋根材の下に防水のルーフィングシート、野地板とあり、勾配に沿って水が流れ落ちるためたまってしまう心配はほぼありません。
しかし、勾配のない陸屋根の場合雨が降れば当然屋根の上にたまります。そのため防水施工がされていない又は劣化していると雨漏りの直結してしまうのです。

陸屋根の防水工事 おすすめ
防水工事にはいろいろな工法がありますが、陸屋根のおすすめのの防水工事は次の通りです。
①シート防水

陸屋根のおすすめの防水工事1つ目はシート防水です。
シート防水は、防水性のあるシートを敷き、つなぎ目もしっかりと埋めて防水層を作る方法です。
- 広くて平らな場所に施工しやすい
 - 塗膜が均一で防水性が高い
 
といったメリットがあります。
②ウレタン防水

液状のウレタンを塗って現場で硬化させ、防水層をつくる方法です。
どんな形状でもつなぎ目のないシームレスな防水層を作ることができます。
比較的安価
立ち上がりまでつなぎ目なく施工可能
な点がメリットです。
③FRP防水

FRP(繊維強化ガラス)防水は、ガラスマットを敷いて防水層を作ります。
強固な防水層が作れる
比較的どんな形状でも施工可能
なので、バルコニーなどにもよく採用される方法です。
ドレンなどの改修も

ドレンなど排水設備の改修も必要です。
基本的には枯葉などのつまりを取り除き、水が流れやすい状態を保つことが大切です。
ドレン周りの防水施工が劣化していたり、水がうまく排水されない等の場合は、ドレンの改修も行います。

陸屋根のメンテナンス
陸屋根のメンテナンスは、防水工事のメンテナンスと排水設備のメンテナンスです。
防水層は紫外線に弱く、表面のトップコートは薄くなってきます。そのため約10年でトップコートの塗り替えが必要になります。
次のような症状が見られたら、メンテナンスのサインです。
ひび割れがある
膨れがある
いつも水たまりができている
植物が生えている
これらは防水機能が低下しているサインなので、メンテナンスを検討しましょう。
それ以上放置すると、防水層が痛み、さらに進むと下地に雨漏りが発生します。下地からすべてやり直すとなると時間も費用もトップコートだけの施工に比べるとかかってしまいますので、メンテナンスの時期を逃さないようにしましょう。
陸屋根は、勾配がないため、屋根の上に上がるときに足場がなくても工事が可能です。ベランダやバルコニーの防水工事のように、施工のために室内を通っても問題なければ足場なしで施工できる点はメリットです。
外壁塗装やその他の工事を行う場合は、足場を組むので陸屋根の上に移動するときも外側から足場を使って移動します。
施工のための機械や塗料を持ち運ぶため、外から上った方がお客様へのご迷惑は少ないでしょう。
陸屋根の防水工事は塗り達にお任せ!
陸屋根の防水工事について解説しました。
防水工事は経年劣化があるため、特に何もなくても時期が来ればメンテナンスが必要です。
普段使っていない屋根の上でも劣化が進行すると雨漏りが起こり、室内環境にもダメージが出ます。
陸屋根の防水工事に関するお問い合わせは塗り達まで!
 








