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雨漏りしやすい屋根の形状がある?形状別の特徴や注意点とは

2025年1月31日 公開

日本の住宅の屋根には様々な形状のものがあります。

屋根は雨からお家を守ってくれる重要なものですが、屋根の形状によって雨漏りしにくいものや、雨漏りのリスクが高い形状があることを知っていますか?

今回は雨漏りしにくい屋根の形状や、形状別の傷みやすいポイントなどをお伝えします。

雨漏りが起こりやすい屋根の形状

すべての屋根の形状で雨漏りする可能性がありますが、雨漏りしやすい屋根には決まった形状や特徴があります。

接合部が多い

屋根は片流れでない場合、棟から勾配が各方向についています。そのため、1枚物の屋根ではなく接合部分ができます。

接合部分は隙間が空いているので板金でカバーしていますが、雨漏りが起こりやすい場所です。

接合部分が多いほど隙間がある部分も多いので、接合部分が少ない屋根の比べると、雨漏りリスクが高くなります。

勾配が緩やか

屋根は勾配を付けて雨が屋根の上にとどまらないようにしています。

勾配が緩やかな場合、屋根の上に雨がとどまる時間が長く雨漏りリスクが高くなります。

勾配のない屋根(陸屋根)の場合は、防水工事を行います。

谷樋板金がある形状

塗り達 施工事例

屋根の勾配が下がっている部分が集まって樋のような働きをする谷樋板金がある屋根の形状も、雨漏りリスクが高くなります。

接合部分が多いことに加えて、谷樋の板金が痛みやすく隙間もできやすいからです。

屋根 施工後 ドローン

軒が短い

軒が短い屋根の形状は、屋根から落ちる雨水が外壁のほうへ伝い、取り合い部分から屋根裏へ入り込みやすくなっています。

片流れ屋根も軒先が短い屋根で、同様に伝い水が外壁と屋根の取り合い部分から侵入しやすくなっています。

雨漏りリスクを回避する屋根のメンテナンス方法

雨漏りしやすい屋根の形状である場合、定期的な屋根点検と異常があった際の早急な補修対応が必要です。

屋根のメンテナンス方法には次のようなものがあります。

屋根塗装工事

塗り達 施工事例

屋根材の表面の塗膜を新しくつけなおし、屋根材を保護するメンテナンス方法です。

およそ10年に一度塗装工事を行うことで、屋根材を長く使うことができ、屋根材の下の防水シートや野地板、室内環境を守ることができます。

屋根板金工事・板金部分の塗装工事

塗り達 施工事例

雨漏りリスクの高い谷板金は、サビ止め塗装がおすすめです。

サビは美観性を損なうばかりか、穴あきなど機能性にダメージを与える損傷を引き起こします。

 

塗り達 施工事例 雨漏り

袖板金や棟板金は、風で飛ばされたり外れたりしやすい部材です。もしなくなっていることに気づいたら、隙間から雨漏りする前に早急に板金工事を行って設置しましょう。

屋根葺き替え工事

屋根からの雨漏りが進行していたり、屋根材の耐久性がない場合、新しく葺き替える工事がおすすめです。

屋根材の下の野地板や、防水性能のあるルーフィングシートも同じように経年劣化するので葺き替え工事ですべて貼り換えて、雨漏り前に屋根を一新する方法がおすすめです。

屋根カバー工法

葺き替え工事と同じく屋根材を新しくしますが、こちらはもともと使っていた屋根材は残したまま、その上から新しい屋根材を葺きます。

既存の屋根が塗装できない、劣化が激しいなどの場合で、かつ軽量の場合はカバー工法が施工できます。

葺き替えよりも手軽な方法で、条件に合えばおすすめできるメンテナンス方法です。

どんな形状でもメンテナンスは定期的に!

屋根の形状によって雨漏りリスクが高くなることやメンテナンス方法について解説しました。

形状別に雨漏りのしやすさはあっても、やはりすべての屋根の形状で経年劣化は起きてしまいます。

雨漏りが起こってから補修を行うよりも、雨漏りする前に定期的なメンテナンスを行うことがおすすめです。

築後およそ10年くらいから雨漏りリスクが高くなってきます。

そろそろメンテナンス時期が来ているという方は、一度屋根の現状を確認してみませんか?

屋根の無料点検・施工提案は塗り達までご依頼ください!!

 

 

2025年10月31日 更新!

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