
2024年5月4日 更新!
防水工事の膨れは何が原因?考えられる理由と対処法を解説 l塗り達
2024年5月4日 公開 ベランダやバルコニーの防水層の劣化症状の1つに「膨れ」があります。 本来下地に密着しているはずの防水層が膨れるのには原因があり、メンテナンスを考えなくはいけません。 本記事では、防水工事の施工箇所にできる膨れの原因と対処法について解説します。 防水層の膨れ 防水層の膨れとは、本来密着してるはずの防水層が何らかの原因で膨れて、下地から浮き上がっている状態を言います。 上記写真では一部分だけ盛り上がっているところがあるのがわかります。 原因 防水層の膨れの原因には次のようなものがあります。 雨が入り込んでいる 防水層は雨が入り込まないように施工するものですが、劣化や損傷などの原因によってどこかから雨が侵入していることが考えられます。 防水層は水を通さないため、入ってしまったものの出口がなくなり出られなくなった雨と考えることができます。 元々下地に含まれていた水分が蒸発してきている 防水工事をした下地が雨漏りなどで水分を含んでいた場合、その上から蓋のように防水層を施工してしまうと、蒸発してきた水分が出られなくなり、膨れの原因になります。 雨漏りをしている場合、下地に密着させる方法ではなく、通気緩衝工法など上がってきた水分が逃げられるように施工することが必要です。 雨漏りしていることがわからず、また正しくない施工方法を選んでしまった場合に膨れとなって現れることがあります。 対処法 防水層に膨れが見られる場合、まずはその部分の水分や空気を抜きます。 カッターなどで防水層を切り取り、下地処理を行います。 防水層を切り取った場所に再度施工を行い、周りとなじませます。 下地処理ができたら、プライマー→ウレタン塗膜と施工して完成です。 膨れていた箇所がしっかりときれいになりました。 膨れのみで雨漏りしていない場合は、部分的な補修が可能です。 しかし、上記写真のように、膨れが破れ、防水層も下地も傷んでしまっているという場合は、雨漏り補修を行った後に通気緩衝工法などの防水工事を施工します。 下地や劣化状態に合わせて最適な防水工事を選択する必要があるため、まずは現状の調査をしましょう。 防水層のメンテナンスは定期的に行いましょう 雨漏りなどが起こらないと、防水工事のメンテナンスを考える方は少ないかもしれません。 しかし、雨漏りしてから補修となると、下地からすべてやり直す必要も出てくるため、時間もお金もかかってしまいます。 防水工事の劣化は表面のトップコートから始まります。およそ5~7年で塗りかえると、下の防水層や下地にまで影響が出ることが少ないため、こまめなメンテナンスを検討しましょう。 防水工事の施工は外壁塗装や屋根塗装と一緒に行うこともできます。 ご相談は塗り達まで!お気軽にお問い合わせください。MORE