
2024年4月19日 更新!
コロニアルの屋根工事 メリットや工事のポイントを解説 l塗り達
2024年4月19日 公開 コロニアルという屋根材を知っていますか? コロニアルはケイミュー株式会社が販売している屋根材の商品名で、スレートに分類されます。 比較的安価で施工しやすいことから全国に普及しており、スレート屋根の中でもシェアが多いことからスレート屋根のことを「コロニアル」と呼ぶ人もいます。 本記事では、コロニアルの特徴や工事を行う際のポイントなどを解説していきます。 コロニアルの特徴 コロニアルは、比較的安価でカラーバリエーションも豊富なため、どんなお家でもマッチする汎用性の高い屋根材です。 (出典:ケイミュー㈱ 公式サイト) 化粧スレート(表面が塗装してあるスレート)の1種で、耐久年数は20~25年とコスパのよい屋根材です。 コロニアルのメリット・デメリット コロニアルを使うメリットとデメリットを確認しておきましょう。 メリット 施工が簡単 デザイン・カラーが豊富 軽量 価格や比較的安い 先にのべたように、安価で施工が簡単なので戸建て住宅での採用率はとても高い屋根材です。 またカラー・デザインも豊富で、どんなデザインの住宅でも合うものが見つかるでしょう。 コロニアル自体は薄く軽量なため、躯体へかかる重量の負担が少なく、耐震性の面でも優れています。 デメリット ひび割れやすい 寒さに弱いので寒冷地では不向き 汚れやすい アスベスト含有のものがある 軽量で薄いメリットが、劣化の部分ではひび割れしやすいとデメリットにもなります。また断熱性がよくないため寒冷地での施工には不向きな屋根材です。 現在発売されているコロニアルにはアスベストが含まれているものはありませんが、アスベストの使用が禁止された2006年より前に製造されたコロニアルには含まれていることがあります。 製造自体は中止されていますが、いま使われているアスベスト含有コロニアルについては除去の義務はないため、中古物件などでは今でも現役で屋根材として葺かれている可能性があります。 コロニアルの劣化症状 コロニアルは、表面に塗装を施してあります。 経年劣化で塗膜が薄くなり、 色褪せ カビ・コケの発生 割れや欠け 等が見られるようになります。 塗膜があると水をはじいてくれますが、劣化によってコロニアルが水を吸い込むようになり内側に入り込んだ水分が乾く、を繰り返し、もろくなってきます。 コロニアルのメンテナンス方法 約10年に一度、塗装によるメンテナンスがおすすめです。 #gallery-1 { margin: auto; } #gallery-1 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-1 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-1 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 塗膜がよみがえると、コロニアルもさらに10年と使い続けることができます。 コロニアルで屋根工事を行う場合 コロニアルの屋根で葺き替え等の屋根工事を行う場合は、アスベスト含有に注意しましょう。 ケイミューのコロニアルは2000年ころから製造開始されていますが、アスベストの使用が禁止になる2006年まではアスベストが含まれたコロニアルが製造されていました。 アスベストは健康被害が問題になり人体には悪影響がありますが、建材としては大変優秀なためアスベストが含まれた屋根材はとても頑丈で耐久性が高いのです。そのため、2006年までに製造されたコロニアルでもいまだ現役で屋根として使われている物件も少なくありません。 葺き替え工事でアスベスト含有のコロニアルを下ろす場合は、アスベストが飛散しないよう特別な処置が必要になります。 アスベストが含まれているかの調査もできるので、施工店にお尋ねください。 ▶アスベストに関する詳しい説明は 厚生労働省の公式サイトもご覧ください。 コロニアルのメンテナンスは塗り達まで! コロニアルについて解説しました。 多くのスレートと同様に、塗装によるメンテナンスが可能な屋根材です。 また、屋根工事の際にはアスベストが含まれているか事前に調査が必要です。お気軽にお尋ねください。MORE