2022年3月9日 更新!
屋根塗装で使用する塗料の種類をみてみよう~上塗り塗料~
前回の続きです☆ 前回のブログ↓ 京都・宇治・八幡の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へ屋根塗装で使用する塗料の種類をみてみよう~下塗り塗料~ l京都市、宇治市、八幡...https://nuritatsu.com/blog/39250 今回は屋根の塗装についてお話ししたいと思います。 屋根塗装を行う際は、屋根材の種類や求める機能性によって塗料を選びます。これは、外壁塗装を行う際にもいえることで、みなさんとても悩まれると思います。 屋根塗装は外壁塗装と同じように、常に外的要因にさらされていますので、劣化のスピードはおのずと早く、長期間の耐久性が求められます。 そして、人の目線よりも高いところにあり面積も広いため、頻繁に塗りなおすことができるものではありません。 だからこそ塗料選びは難しいですよね。... 前回、下塗り用の塗料についてご紹介させていただきました。 今回は、屋根のイメージを大きく左右する上塗り用の塗料についてご紹介したいと思います。 塗料の種類(上塗り用) 塗料によって耐用年数や機能が異なるので、ぜひ!塗料を選ぶ際、参考にして頂けると幸いです。 アクリル塗料 アクリル樹脂を主成分としている塗料で、高い耐候性と透明性を持っている。 日用品など身近な製品(標識や車輪用品など)で使用されている塗料。 耐用年数は短いが費用が安く抑えられるので、新築の住宅での使用が多い。 ウレタン塗料 ウレタン樹脂を成分とし、バランスのとれた性能でアクリル樹脂より耐久性が高い塗料。 弾性があるので塗膜に動きがあり、ひび割れを防いでくれる。 耐用年数は長くない為、次回の塗装は早めに予定を組むか、 早めに塗装をする予定がある場合などにおすすめ。 シリコン塗料 汚れがつきにくく自然環境への対候性が高いことから、お客様からの要望が多い塗料。 耐用年数は10~12年。 水性塗料と油性塗料に分けられ、それぞれ1液型と2液型に分けられる。 油性の2液型は品質や耐久性に優れているが、その分費用や手間がかかってしまう。 お客様の希望に合わせて品質と耐久性、費用のバランスをチェックする必要がある ラジカル塗料 2010年代に登場した最新鋭のハイテク塗料。 ラジカルという物質は、塗料が紫外線を吸収することで発生し、塗料の劣化を引き起こしてしまう。 しかし、高耐候酸化チタンと光安定剤という成分を含めた結果、 “ラジカル”の発生を防ぐことができ、「ラジカル塗料」として塗装業界に広く知れ渡った。 施工場所を問わず汎用性に優れている。 耐用年数は12~15年。 性能が高いにもも関わらず価格が安い。コストパフォーマンスに優れている。 遮熱塗料 紫外線を反射し、効率よく逃がしてくれる。 そのため、家の中に熱がこもったり、室内の温度が上昇するのを防いでくれる。 夏には冷房費の節約、節電効果をもたらしヒートアイランド現象の対策にも貢献。 耐用年数は12~15年。 汚れに強い。 フッ素塗料 主成分は合成樹脂で、樹脂にフッ素が含まれている。 耐用年数は12~15年 シリコンより結合力が強く太陽光や紫外線に強い(断熱性とは異なる) 水と密着する性質があり、汚れが付着しても落ちやすいといった特徴がある 防カビ性、防藻性に優れている 無機塗料 セラミックやレンガ、鉱物などの炭素を含まない無機物が主成分。 雨や紫外線によるダメージを受けにくいので劣化しにくく、長期間にわたって保護できる。 耐用年数は18~20年。 カビやこけの発生を抑えてくれる。 価格は高くなるが、有機塗料と比べると火事のとき燃えにくい 塗料を選ぶ際のポイント 屋根は、人の目線よりも高い位置にあるため、全貌を見ることはなかなかできません。 しかし、せっかく塗装を考えているのであれば、家のことを第一に選びたいものです。 まずは、屋根材や外壁材の種類を確認した上で、素材に合った塗料を選んでください。 その上で、家の周辺環境や住宅街の景観なども考慮しつつ、 耐久性と予算のバランスが取れた塗料を探してみると良いでしょう。 そして、イメージに合った見た目に仕上げるために、 カラーサンプルやカラーシュミレーションを使いながら、 お住まいにぴったりの塗料を見つけてみてくださいねMORE