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防水工事の記事一覧

2023年9月23日 更新!

ウレタン防水とは?特徴やメリットを解説 l塗り達

2023年9月23日 公開 この記事では、ウレタン防水について解説しています。 ウレタン防水は、防水施工方法の1つで、雨水が侵入しないようにウレタンで防水層を作る工事です。 ウレタン防水では、液状のウレタン樹脂を現場で硬化させて防水層を作ります。 このような施工方法を「塗膜防水」と呼びます。 ウレタン防水の特徴とメリット ウレタン防水の特徴やメリットを見てみましょう。 どんな場所にも施工可能 そのため、 ・複雑な形状 ・狭い場所 でも施工しやすく、戸建て住宅のベランダやバルコニーなどでよく使われる防水工法です。   つなぎ目のない防水層 また、塗膜で防水層を作るため、つなぎ目がないシームレスな防水層をつくることができます。 床面だけでなく、立ち上がり部分にも同じ塗膜で施工できるので、密着力が高く優れた防水性能を発揮します。 比較的安価で施工できる 他の防水工事に比べると、費用が安い点もメリットです。 手軽に施工できるので、これまで防水施工をしていなかった小さな場所でも施工しやすくなっています。 ウレタン防水のデメリット ウレタン防水のデメリットを挙げるとすれば、職人の技量によって仕上がりが左右されることでしょう。 外壁塗装も同じですが、人の手で塗膜を付けていくので、完全に均一な厚みを付けるのが非常に難しい作業になります。 腕の良い職人であれば、塗った感触で厚さの程度を把握してできるだけ均一に仕上げることができますが、元から同じ厚みに作られたシートを貼っていくシート防水のように機械的な厚さにはなりません。 ウレタン防水は、防水工事の施工実績が豊富で、専門としている業者に依頼するのがおすすめです。 2つの施工方法 ウレタン防水にはいろいろなやり方があります。 なかでもよく採用される2つの工法について解説します。 防水層を液状ウレタンで作ることは同じですが、防水層の下の施工方法について異なります。 ①密着工法 下地に直接プライマーを塗り、その上からウレタン層を作る方法です。 工期が短く、費用も安く済む点がメリットですが、下地のひび割れなどの影響を受けやすいため下地処理をきちんと行っていないと、防水層もひび割れてしまうというデメリットもあります。 ウレタン防水を行う前に下地を完全に乾かず必要があるので、比較的面積が小さいベランダやバルコニーなどの施工向きです。 下地に水分が残っていると、蒸発してきた水分が逃げられず膨れの原因になります。 ②通気緩衝工法 通気緩衝工法は、通気の取れるシートを下地と防水層の間に入れる方法です。 マス目の見えるシートが通気緩衝シートです。 この方法では、下地に雨漏りがあった場合でも、下地から上がってくる水分を逃がすことができるため防水層が痛みにくい点がメリットです。また密着工法よりも下地の影響を受けにくいので、広い面積のルーフバルコニーや、築年数が古い建物の施工に向いています。 ウレタン防水の劣化症状 ウレタン防水では次のような劣化症状が見られます。劣化症状が現れたら防水機能が低下してきているサインなのでメンテナンスを検討しましょう。 ①トップコートの色褪せ、割れ トップコートはウレタン防水層の上にぬる上塗り材のことで、紫外線による劣化から防水層を守っています。 この層が痛んでくると、その下にある防水層が痛み始め、水が侵入しやすくなってしまいます。 トップコートのみ塗り替える方法(約5年に一度)もあるので、防水層が痛む前に早めにメンテナンスを行いましょう。 ②雨のあと水たまりができる 防水工事で大切なのは、防水層ともう1つ排水です。 排水は排水溝がきちんと機能していることも必要ですが、勾配も必要です。 防水層が痛んで下地が痛み始めると、勾配がゆがんで水が流れなくなり水たまりができやすくなります。 ③コケや雑草が生えている 本来なら水が入らないように密閉しているにもかかわらずコケや雑草が生えているということは、どこかから雨や種が侵入している=塗膜が劣化している というサインになります。 ④ドレン(排水溝)が痛んでいる 排水に欠かせないドレンも劣化する部品の一つです。 枯葉やごみが詰まっていると排水ができなくなり水たまりになってしまいます。 防水層のメンテナンスと一緒にドレンの改修も行うのがおすすめです。   ウレタン防水もメンテナンスが必要です。防水工事のメンテナンスも外壁塗装や屋根塗装と一緒がおすすめです。 防水工事のご相談は塗り達まで♪      

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2023年9月10日 更新!

防水工事の種類と耐用年数 まとめ l塗り達

2023年10月10日 公開 住宅の防水工事にはいろいろな種類があり、特徴や強みが異なります。 費用とともにお客様が気になるのは「どれくらいもつのか」という耐用年数ではないでしょうか? そこで、本記事では防水工事の種類と特徴のほか、耐用年数をまとめました。 防水工事をお考えの方は是非参考になさってください。 防水工事の種類別 耐用年数 防水工事 工法 耐用年数 特徴 主な施工場所 ウレタン防水 5~10年 ・液状のウレタン樹脂を使って防水層を作る。 ・トップコートが紫外線に弱い ベランダ、バルコニーなど 狭い場所でも可能 FRP防水 約10年 ・FRP(繊維強化プラスチック)を敷きこんで防水層を作る ・耐荷重で防水性に優れる ベランダ、バルコニーなど ほぼどんな下地でも施工可能 シート防水 約10年 ・ゴムシート、塩ビシートなどの防水シートを使用 ・均一な防水層の施工が可能   ・ルーフバルコニー、屋上など広くて平らな場所向き アスファルト防水 15~30年 ・高耐久で高い防水性 ・重量があるため戸建て住宅には不向き ・マンションやビルの屋上など ・屋上緑化の下地として施工することも 防水工事の種類別の耐用年数と特徴です。詳しく見ていきましょう。   ウレタン防水 液状のウレタン樹脂を使って、防水層をつくる方法です。 密着工法:下地に直接ウレタン樹脂を塗る方法。安価で複雑な形の場所でもシームレスな防水層を施工できる。 通気緩衝工法:下地と防水層の間に通気の取れるシートを敷く方法。下地から上がってくる湿気を逃がすことができるため、すでに水を吸っている下地にも施工可能なため、メンテナンスで採用される   FRP防水 FRP(繊維強化プラスチック)を敷き込み、防水層を作る方法です。 非常に硬く、耐久性の高い防水工事ができます。 紫外線に弱いため、屋上への施工は不向きですが、新築戸建てのバルコニーやベランダなどでよく採用されています。   シート防水 シート防水は、あらかじめ製造された防水性のあるシートを敷いて、防水層をつくる工事です。 ウレタン防水など現場で塗る方法に比べると、均一な防水層を作ることができ、耐久性は高い方法です。 シート防水には2つの工法があります。 密着工法:下地にシートを密着させる方法です。裏面にのりなどの自着性のあるシートを使います。シート防水の中では安価な工法ですが、下地の状態によってきれいに貼ることができず、すぐに漏水するリスクがあります。 機械固定工法:専用の金具を使ってシートを固定していきます。下地と完全には密着していないので、下地の影響を受けにくく水分を含んだところにも施工可能です。 いずれの場合も、シートとシートの重なっている部分はシール処理をして雨水が入らないようにします。 アスファルト防水 防水工事の中でも最も歴史の古い方法が、アスファルト防水です。 耐久性が非常に高く、紫外線や雨風にも強いので、メンテナンスを頻繁に行うことが難しいビルやマンションの屋上などに採用されています。 デメリットとして、施工の際に火を使ってアスファルトを溶かしながら接着していくため、音やにおいが出る点です。 また、アスファルト自体に重量があるため、木造の戸建て住宅などは過重に耐えられないため施工できません。 防水工事はどうやって選ぶ? 主な防水工事を4つご紹介しました。 この中から、自宅にあった防水工事はどうやって選べばいいのでしょう? 防水工事は、前述の表にあるように施工が得意な場所や下地がそれぞれ違います。 例えば、 狭く複雑な形状のベランダなどでは、長方形のシートを使うシート防水は不向きです。 屋上の場合はFRPより塗膜防水の方が適しています。 すでに今ある防水層が劣化し、下地が雨を吸い込んでいるような状態であれば、密着工法を選んでしまうと、下地から上がってきた水分で防水層が膨らんでしまう恐れがあるため、通気緩衝工法を選びます。 このように、下地や現在の状態によって最適な方法が異なるため、専門業者に相談するのがよいでしょう。 防水工事のご相談は塗り達まで 塗り達では、現地調査や見積・施工提案はすべて無料です。 現在の状態を調査するだけでもOK!まずはお電話ください!

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ベランダ
2023年9月3日 更新!

バルコニーのメンテナンスは外壁塗装と同時がおすすめ! l塗り達

2023年9月3日 公開 2階や3階部分にバルコニーやベランダがあるお家は、外壁塗装と一緒にメンテナンスがおすすめです! バルコニーやベランダは、腰壁や床面の防水工事、笠木・手すりといった付帯部のメンテナンスが必要になります。 #gallery-1 { margin: auto; } #gallery-1 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-1 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-1 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 同時期に工事をすることでメリットもたくさんあります。今回はバルコニーやベランダのメンテナンスについて解説します。 ちなみに、 バルコニー:2階以上にあり、屋根などがない ベランダ :2階以上にあり、屋根がある の違いがあります。 バルコニーやベランダの劣化とメンテナンス バルコニーやベランダでメンテナンスが必要になる場所には、次のようなものがあります。 腰壁 腰壁とは、腰の高さくらいの壁のことで、空間を仕切ったり転落防止のために設置されます。 ・外壁と同じ素材でできている ・外壁とは異なる素材を組み合わせている ・後付けバルコニーの場合は、金属製の格子など があります。 腰壁は、外壁材と同じく経年劣化があるので、外壁と一緒に塗装をするのがおすすめです。 金属製の場合は、さび止めを使用して錆の発生を抑制するため同じく塗装を行いましょう。 #gallery-2 { margin: auto; } #gallery-2 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-2 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-2 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 床面の防水 新築時に床面を防水施工してあっても、7~10年くらいで劣化します。 戸建て住宅のバルコニーに採用される防水工事は、FRP防水かウレタン防水が多く、いずれもトップコートが紫外線に弱く劣化します。 床面の防水が劣化すると、床の木材にしみこんだり、雨漏りの原因となるため、外壁塗装と同時期に防水工事をするのがおすすめです。 笠木・手すり #gallery-3 { margin: auto; } #gallery-3 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-3 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-3 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 笠木は、バルコニーの腰壁の上にかぶせるように設置する部材の事です。 この上に手すりがついている場合もあります。 金属製の場合は、錆の発生を抑える必要があるので、ケレンしてさび止めを使用した塗装を行います。   あまりに劣化が進んでいる場合は、取り換えることもあります。 外壁塗装と一緒にメンテナンスがおすすめな理由 バルコニーやベランダのメンテナンスを外壁塗装と一緒にすると、次のようなメリットがありおすすめです。 ①足場組みが1度で済む 外壁塗装工事を行う場合は、必ず足場を組みます。 腰壁は、内側の塗装はバルコニーに立ってできますが、外側は足場がないと塗装できません。 そのため、足場を組んでいるときに一緒にメンテナンスすれば、何度も足場を組む必要がなくなります。 防水工事の場合は、施工のための材料搬入などが足場を伝って屋外から行えるため、職人が室内を通らせていただく必要がなくなります。 ②塗装の場合、同じ塗料で塗ることができる 腰壁の塗装の場合は、外壁と同時期に塗ることでムラなく均等な仕上がりにすることができます。 3年や5年と時間が空いてから一部分だけ塗装すると、同じ色で塗っていても思ったより前に塗った部分の劣化が目立ちます。 同時期に塗装しておけば、次回のメンテナンスも同時期に行うことができ計画を立てやすくなりますね。 ③雨漏りを防ぐ ベランダやバルコニーは、床面の防水の劣化や笠木・手すり廻りのシールの劣化で雨漏りが起こりやすい場所でもあります。 防水層がダメになっていたり、笠木から水が入ると、躯体の強度に影響が出たり、腰壁の塗装がはがれたりします。 せっかく外壁塗装を行ったのに雨漏りではがれてしまっては、意味がありません。 同時期にお家まるごとメンテナンスすることで、全体の耐久性もアップし、メンテナンス効果が最大限発揮できます。   バルコニー・ベランダのメンテナンスも塗り達にお任せください バルコニーやベランダのメンテナンスも塗装専門店の塗り達にお任せください。 塗り達は、外壁塗装工事はもちろん、防水工事や付帯部のメンテナンスもワンストップで施工可能です。 お家のメンテナンスは塗り達までお気軽にご相談ください♪    

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2023年8月11日 更新!

ベランダの防水工事は10年に一度で大丈夫? 劣化症状やメンテナンスのサインについて解説 l塗り達

2023年8月11日 公開 ベランダの防水層は、一般的に耐用年数が10年といわれます。 しかし、防水工事の種類や環境などによっても左右されるため、絶対に10年に一度とも言い切れないのです。 本記事では、防水工事の耐用年数と、防水層の劣化症状など、雨漏りになる前にメンテナンスを行うための基礎知識をまとめています。 防水工事の耐用年数 防水工事の耐用年数がおよそ10年といわれるわけは、戸建て住宅のベランダによく採用される防水工事の耐用年数が10年~12年のものが多いからです。 具体的には下記の通りとなります。   ウレタン防水 10年~12年 FRP防水 10年~12年 長尺シート 12年~18年 防水工事にはこのほかにもアスファルト防水やビックサン防水などがありますが、それぞれの工法によって得意・不得意があります。 戸建て住宅のベランダは、一般的に面先が小さく複雑な形状をしていることもしばしばです(真四角で大きいというベランダもありますが、建物自体がかなり大きくないと、ベランダにそれだけの面積を割くことが難しいでしょう)。 そのため、液状の防水材を現場で塗って硬化させる、塗膜防水やFRP防水が適しているのです。 ベランダの防水工事の耐用年数がおよそ10年といわれるのはこのためです。 もしアスファルト防水などを施工しているベランダがあるとすれば、耐用年数はもっと長く15年~30年くらいです。 アスファルト防水は、ビルやマンションの屋上など、面積が広い場所で、かつ建物が重量に耐えられるだけの強度が必要です。そのため、戸建て住宅の躯体強度では施工することが難しいのです。 10年経過したら必ず防水工事を行う必要がある? ベランダ防水の耐用年数が10年~12年ということがわかりました。 しかし、実際に10年経過した時点で必ずしも防水工事が必要でない場合もあります。 トップコートのみ、すでに塗り替えている 塗膜防水、FRP防水は、防水層を保護するために一番上の層にトップコートを塗っています。 防水層のトップコートは紫外線に弱く、よく日の当たる場所にあるベランダなどでは劣化も早くなります。 一般的に3年~5年くらいでトップコートが劣化してくるため、この時点でトップコートの塗りなおしを行っていれば、その下の防水層は無傷で済みます。   防水工事のメンテナンス方法 防水工事のメンテナンスでは、 ・下地からすべてやり直す方法 ・防水層から作り直す方法 ・トップコートのみを塗りなおす方法 があり、それぞれ劣化状態によって選択します。 一番大掛かりなのは、防水層がダメになり、その下の床も雨漏りで腐食している等の場合で下地から作り直す方法です。 外壁や屋根と同じく、メンテナンス時期を逸してしまうと劣化が進みすぎて、下地からやり直す大がかりな工事になってしまいます。 防水のメンテナンス時期を見逃さないためにポイント 耐用年数に従って、10年であれば10年で一度点検することがおすすめですが、それまでに下記の症状が見られたら、10年を待たず早急に補修を行った方が安全です。 表面に膨れが見られる 膨れの原因は、どこかからが水が侵入し、その水が蒸発しようとして内側から膜を押し上げているためです。 外壁でも同じような症状がみられることがあります。この場合は、雨に侵入経路をふさぐことと、中に入ってしまった水分を取り除き膜を補修する必要があります。   表面の塗装がはがれている 表面の塗装がはがれてきている場合は、トップコートの劣化です。 トップコートがはがれてなくなると、下の防水層に損傷が起き、防水機能がなくなってしまいます。 シートが破れてきている、めくれている シート防水の場合、シートは1枚ものではなく、何枚かシートをつなぎ合わせています。 シート自体は粘着していたり、機械で固定していたりします。 つなぎ目は雨が入らないようにシーリング材で埋めてありますが、このシールも劣化します。 シートがめくれてたり、シート自体が破れている場合は、その隙間から雨が侵入し防水層が機能しなくなってしまうので、早急に補修が必要です。 植物が生えてきている 本来は防水層で完全に蓋がされている状態なので、施工前に種子が入り込んでいない限り植物は生えてきません。 ベランダの防水層の隙間からもし植物が顔を出していたら、隙間があるということです。 隙間からの雨の侵入で、防水層や下地が痛む可能性がありますので、早めにメンテナンスを行った方がよいでしょう。   定期的なメンテナンスでお家を長持ちさせましょう ベランダ防水にも耐用年数があります。しかし、下地や建物がある環境、使用の仕方によっても劣化スピードは異なります。 補修のサインを見逃さず、劣化症状を放置しないようにすれば、ベランダからの雨漏りを防ぐことができ、躯体の長寿化につながります。 防水も定期的なメンテナンスでお家を長持ちさせましょう!        

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2023年8月8日 更新!

防水工事をする意味とは?目的や方法を紹介 l塗り達

2023年8月8日 公開 木造住宅において、一番厄介なことは、雨水が入り込んで躯体を腐らせることかもしれません。 特に、ベランダやバルコニーなどの平面は、つなぎ目が多い場所でもあり、少しでも隙間が空いているとそこから雨が侵入しやすくなっています。 そこで、水から建物を守る手段として、防水工事を行います。 木材は水に弱く、腐食すると建物の強度自体に影響が出ることもあるため、メンテナンスは欠かせません。 本記事では防水工事をする意味や、その方法などを解説します。防水工事をお考えの方は是非参考になさってください。 防水工事とは 防水工事とは、建物内部へ水が侵入するのを防ぐ工事のことを言います。 防水工事業として、建設業の許可証が必要な業種29種のうちの1つです。 防水工事を行うことによって、建物の耐久性を高めたり、美観性を保つことができます。 防水工事の種類 防水工事に、施工方法や防水層を作る材料によっていろいろな方法があります。主な工法は次の通りです。 アスファルト防水 アスファルト防水は、アスファルトを使った防水工事です。耐久性が高く防水効果も抜群です。ビルの屋上など広い面積の場所で施工されることが多い方法です。 塗膜防水 液状の防水材を塗り、現場で硬化させて防水層を作る方法です。ウレタン防水は戸建て住宅のベランダ等でもよく行われる方法です。 下地にどんな防水工事がしてあっても上から施工できる、複雑な形状でも施工しやすいなどのメリットがありますが、手作業で塗膜を均一に作るのに技量が必要になり、職人の腕によって耐久性が多少異なることがデメリットです。   シート防水 あらかじめ作られた防水性のあるシートを貼り合わせて防水層を作る方法です。接着剤を使って固定する「接着工法」と、機械を使って固定する「機械固定法」があります。 シートの形状を生かした工事にするために、屋上や陸屋根など広くて四角い場所に適しています。 シール工事 シーリング材を使ったシール工事も防水工事の一つといえます。 外壁の目地や、サッシ廻りなどの隙間をシーリング材で埋めて雨水の侵入を防ぎます。 #gallery-4 { margin: auto; } #gallery-4 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-4 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-4 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ また、シート防水などで、シートの隙間と隙間を埋める際にもシーリングを使います。   防水工事を行う意味 防水工事は、建物に水が入り込まないようにすることが目的で行う工事です。 防水工事を行う意味は、水が侵入して起こる様々な劣化症状を予防することにあります。 具体的には、防水工事を行うことで下記のようなメリットがあります。 躯体の腐食を防ぎ、建物の強度を守る 躯体に使われている木材が水で腐食すると、建物自体の強度に影響が出ます。 見た目がきれいでも、中の材がボロボロということになれば、地震などで大きな被害が出る可能性もあります。 美観性を保つ 防水層が劣化し機能していないと、雨水がたまり美観性が損なわれるほか、カビやコケなどの発生も促してしまいます。 また防水するだけではなく、降った雨を適切に排水すことも大切です。 カビの発生を抑制する 水を吸い込み放置しているとカビが発生します。 特に壁の内側や天井などに雨漏りが発生した場合、室内がかび臭くなったり、壁紙がカビでだめになったりすることも。 室内環境を健康的に保つためにも、住宅の防水工事は欠かせません! 防水工事のご相談は塗り達まで 外壁や屋根の塗装と同様に、防水施工されているベランダやバルコニーなども紫外線で劣化します。 そのままほおっておくと、雨漏りのほか、躯体の腐食などにもつながりかねません。 メンテナンスの時期は、まとめておくと忘れにくくなります。 外壁塗装の工事のタイミングで防水工事の施工も検討してみてくださいね    

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塗り達 施工事例 
2023年7月27日 更新!

屋上の防水工事にはどんな方法がある?耐用年数や種類について l塗り達

2023年7月27日 公開 マンションやビルの屋上は、雨がしみこむのを防ぐために防水施工がしてあります。 戸建て住宅でも、陸屋根だったり、屋上があったりするお家の場合は防水工事をしてあることと思います。 防水工事にはいろいろな種類がありますが、屋上に適した方法があります。 本日は、屋上の防水工事について種類や耐用年数を解説していきます。 屋上防水のポイント 屋上は、ベランダやバルコニーと比べて、面積が広く、屋根が全くないことがほとんどです。 またビルやマンションなど、人の出入りがない前提で工事を行う場合もあり、防水工事もそれにあった最適なものをチョイスします。 それでは、屋上の施工される防水工事の種類を見ていきましょう。 FRP防水 FRP防水は、ガラス繊維を混ぜて強化したプラスチックを使って強度のある防水層を作る方法です。戸建て住宅のバルコニーなどでも使われます。 比較的リーズナブルで、施工スピードが早いのが特徴です。防水層が固いのでひび割れやすく、揺れに弱いのがデメリットです。 耐用年数は10年~12年 ウレタン防水 液状のウレタンを現場で硬化させて防水層にする方法です。どんな形状でも施工することができ、ひび割れなどがある下地でも工事可能です。 耐用年数は10年~12年。トップコートが紫外線に弱いので、防水層が劣化する前にメンテナンスが必要です。 シート防水 ゴムや塩ビのシートを貼り合わせて防水層を作る方法です。下地に密着させる「密着工法」と「機械固定法」があります。 防水工事 塩ビシート敷 上からシートをかぶせるので、既存の防水層をそのままにして施工できることもありますが、凸凹した下地には施工ができません。広く平らな屋上向きの方法です。 耐用年数は10年~12年。シート自体の劣化や、シートの隙間を埋めているシールが痛むことがあるため、メンテナンスが必要です。 アスファルト防水 屋上防水の方法として古くから使われており、現在も新築マンションの屋上などに採用されているのがアスファルト防水です。 ・熱工法 ・トーチ法 ・常温法 があり、熱工法やトーチ法は、施工中ににおいや煙が発生しますので注意が必要です。 手間がかかる分耐久年数は長く、15年~25年ほど持ちます。 最適な防水工事はどれ? 屋上に施工されることが多い防水工事について解説しました。 それぞれ、耐久年数や下地の状態、得意なこと・不得意なことが違います。 防水工事を行いたい場所の大きさや使い方によって最適な工法が異なりますので、どれがいいのかな と迷ったらぜひご相談ください。 マンションやアパートの施工実績も多数ございます。オーナー様からのお問い合わせも大歓迎!! お問い合わせは塗り達まで  

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うるさい
2023年7月19日 更新!

防水工事はうるさい? 工事中に音がなる工程とは l塗り達

2023年7月19日 公開 防水工事にはたくさんの種類があります。 中には、工事中に大きな音がして「うるさい!」と感じてしまう事も。 今回は、防水工事でうるさいと感じる工事と、工事中に起こりえることを解説していきます。   防水工事中になる音とは 実際に防水の工事中に大きな音がする工程はどんなものがあるか見てみましょう。 いまある防水層の撤去の音 防水工事は、既存の防水層があれば、まずはそれを撤去します。 その際に、サンダーや研磨機などの機械を使って作業することがあり、その音が大きく感じることがあります。 床に直接あてて使うので、躯体に響くと室内まで大きな音になって聞こえることがあります。   材料搬入・荷下ろし 防水工事を行うための材料や機械を搬入する際に、音が響くことがあります。長時間続けて音がしているわけではありませんが、普段とちがう大きな音が聞こえることがあります。   施工時の音 シート防水で機械固定法を行う際に、シートを固定する工程で音がします。 床に直接機械をあてて固定していくので、躯体に響くことがあり室内にいてもズーンと大きな音に聞こえることがあります。 対策 防水工事の施工中に響く音は、残念ながらまったくしないようにすることができません。そうなると工事自体ができ泣きうなってしまうからです。 しかし、いつどのくらいの期間どんな音がするのか、事前に把握しておくことはできます。 音の感じ方は人ぞれぞれなので、 「ちょっといつもと違う音がするなぁ」 と感じる方もいれば 「うるさくて どうしようもない!」と不快に感じる方もおられます。 工事の工程は、お天気で左右されることもありますが、ある程度事前に決まっています。 音が気になる、日中自宅で過ごしているという場合は、いつどれくらいの時間音が鳴るのか、打合せで確認しておくとよいでしょう。

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2023年7月12日 更新!

ベランダに施工する防水工事は主に3種類!自宅に合った方法で賢く工事しよう l塗り達

2023年7月12日 公開 ベランダやバルコニーが防水施工されているお家も少なくありません。 防水層は雨をはじき、下地に水が入り込まないようにする役割があります。 この防水層は、外壁や屋根と同じように紫外線によって劣化してしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。 防水工事にはたくさんの種類がありますが、戸建て住宅のべレンダやバルコニーに採用されている防水工事は主に3種類です。 屋上などと違い、ベランダやバルコニーは ・人の出入りがある ・室外機など重いものを置くことが多い ・複雑な形状をしていることが多い 等の特徴があり、これらをカバーできる工事を採用しています。   本記事では3種類の防水工事の特徴をまとめています。ご自宅の防水工事についてご検討中の方は是非参考になさってください。 ①FRP防水 #gallery-5 { margin: auto; } #gallery-5 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-5 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-5 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 新築時などにベランダに施工されることが多いのがFRP防水です。 FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、強度があり、耐久年数はおよそ10年と耐久性に優れています。 メリット・デメリット FRP防水を採用するメリットは ・耐久性が高いため重量のあるものを置ける ・軽量で躯体に負担がかからない ・塗膜防水のため継ぎ目がなく防水性が高い ・工期が短い などがあげられ、まさに新築時のベランダにぴったりの防水工事です。 しかし、 ・紫外線で劣化するのでメンテナンスが必要 ・下地が鉄部の場合は施工できない などのデメリットもあります。 施工手順 ①下地調整 ②プライマー塗布 ③ガラスマット含侵 ④脱泡 ⑥トップコート #gallery-6 { margin: auto; } #gallery-6 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 20%; } #gallery-6 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-6 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ メンテナンス メンテナンスでは ・トップコートのみ塗り替え ・防水層から施工 ・床材の補強からやり直す の3パターンがあります。劣化状況や下地の具合で判断し施工します。   ②ウレタン防水 メンテナンスでよく使われるのがウレタン防水です。 費用は他の防水工事に比べると、比較的安価である程度どんな下地にでも施工できます。 液状のウレタンを現場で塗布して防水層を作る塗膜防水です。 密着工法と通気緩衝工法 ウレタン防水は塗膜防水という工事の種類に分類されますが、その中でも ・密着工法 ・通気緩衝工法 の2つの工法があります。 <密着工法> ・雨漏りしていない ・複雑な形状でもOK ・工期が短く費用が安い 施工前に下地をしっかり乾かす必要がありますので、あまりに広い場所より、比較的面積の狭いベランダなどに向いています。またどんな床材にも幅広く施工できます。 #gallery-7 { margin: auto; } #gallery-7 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-7 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-7 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ ウレタン防水もトップコートが劣化するので、メンテナンスが必要です。 耐久年数は7年~10年。 <通気緩衝工法> 下地と防水層の間に通気の取れるシートを貼ってから施工する方法です。 下地と防水層を密着させる工法では、下地から湿気が上がってくると防水層があって抜けられず、下地と防水層の間で膨れが起こってしまいます。 通気緩衝工法では、通気をよくし下地から上がってくる湿気を逃がすので、雨漏りしている下地にも施工できます。 #gallery-8 { margin: auto; } #gallery-8 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 16%; } #gallery-8 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-8 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ ・どんな下地にも施工できる ・工期が短く安価 ・形状が複雑でも施工できる などのメリットがあります。 密着工法との最大の違いは ・雨漏りしている下地にも施工できる という点です。 同じく紫外線で劣化しますので。定期的なメンテナンスが必要です。耐久年数はおよそ10年~15年です。   ③シート防水 防水層をシートで施工する方法です。 シートには、ゴムシートと塩ビシートがあり、現在はより耐久性の高い塩ビシート防水が主流となっています 防水層となるシート自体はすでに工場で製造されたものなので品質が安定しており、 ・紫外線に強い ・耐久性がある ・均一の厚みを作ることができる などのメリットがあります。 しかし、シートを貼る必要があるため、 ・凸凹の下地には施工できない ・シートの接合部分の施工には技量が必要 ・施工中に音や振動がある などの注意点もあります。主にルーフバルコニーなど広く平らな場所で採用されます。 自宅に合った防水工事を選ぼう 戸建て住宅でよく使われる防水工事3種類を解説しました。 3種類ともそれぞれ特徴が異なることはわかったけど、自宅のベランダやバルコニーに合う方法はどれ?? という疑問をお持ちの方は、ぜひ塗り達までご相談ください。 下地の状態や劣化診断の上、最適な防水工事をご提案・施工いたします。 外壁塗装や屋根塗装と同時期に施工されるお客様も多く、施工実績も多数ございます。   防水工事のご相談は塗り達までお気軽にお問い合わせください。      

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アスファルト防水
2023年6月25日 更新!

アスファルト防水とは? 工法やメンテナンス方法など基礎知識を解説 l塗り達

2023年6月25日 公開 この記事では、アスファルト防水について解説しています。 アスファルト防水とは防水工事の一種で、古くから行われている工法です。 マンションやビルの屋上など、広い面に防水層を作るのに適しており、抑えにコンクリートを使用したり、緑化したり様々な仕上げが可能な工法です。 アスファルト防水は、その名の通り防水層にアスファルトを使用します。   合成繊維不織布にアスファルトを含侵したもの、またはアスファルトでコーティングしたルーフィングシートを敷設し、防水層を形成します。二層以上に重ねて敷くことでより強固な防水層を形成することができます。 アスファルト防水の中にも熱工法・トーチ工法・常温工法などいくつかの工法があります。 工法別 施工手順とメリットデメリット 熱工法 熱で溶かしたアスファルトを使います。2~4枚のルーフィングシートを重ねて使うため耐久性が高く、日本でも古くから行われている信頼度の高い工法です。 デメリットは独特の臭いです。また、200度~270どいう高温で溶かすため火災のリスクや煙が上がることもデメリットといえるでしょう。   トーチ法 トーチバーナーというバーナーを使って、ルーフィングシートの裏面を炙りながら、溶けたシートを張り合わせていく工法です。溶かして貼っていくため隙間ができにくく、防水性能の高い方法となる点がメリットです。 デメリットは火を使うため火災のリスクがある点です。燃えやすいものがそばにある場所での施工は難しいので場所を選ぶ工法といえます。   常温工法(冷工法) ここまで紹介してきた2つの工法とは異なり熱(火)を使わないことが特徴です。 ルーフィングシート自体に粘着面があり、これによって張り合わせていきます。しかし、熱を使って接着する工法に比べると密着性が低く、防水機能はやや劣る点がデメリットです。 しかし、安全面や環境への配慮という点では他の2つより優れており、現在はリスク管理の観点から常温工法が広く採用されています。 メンテナンス 防水工事のメンテナンスは、基本的に元々使われている工法で再度施工するのが一般的です。そのためアスファルト防水がしてある場所のメンテナンスは、再度アスファルト防水で施工するのが基本です。 防水工事にはいくつかの種類がありますが、下地や場所の使用状況、広さや建物の構造などを踏まえて最適な工法を選択し施工します。もともとアスファルト防水が施されているということはこれが最適と判断されたということにはなりますが、メンテナンスの際には再度下地の状態や状況を踏まえて判断することとなります。   メンテンナンスでは、 ①既存の劣化した防水層を撤去 ②下地調整 ③プライマーを塗り、ルーフィングシートを敷く ④防水層保護のトップコートを塗り完成 という手順で行います。   戸建て住宅では施工することはまれかもしれませんが、マンションやビルの屋上ではよく使われる工法です。オーナー様はぜひ本記事を参考になさってください。   防水工事のご相談も塗り達まで♪

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