屋根塗装は、ウレタンとシリコンどちらが向いてる? l塗り達
2023年5月16日 公開
外壁塗装や屋根塗装で使う塗料には、さまざまな種類があります。
そして、塗料によって耐久年数や効果が違い、価格も変わってきます。
その中でもウレタン塗料とシリコン塗料はよく比較される塗料ですが、
屋根塗装をする場合、どちらの方が向いているのでしょうか?
ウレタン塗料とシリコン塗料
ウレタン塗料、シリコン塗料は、塗料の成分によって種類分けされた名称です。
塗料は、
・樹脂
・顔料
・添加物
などから構成されており、樹脂の部分がポリウレタンのものを「ウレタン塗料」、シリコンが使われているものを「シリコン塗料」と呼んでいます。
ウレタン塗料は、
・塗膜に高級感がある
・扱いやすい
・ひび割れしにくい
・安価である
等の特徴があります。身近なものでは、机や家具の表面などにウレタン塗装が施されている場合があり、一度は目にしたことがあるかと思います。
しかし、
・対候性が低い
・汚れが付着しやすい
などのデメリットもあり、屋外で使用する場合はあまり長持ちしません。
シリコン塗料も安価ですが、ウレタン塗料に比べると対候性が高く、屋外(屋根の塗装など)にも耐えられるものがあり、コストパフォーマンスの良い塗料といえます。
▼塗料の種類については下記リンクもご覧ください。
塗料の種類、特徴と選び方
屋根の劣化状態で気を付けておきたい点
屋根塗装と外壁塗装は、同時に施工がおすすめと言われたり、セットで説明されることが多い工事です。
しかし、屋根と外壁では劣化するスピードが違っているということを知っておかなくてはいけません。
外壁に比べて屋根のほうが、紫外線や雨風の影響を受けやすく、同じグレードの塗料を使った場合には屋根のほうが劣化が早く進むといわれています。
塗膜が劣化した状態の屋根
そのため、同時に塗装工事をする場合でも、屋根のほうが耐久性の良い塗料をオススメされることが多いのです。
屋根塗装にはシリコン塗料のほうがおすすめ
ウレタン塗料とシリコン塗料しか選択肢がないとすれば、屋根塗装におすすめなのは「シリコン塗料」です。
理由は、劣化の早い屋根である程度の対候性を確保するためには、ウレタン塗料では不十分だからです。
シリコン塗料の中でも、遮熱効果のあるものなど対候性がに優れているものもあります。次回のお手入れまで約10年ほどもつメンテナンスをご希望される場合は、シリコン塗料を選択しましょう。
▼シリコン塗料 塗装メニューはこちら
https://nuritatsu.com/menu/roof01/
▼遮熱効果のあるシリコン塗料 塗料メニューはこちら
https://nuritatsu.com/menu/roof02/
もっと対候年数を長くしたいなら
塗装工事はおよそ10年に一度といわれますが、これは使用している塗料の対候年数が10年であるため言われることで、もっと長い間もつ塗料を使えば、次回のメンテナンスまでの期間を長くすることもできます。
シリコン塗料より対候年数が高い塗料には、
・フッ素塗料
・無機塗料
などがあり、ご希望や予算に応じて選んでいただけます。
また、外壁塗装とメンテナンスの時期が合うように塗料を選択すれば、次回も同時期に工事ができ、足場組の費用が1度で済むなどコストを抑えることができます。
計画的なメンテナンスで、長くお家をきれいに保ちましょう。