防水工事の塗り直し目安は?耐久年数や劣化の症状まとめ
2025年12月29日 公開
防水工事をしてある場所は、屋外で太陽光が当たるため、紫外線による劣化が起こります。
できるだけ防水層を保護するためにトップコートと呼ばれる保護膜を塗っており、経年劣化はこのトップコートから起こります。

防水層に劣化症状が現れる前にトップコートのみを塗り替えると、防水工事自体の耐久性がアップし、長く使用することが可能になります。
今回は防水工事の塗り替え工事であるトップコートの塗り替えについて解説します。
トップコートの塗り替え時期
防水工事のトップコートの塗り替え時期は、一般的に5年に一度と言われています。

防水工事には
- ウレタン塗膜防水
- FRP防水
- シート防水
- アスファルト防水
などの施工方法があり、それぞれ耐久性が異なります。トップコートを塗り替えなくても耐久年数までくらいは持ちますが、その場合は防水層にまで劣化が及んでいることが考えられ、すべての工程をはじめからやり直す工事が必要になります。
トップコートの劣化のみの状態で塗り直しを行えば、防水層の施工のやり直しはしなくてもよいため、費用面や雨漏り防止の面で安心です。
防水工事の劣化症状
防水工事の劣化症状には次のようなものがあります。
チョーキング
手で触るとチョークの粉のように手につく症状です、外壁塗装のチョーキングと同じように、劣化した塗膜が粉状になっている状態で、トップコートはかなり劣化しています。
カビ・コケ
防水性が弱くなり排水が悪くなると、常に湿った状態になりカビやコケが生えてきます。
水たまり
本来は勾配に向かって排水され表面に水が溜まることはありません。しかし雨漏りしたりして下地が変形していたり、一部分だけへこむような損傷がある場合、水たまりができます。
膨れ

防水層の中に水が入ってしまい、その水分が蒸発しようとして防水層を押しあげている状態です。トップコートの塗り直しではなく防水層のメンテナンスが必要なレベルです。
破れ

防水機能がある層が破れており、下地がむき出しの状態です。防水工事をすべてやり直しする必要があります。
雨漏り前に防水工事の点検とメンテナンスを!
防水工事のトップコートの塗り直しは、防水層を長く使用するため、雨漏りを防止するためにも有効な手段です。
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5年に一度という非常に短いサイクルで行う必要がありますが、防水層が劣化してしまうと雨漏りに直結します。
雨漏りが起こってしまえば、防水層のメンテナンスだけではなく雨漏り補修や雨漏りによって傷んだ場所の補修も必要になってしまいますので、かなり大がかりで費用も掛かる工事が必要になるでしょう。
雨漏り防止のためにも定期的な点検とメンテナンスをぜひご計画ください。
防水工事のご相談は塗り達までお気軽にご連絡ください。










