塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします! 職人ブログ

外壁塗装・屋根塗装のいろはの記事一覧

2025年11月7日 更新!

外壁塗装のムラは直した方がいい?補修のタイミングは?

2025年11月7日 公開 外壁塗装は人の手で行われます。塗装職人は日々腕を磨き、熟練の技を極めています。 塗膜の厚みは均一になることが望ましいですが、機械的に寸分の狂いもなく塗装を行うことは難しいといえるでしょう。 塗装後に外壁にみられるムラは、塗膜の厚みが関係している場合や施工不良の可能性があります。 今回は、塗装工事後にみられるムラは直した方がいいのか?また直せるのか?また補修のタイミングについて解説します。 外壁のムラの原因 塗装工事後にムラが見られる場合、次のような原因が考えられます。 職人によって仕上がりに差があるため 光の加減でムラがあるように見える、角度によってムラに見えるのような場合は施工不良ではなく、手作業による仕上がりの差と考えられます。 このケースの場合、明らかな塗り残しや塗りムラがある場合を除いて、塗り直しを行うかどうかは施工店の判断になります。 足場解体前に見つかった場合は手直しができることもあるので、すぐに相談してみましょう。 施工不良 塗料の希釈率を守っていなかったり、乾燥時間を十分に取っていなかったり、下地の選定を誤っていたりするケースで、施工不良がムラとなってあらわれることがあります。 このケースのムラは見た目の問題以上に品質や耐久性に影響が出ますので、早急に手直しをした方がよいでしょう。 施工不良の場合は、塗装直後ではなく1~2年して現れることもあります。経年劣化ではない場合は、保証対象として手直しできることがあるので、施工後時間がたっていても一度相談してみましょう。 外壁塗装のことなら塗り達 外壁塗装は仕上がりの美しさはもちろん、向こう10余年あまりの耐久性の高さが重要です。 見た目の色ムラはないに越したことはありませんが、数年後にでてくる施工不良による色ムラは要注意です。 施工不良を防ぐには、施工品質が高い施工店で工事を行うことがおすすめです! 外壁塗装のことなら塗り達にお任せください!            

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2025年11月6日 更新!

外壁塗装や屋根工事に欠かせない「足場」とは?安全で丁寧な工事のために知っておきたいこと

外壁塗装や屋根工事を検討して見積もりを取ると、「足場代」という項目を目にすることが多いですよね。 「足場って何のために必要なの?」「けっこう高いけど省けないの?」 そんな疑問を持たれる方も少なくありません。 このブログでは、工事には欠かせない足場の役割や必要性、そして費用の目安や節約のコツまで、わかりやすくご紹介します。 1. 足場とは? 足場とは、外壁塗装や屋根工事など、高所での作業を安全かつ効率的に行うために設置される仮設の作業ステージのことです。 主に金属製のパイプや鋼管を組み合わせて建物の外周を囲み、その上に板を渡して職人が立ち作業を行えるようにします。 足場を設置することで、職人が安定した姿勢で作業できるだけでなく、移動や材料の運搬もスムーズに行えるようになります。 また、塗装や補修といった細かい部分まで手が届きやすくなるため、仕上がりの精度が高まり、美しい仕上がりを実現することができます。 さらに、足場には安全ネットや飛散防止シートを取り付けることで、作業中の工具や塗料の飛散を防ぎ、近隣への配慮や安全対策にもつながります。 こうした点からも、足場は単なる作業スペースではなく、職人の安全確保と高品質な施工を支える非常に重要な設備といえます。   2. なぜ足場が必要なの? ① 安全を確保するため 外壁塗装や屋根工事は、2階や屋根の上など高所での作業が中心になります。 足場がない状態では、職人が不安定な姿勢で作業を行うことになり、ちょっとしたバランスの崩れで落下事故が起きる危険性があります。 特に屋根の勾配が急な建物では、命に関わる重大な事故につながる可能性もあります。 しっかりとした足場を設けることで、職人が安定した姿勢で安心して作業できる環境をつくることができます。 また、安全ネットや手すりなどの安全対策も一緒に設置されるため、作業中の事故防止につながります。足場は、職人の安全を第一に考えた、工事に欠かせない設備です。 ② 作業の精度を上げるため 足場を設けることで、職人はしっかりと足元を安定させながら作業を行うことができ、細かい部分まで丁寧に施工できます。 これにより、塗りムラや塗り残しを防ぎ、均一で美しい仕上がりが実現します。 また、外壁の高い部分や軒天・破風板など、普段は手が届かない箇所にも確実にアクセスできるため、見えにくい部分まできちんと仕上げることが可能になります。 足場がしっかりしているほど、職人の集中力も保ちやすく、結果として施工品質の向上につながります。 ③ 近隣への配慮のため 足場には「飛散防止ネット」や「養生シート」を張るのが一般的です。 これらは、作業中に発生する塗料の飛び散りやホコリ、ゴミが周囲に広がるのを防ぐ役割を持っています。 特に住宅が密集している地域では、近隣の家の外壁や車、洗濯物などに塗料が付着してしまうとトラブルの原因になりかねません。 足場とネットをしっかり設置することで、近隣住宅や通行人への被害を防ぎ、安心して工事を進めることができます。 このように足場は、「安全」「品質」「近隣への配慮」という3つの面で非常に重要な役割を果たしており、すべての外壁・屋根工事に欠かせない存在です。 3. 足場の設置から撤去までの流れ ① 事前準備 足場を設置する前に、まずは家の周囲を丁寧に確認します。 作業スペースを確保するために、車や自転車、植木鉢などを移動したり、動かせないものにはビニールシートをかけて養生します。 また、隣家との距離や電線の位置などもチェックし、安全に足場を組めるよう計画を立てます。こうした事前準備をしっかり行うことで、トラブルのないスムーズな設置が可能になります。 ② 足場の組み立て 準備が整ったら、専門の足場職人が金属パイプを使って足場を組み上げていきます。 通常は半日から1日ほどで設置が完了します。 職人が安全に作業できるように、しっかりとした強度とバランスを保ちながら組み立てられます。 組み立ての際は大きな金属音が出るため、事前に近隣の方へ挨拶や説明を行うことも大切です。 ③ メッシュシート(飛散防止ネット)の取り付け 足場が組み上がった後は、家全体を覆うようにメッシュシート(飛散防止ネット)を取り付けます。 このシートには、塗料の飛び散りやホコリの拡散を防ぐ役割があります。 特に外壁塗装の際は、周囲の住宅や車を汚さないようにするために欠かせません。 また、工事中のプライバシー保護にも役立ちます。 ④ 工事期間中の使用 足場は、塗装や補修などの作業中、職人が安全に移動しながら効率よく作業を行うための大切なステージです。 高所での塗装や細部の補修、点検作業など、あらゆる工程で活用されます。 安定した足場があることで、塗りムラや塗り残しを防ぎ、丁寧な仕上がりが実現します。 ⑤ 工事完了後の解体・撤去 すべての工事が完了したら、足場を解体します。 解体作業は組み立てと同じく専門の職人が行い、部材を一本ずつ慎重に取り外していきます。 撤去後は、トラックで資材を搬出し、現場周辺の掃除をして終了です。 足場を外すことでようやく建物の全体が見えるようになり、塗装の仕上がりを確認することができます。 このように、足場の設置から撤去までには安全と品質を守るための多くの工程があり、どれも丁寧な作業が求められます。 4. 足場の費用はどのくらい? 足場の費用は、建物の大きさや形状、周囲の環境などによって異なりますが、一般的な目安は1㎡あたり700〜1,000円程度です。 たとえば、一般的な2階建ての戸建て住宅(延べ床面積30〜40坪ほど)の場合、およそ15〜25万円前後が相場になります。 屋根の形が複雑な建物や、狭い敷地で足場を組む場合は、設置に手間がかかるため費用がやや高くなる傾向があります。  費用の内訳 内容 説明 材料費 パイプや板など、足場本体のレンタル費用。建物の大きさや使用期間によって変動します。 組立・解体費 足場を安全に設置・撤去する職人の人件費。作業の難易度によっても変わります。 運搬費 トラックで足場資材を現場まで運ぶための費用。距離や量によって異なります。 飛散防止ネット費 塗料やホコリが周囲に飛ばないように設置するネットの費用。 安全管理費 作業中の安全対策や保険加入など、安全確保のために必要な費用。 足場費用というと「単なる組立代」と思われがちですが、実際には職人の安全を守り、施工の品質を支えるための重要なコストが含まれています。 しっかりとした足場があることで、作業効率や仕上がりの美しさが大きく変わるため、決して無駄な費用ではありません。 👉 足場は、“安全で丁寧な施工”を支えるための大切な投資と考えるのが良いでしょう。 5. 足場費用を抑えるポイント 足場の設置にはまとまった費用がかかるため、できるだけ無駄のないタイミングで工事を行うことが大切です。 ここでは、足場費用を賢く節約するための3つのポイントをご紹介します。 ✅ 外壁と屋根を同時に工事する 外壁塗装や屋根塗装など、足場を使う工事をまとめて行うことで、足場の設置費用を1回分に抑えることができます。 たとえば、外壁塗装を今年行い、翌年に屋根塗装を行う場合、それぞれに足場費用が発生してしまいますが、同時に行えば1回の設置で済むため、約10〜20万円の節約になることもあります。 また、同時に施工することで全体の色のバランスも整いやすく、住まい全体の見た目も美しく仕上がります。 ✅ 雨樋・ベランダ防水なども一緒に 足場があるタイミングは、普段手が届かない箇所のメンテナンスにも絶好の機会です。 たとえば、雨樋の交換・修理、ベランダやバルコニーの防水工事、破風板や軒天の補修などを同時に行うことで、将来的に再び足場を組む手間や費用を避けられます。 「せっかく足場を組むなら、まとめて直す」という考え方で、長期的なコスト削減が可能です。 ✅ 複数の業者に見積もりをとる 足場の費用は、使用する資材の種類や組み立て方法、現場の条件によっても変わります。 そのため、複数の業者から見積もりをとって比較することが大切です。 ただし、極端に安い業者は安全対策や施工品質に不安がある場合もあります。 費用だけでなく、安全性・対応力・口コミ評価などもあわせてチェックし、信頼できる業者を選びましょう。 足場費用は決して安いものではありませんが、「まとめて工事」「計画的なメンテナンス」「信頼できる業者選び」を意識することで、無駄を省きながら安全で高品質な工事を実現できます。  6. 隣の家が近い場合はどうなる?Q&A 住宅が密集している地域では、「家と家の間が狭いけれど足場は組めるの?」「隣の家に迷惑がかからないか心配…」というご相談をよくいただきます。 ここでは、そんな不安を解消するためのポイントをQ&A形式でご紹介します。  Q. 家と家の間が狭くても足場は組めますか? → はい、可能です。 最近では、狭い場所でも対応できる「狭小用足場(きょうしょうようあしば)」というスリムタイプの足場があります。 30〜40cmほどのわずかなスペースでも設置できるため、都市部の住宅や隣家との間隔が狭い家でも問題ありません。 また、足場職人が現場の状況を確認し、建物に傷をつけないよう丁寧に設置してくれるので安心です。  Q. 隣家の敷地に入らないと足場が組めない場合は? → その場合は「越境許可」をお願いすることがあります。 敷地のスペースが限られていて、隣家の一部をお借りしなければ足場を設置できないケースもあります。 その際は、施工業者が事前に隣家へ丁寧に説明と挨拶を行い、了承を得たうえで作業を進めます。 無断で敷地に入ることはありませんのでご安心ください。多くの業者では、トラブル防止のために書面で許可を取ることもあります。 Q. 隣の家に塗料が飛ばないか心配です… → 「飛散防止ネット」でしっかりガードします。 足場の外側には、塗料やホコリの飛散を防ぐネット(メッシュシート)を全体に張り巡らせます。 これにより、隣家の壁や車、洗濯物などを汚してしまう心配を大幅に減らせます。 また、風が強い日や天候が不安定な日は、安全のために作業を中止・延期するなど慎重に対応します。 🏠 隣家との距離が近い場合でも、経験豊富な職人と配慮のある施工会社であれば、安全に足場を組み、近隣トラブルを防ぎながら安心して工事を進めることができます。  7. 同時施工で足場を有効活用する方法 足場は決して安くないため、「せっかく組むなら最大限に活用する」ことがポイントです。 外壁塗装だけでなく、同じ足場を使ってほかのメンテナンスもまとめて行えば、費用も時間も大幅に節約できます。 🏠 足場を活用できる主な工事例 工事内容 説明 屋根塗装・屋根カバー工法 外壁塗装と同時に行えば、足場を1回で済ませることができ、施工費を抑えられます。屋根の劣化を早期に防げるメリットもあります。 雨樋の交換・修理 高所にある雨樋は足場がないと作業が難しいため、塗装と一緒に行うのが効率的です。詰まりや割れもチェックできます。 軒天・破風板・雨戸などの塗装 建物の見た目を整えるだけでなく、部材を雨や紫外線から守る効果があります。足場を使えば細部まで丁寧に施工できます。 ベランダ・バルコニーの防水工事 足場があるうちに防水層の点検や塗り替えをしておくと、雨漏りの予防になります。 コーキング(シーリング)打ち替え 外壁の目地部分のひび割れを補修し、防水性を高めます。外壁塗装と同時に行うことで長持ちする仕上がりになります。 💡これらの工事を別々の時期に行うと、そのたびに足場費用(15〜25万円前後)が発生します。 一方、1回の足場設置でまとめて工事を行えば、総額を10万円以上節約できるケースも少なくありません。 計画的にメンテナンスをまとめて行うことで、費用を抑えながら建物の寿命を延ばし、見た目も美しく保つことができます。 👉 「足場を組む=家全体を見直すチャンス」と考え、同時施工を上手に活用しましょう まとめ 足場は、外壁塗装や屋根工事を安全かつ丁寧に行うために欠かせない重要な設備です。 職人が安定した姿勢で作業できることで、塗装の精度が高まり、細部まで美しく仕上げることができます。 また、飛散防止ネットを設置することで、近隣への塗料の飛び散りやホコリを防ぎ、トラブルのない安心な工事環境を整えることができます。 足場の費用は一般的な2階建て住宅で15〜25万円前後が目安です。 この費用には、材料費や組立・解体の人件費、安全管理費などが含まれており、「安全で高品質な工事を行うための必要なコスト」といえます。 さらに、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うことで、足場の設置を1回で済ませられ、費用を大幅に節約することも可能です。 雨樋の交換やベランダ防水、コーキング補修なども同時に行えば、将来的な再設置の手間やコストを抑えられます。 足場は「安全・品質・近隣への配慮」を支える重要な役割を持つとともに、住まい全体のメンテナンスを見直す良い機会でもあります。 外壁塗装や屋根工事を検討する際は、信頼できる専門業者に相談し、計画的に足場を活用することで、安心・快適な住まいを長く維持していきましょう。

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屋根 タスペーサー挿入
2025年11月4日 更新!

屋根塗装の縁切りにはタスペーサーが必須?特徴や使用目的を解説

2025年11月4日 公開 屋根塗装の見積をしたり、調べたりしているとでてくるタスペーサーという言葉、どんなものか知っていますか? タスペーサーとは塗装工事で使う部材の1つで、スレート屋根の塗装工事では使われることが多いものです。 タスペーサーは縁切りと深い関係にあり、屋根塗装には必須という情報も出てきます。 今回は屋根塗装に必須といわれるタスペーサーの役割や特徴について解説します。 タスペーサーの特徴と使用目的 タスペーサーは、株式会社セイムが製造・販売している縁切り材で、プラスチック製で軽量です。 塗装によってふさがってしまう屋根材の隙間を確保するための部材で、大きさは手のひらに乗るくらいのちいさなものです。 塗装工事では塗料で塗膜を付けるため、屋根材すべてを覆ってしまいます。特にスレート屋根の場合屋根材と屋根材が重なっている部分の段差はとてもひくいので、塗膜で隙間がふさがれてしまうのです。 本来この隙間は降った雨が流れて落ちるために必要なものなので、塗膜でふさがってしまうと中に雨が溜まり続け、屋根によってよくない状態が続いてしまいます。 そのため、タスペーサーを使って隙間を確保し、屋根と屋根材の耐久性を高めているのです。 縁切りとタスペーサー タスペーサーが養生するまでは、塗装後にカッターなどで塗膜を切り開く「縁切り」と呼ばれる方法を用いて隙間を確保していました。 しかし、せっかくきれいに塗装した塗膜に傷をつけるうえに、手間と時間が大変かかる作業であったためタスペーサーが開発されて以降は縁切り作業の代わりに、下塗り後にタスペーサーを挿入する方法をとる施工店が増えました。 これらの経緯から、タスペーサーのことは「縁切り材」とも呼ばれます。 タスペーサーは屋根塗装に必須? タスペーサーは屋根塗装に必須という情報を見たことがある方もいるかもしれません。 しかし、すべての屋根塗装で必要というわけではありません。 タスペーサーを使うのはスレート屋根の塗装 前述のように塗膜で屋根材同士がくっついてしまうスレート屋根の場合、縁切りを行うことが必要です。 しかし、そもそも縁切り自体が必要ではない屋根材の場合はタスペーサーは使用しません。 タスペーサーが不要な屋根材とは、例えばモニエル瓦や金属屋根などです。 また、急勾配のスレート屋根も抜けの危険性があるため使用しないことがあります。 どんな屋根塗装でも必須の部材ではありませんので、見積を取る際には注意しましょう。 屋根塗装のご相談は塗り達! 屋根塗装は正しい方法で行うことで高い耐久性が期待できます。 タスペーサーの使用や塗料の選定などは施工店などプロにお任せ下さい! 屋根塗装のことなら塗り達にご相談ください♪    

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2025年11月3日 更新!

外壁塗装の剥がれを放置すると起こるリスクとは?補修方法も解説

2025年11月3日 公開 外壁の塗膜は時間の経過とともに経年劣化を起こします。 その劣化症状の1つが外壁塗装のはがれです。 外壁を保護している塗膜がはがれると、様々なリスクが生じます。そのため剥がれは放置せず、早めに手を打つことが必要です。 今回は、外壁塗装の剥がれを放置していると起こるリスクや、はがれの補修方法について解説します。 外壁塗装の剥がれによって生じるリスク 外壁塗装の剥がれによるリスクを次の通りです。 雨漏り 外壁塗装でできる塗膜は、外壁内部や外壁材に雨が侵入しないようにしています。 そのため剥がれを放置していると、剥がれた部分からの雨漏りリスクが高くなります。 美観性・資産価値の低下 外壁の塗膜のはがれは美観性を損ねます。 特に濃色の塗料を使っている場合は、はがれが目立ちやすく、はがれが密集していると劣化が目立ちます。 建物寿命を縮める 剥がれによって雨漏りが生じると、躯体の腐食などによって耐震性や耐久性など建物の寿命に影響を与えます。 日本住宅の多くは木造住宅ですので、雨漏りは建物の寿命を縮める、もっとも警戒すべき損傷です。 外壁塗装の剥がれの補修方法 外壁塗装のはがれは、はがれている塗膜を含め古い塗膜を完全に除去してから再塗装を行います。 大きくはがれている場合はスクレーパーなどをつかいはがしていきます。または金たわしなどでケレンを行います。 #gallery-1 { margin: auto; } #gallery-1 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-1 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-1 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 剥がれている部分を除去した後、凹凸が多い場合は左官などで補修し、下塗り・中塗り・上塗りと各塗装工程を丁寧に行います。 外壁塗装のメンテナンスは塗り達にお任せ! 外壁の剥がれは放置してもリスクが増すばかりなので、早期補修が大切です。 また剥がれの原因が施工不良であるケースもあるので、正しい塗装工事ができる施工店でメンテナンスを行いましょう。 外壁塗装のメンテナンスなら塗り達にご相談ください!

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2025年11月2日 更新!

どこからかわからない雨漏りが起こったらするべきこととは?

2025年11月2日 公開 雨漏りが起こっても、すぐに原因がわからないことは少なくありません。 雨漏りが起こっていることがわかっていても、どこから起きているのかわからない!そんな時はどうすればよいのでしょうか? 今回はどこからかわからない雨漏りに気づいたときにするべきことをご紹介します。 どこからかわからない雨漏りが起こったら 雨漏りは、ちょっとした隙間や劣化から生じます。しかし雨の侵入を目でとらえることはなかなかできませんし、雨漏りの進行も目に見えるものばかりではないため、どこから起こっているのかわからない!とうケースは実は多いのです。 どこからかわからない雨漏りが起こったら、まずは次の事に気をつけましょう。 どんな時に雨漏りがおこるかチェックする どこから起こっているのかわからない雨漏りでも、どんな時に起こるかをチェックしておきましょう。 例えば、 雨が降っていないときでも雨漏りが起こり続けている 台風のような強風を伴う雨の時だけ雨漏りしている などです。 水の出口はふさがない もし水が落ちてきている場所があっても、水の出口を防がないようにしましょう。バケツやタオルで水を受けるのみにし、シーリングや板などを打たないようにします。 出口がふさがってしまうと、水の通り道が変わり被害が拡大したり、原因を特定しづらくなってしまいます。 雨漏り調査ができる専門店へ点検を依頼する どこからかわからない雨漏りや、特定の条件に時にだけ起こる雨漏りであっても放置してもいいことはありません。 雨漏り調査ほ・補修ができる専門店へ点検を依頼し、早期補修しましょう。 雨漏りを疑う症状 雨漏りはどこからかわかりづらいもののほかに、雨漏りとわかりづらいものがあります。雨漏りを疑うべき症状には次のようなものがあります。 天井のシミ クロスのヨレ・剥がれやカビ いつも湿度が高い 窓際が濡れている 生乾きのようなにおい 覚えのない水音 これらの症状に気づいたら雨漏りの可能性があります。早期点検を依頼しましょう。   雨漏り調査は塗り達! 雨漏り調査も補修も早ければ早いほど、見つけやすく被害を抑えることができます。 迷っている間にも雨漏りは進行してしまいますので、原因やどこからの雨漏りなのかわからない場合こそプロにお任せください。 雨漏り調査や補修のご依頼は下記より塗り達までお気軽のご連絡ください!  

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2025年11月1日 更新!

屋根塗装はローンが組める?ローンで支払う場合のポイントと注意点を解説

2025年11月1日 公開 屋根塗装は適切な時期に行うことで雨漏りを防ぎ、お家の資産価値や耐久性を維持することができます。 しかし工事には高額な費用がかかります。予算の関係上躊躇してしまう方も多いかもしれません。 そんな時に使える方法の1つがローンによる支払です。 本記事では屋根塗装をローンで支払う場合のポイントや注意点をご紹介しています。予算でお悩みのかたは参考になさってください。 屋根塗装でローンが組める? 屋根塗装の支払いはローンを組むことが可能です。 塗装工事ならリフォームローンを組む方が多いでしょう。支払をローンにする場合、ローンの契約はお客様とローン会社の間で締結されます。 戸建て住宅の屋根塗装など請負工事の支払いは、基本的には工事完了後に一括であることが多いです。マンションやビルなど工事金額が高額になると頭金の支払いなどを求められることがあります。 工事完了後にローン会社より施工店に一括で支払われ、お客様はローン会社へ分割して代金を支払っていくことになります。 屋根塗装でローン支払いをする場合の注意点 屋根塗装工事でローン支払いをする場合の注意点は次の3点です。 ローン契約には審査がある ローン契約をするためには、ローン会社の審査があります。 信用情報や支払い能力、何のためにローンを組むのか(工事内容)、金額など各種資料の提出が必要です。 リフォームローンは目的が決まっているローンなのでフリーローンより金利を低く抑えることができる点がメリットです。反面フリーローンよりも審査が厳しいため、様々な条件で審査が通らないケースもあります。 施工店と契約前にローンの審査をする ローンの審査は工事開始前に行います。 そのため、施工店と契約前に申し込みおよび審査を進めることになります。 工事が始まってから、または工事が終ってからローン支払いにしたいという希望を伝えても遅すぎるので、施工店と契約前の段階で支払いはローン希望ということを伝えて書類を準備しましょう。 後から追加になった工事は、再度ローンの審査が必要 ローンは、見積書に従って「この工事内容で○○○円を貸します」という契約を結びます。 そのため一度審査に通った後、再度見積もりして金額が変更になったり工事が追加になっても、自動的にローンで支払いできる金額が増えるわけではないので注意しましょう。追加金額もローン支払い希望の場合は再度審査が必要です。 塗り達はローン支払いの取り扱いがございます 屋根塗装は適切な時期に行うことが重要です。予算がないからといって先延ばしにすると大規模修繕になってしまう可能性もあり、さらに高額な費用が必要になるでしょう。 屋根塗装の支払いをローンにする場合は、工事開始前に審査をする必要があるので、契約前に施工店に希望を伝えましょう。 塗り達ではリフォームローンの取り扱い実績がございます。お気軽にご相談ください!

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2025年10月31日 更新!

屋根塗装で使うマイティシリコンとは?特徴や施工方法を解説

2025年10月31日 公開 屋根塗装で使うマイティシリコンは、乾式コンクリート瓦専用の塗料です。 マイティシリコンの特徴やメリットを知ることで、乾式コンクリート瓦のメンテナンスを高品質なものにできます。 今回はマイティシリコンについてご紹介します。 マイティシリコンとは マイティシリコンは、オリエンタル塗装工業の乾式コンクリート瓦専用の塗料です。 ▶オリエンタル塗装工業 マイティシリコン 製品情報 乾式コンクリート瓦とは、セメント・水・砂などを混ぜ合わせ、圧縮して乾燥させて作る屋根材です。 コンクリートなので防水性がなく、表面はスラリー層という着色料とセメントを混ぜたもので塗装されています。 乾式コンクリート瓦は洋瓦とも呼ばれ、1970~80年代に人気があったモニエル瓦がなどが有名です。 マイティシリコンは、スラリー層で着色される乾式コンクリート瓦専用の屋根塗料です。メーカーからも塗り替え推奨塗料として認定を受けていた実績の高い塗料です。 基本的に下塗りが不要で、スラリー層をしっかりと除去した後に塗装します。グレードとしてシリコン塗料となっており、弱溶剤の環境にやさしい塗料です。耐久年数は8~10年です。   マイティシリコンの施工事例 マイティシリコンは乾式コンクリート瓦専用の塗料です。 モニエル瓦の施工事例をご紹介します。 施工前 表面の塗膜が劣化した状態ですが、屋根材はまだまだ使用できます。 高圧洗浄 モニエル瓦の着色スラリー層は、塗装前に完全に除去する必要があります。 通常の高圧洗浄機ではなくトルネードと呼ばれる水が渦巻状にでる高圧洗浄機のノズルを使って洗浄します。 マイティシリコン1回目 マイティシリコンは基本下塗りが不要です。今回は吹付にて塗装を行っていますがローラ―塗装も可能です。 マイティシリコン2回目 マイティシリコン2回目です。乾式コンクリート瓦は防水性に乏しいのでしっかり塗膜の厚みを付けて塗装します。   乾式コンクリート瓦のメンテナンスは塗り達におまかせ! 乾式コンクリート瓦は、スラリー層の完全除去と屋根材に合った塗料を使ったメンテナンス方法が必須です。 耐久性の高いメンテナンス工事なら塗り達にお任せください! 乾式コンクリート瓦の塗装工事も承っております。お気軽にご連絡ください。    

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2025年10月30日 更新!

外壁の隙間は塗装で埋める?サイディングボードの施工について

2025年10月30日 公開 サイディングボードはデザインが豊富で人気のある外壁材です。 決まった大きさのボードを貼り合わせて施工するので、ボードとボードの間には隙間があり目地はシーリング材で埋めています。 このボードの隙間の縦のラインと、もう1つ横のライン隙間があるのをご存知ですか? 実は、横ラインの細い隙間は、塗装では埋めない、開けたままにしておくべき隙間なんです。 隙間を塗装しない理由 サイディングボードは気密性が高く隙間を埋めてしまうと、通気が取れなくなり内部で湿気が溜まります。 内側に湿気が溜まり続けると、雨漏りしているような湿度の高い状態になり、塗膜が内側からはがれたり、外壁材が膨張して浮いてきてしまったりする原因になります。 塗り忘れているようにもみえるこの隙間は、実はあけておいて正解な隙間なんです。 また構造上、この隙間からは雨が入り込まないようになっていますのでご安心ください。 シーリングを打っている縦のラインは幅が広く、劣化で隙間生じたままになると雨漏りの原因となりますのでメンテンナンスが必要です。 サイディングボードの塗装工事なら塗り達にお任せ下さい!      

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2025年10月29日 更新!

外壁塗装と一緒に!付帯部塗装の基礎知識

外壁塗装を検討している方の中には、「付帯部(ふたいぶ)って何?」「どこを塗るの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。 付帯部は建物の見た目を整えるだけでなく、家を長持ちさせるためにも重要な部分です。 今回のブログでは、外壁塗装と一緒に行う「付帯部塗装」について、ご紹介いたします。 付帯部とは?どんな場所を指すの? 「付帯部(ふたいぶ)」とは、外壁そのもの以外の細かな部分を指します。 一見すると外壁塗装とは関係がないように思えますが、これらの付帯部も外壁と同じように紫外線や雨風の影響を強く受ける場所です。 劣化を放置すると、美観が損なわれるだけでなく、家の耐久性にも影響を及ぼすことがあります。 建物の外まわりには、実は多くの“塗るべき場所”があり、主に以下のような箇所が付帯部にあたります。 雨樋(あまどい) 屋根から流れる雨水を集め、地面へ排水するためのパイプです。 塩化ビニール製のものが多く、紫外線による色あせや変形、ひび割れが起こりやすい箇所です。 塗装で保護することで、耐候性が高まり見た目も美しく保てます。 破風板(はふいた)・鼻隠し 屋根の端に取り付けられている板で、風雨から屋根の内部を守る役割があります。 木製の場合は特に劣化が早く、塗膜が剥がれると雨水の浸入による腐食が進むことも。 塗装でしっかりと防水保護することが大切です。 軒天(のきてん) 屋根の裏側にあたる部分で、湿気や熱気がこもりやすい場所です。 カビや汚れの発生、防火性の低下などが起こることがあり、専用の通気性塗料で塗装を行います。 軒天は外観の印象にも影響するため、外壁との色バランスも重要です。 シャッターボックス・雨戸・戸袋   これらは金属製のものが多く、錆びやすい部位です。 塗装前には「ケレン」と呼ばれる下地処理で古い塗膜や錆を除去し、錆止め塗料を塗布した上で仕上げます。 光沢感を残したい場合はシリコン塗料、より耐久性を求めるならフッ素塗料を使用することが多いです。 水切り 外壁と基礎の間にある金属の部材で、雨水の侵入を防ぐ大切な部分です。 地面に近く、泥はねや湿気の影響で劣化が早いため、細部まで丁寧に塗装を行う必要があります。 庇(ひさし) 玄関や窓の上に取り付けられている小さな屋根です。 常に雨や日光を受けるため、塗膜の剥がれやサビ、雨染みが発生しやすい箇所です。 塗装によって防水性を維持し、外観の印象も引き締まります。 幕板(まくいた) 1階と2階の間などに取り付けられている板状の部材で、外観のアクセントにもなっています。 素材は木製や窯業系などがあり、塗膜の割れや浮きを放置すると、内部への水の侵入リスクがあります。 外壁と一緒に塗装することでデザイン性と防水性を両立できます。 スリムダクト(配管カバー) エアコンの配管を覆っているカバーです。 プラスチック製のため、日焼けによる色あせや割れが目立ちやすい部分。 外壁と同じタイミングで塗装することで、見た目をすっきり整えられます。 換気フード(通気口カバー) キッチンや浴室、トイレなどの換気口部分に取り付けられている部材です。 金属製が多く、サビや汚れが付きやすい場所。 塗装によって防錆性を高めるとともに、外壁全体の統一感もアップします。 まとめ これらの付帯部を丁寧に塗装しておくことで、 外観の美しさを長く保つだけでなく、家全体の防水性・耐久性を高める効果があります。 特に、破風板や雨樋、幕板などは外壁と密接に関わる部材のため、外壁塗装と同時にメンテナンスするのが理想的です。 なぜ外壁塗装と一緒に付帯部塗装を行うの? 外壁塗装の際に、付帯部を一緒に塗装することには多くのメリットがあります。 見た目の美しさを整えるだけでなく、建物全体の寿命を延ばすためにも非常に重要です。 ここでは、その主な理由を詳しく見ていきましょう。  ① 見た目がきれいに仕上がる 外壁だけを新しく塗装しても、付帯部(雨樋・破風板・軒天など)が古いままだと、全体の印象がアンバランスになります。 特に、外壁と付帯部は色のコントラストがはっきりする部分が多く、艶や色あせの違いが目立ちやすいです。 外壁と付帯部を同時に塗装することで、 ・建物全体の色調や質感を統一できる ・細部まで整った美しい仕上がりになる ・新築のような見た目を取り戻せる といった効果が得られます。 また、外壁の色に合わせて付帯部の色をコーディネートすることで、デザイン性の高い外観にすることも可能です。 最近では「外壁:マットなグレー × 雨樋・破風板:ブラック」など、付帯部の配色でおしゃれに仕上げるケースも増えています。  ② 足場代の節約になる 外壁塗装を行う際は、安全に作業を行うために必ず足場の設置が必要です。 実はこの足場代が、塗装工事全体の費用の中でも15〜25%ほどを占める大きなコストになります。 外壁だけを塗装し、後から付帯部を別のタイミングで行うと、再び足場を組む必要があり、 そのたびに 10〜20万円前後の足場費用がかかってしまうケースもあります。 つまり、外壁と付帯部を同時に塗装すれば、 ・足場を一度で済ませられる ・職人の移動や準備の手間も削減できる ・全体的な工事期間を短縮できる といったメリットがあり、費用と時間の両方を節約できます。  ③ 建物をまるごと保護できる 付帯部は「目立たない部分」と思われがちですが、実は家の防水性や耐久性に大きく関わる部材が多く含まれています。 たとえば、破風板や鼻隠しが劣化すると、そこから雨水が侵入し、屋根裏や外壁内部の腐食や雨漏れの原因になることも。 また、雨樋の塗膜が劣化すると紫外線で硬化して割れやすくなり、正常に雨水を排水できなくなる恐れもあります。 軒天や幕板も、放置すればカビの発生や木材の腐食が進行してしまいます。 外壁塗装と同時に付帯部も塗装することで、 ・防水・防錆性能を全体的に向上できる ・劣化の早い部分をまとめてメンテナンスできる ・雨漏れなどのトラブルを未然に防げる といった効果があり、建物を「部分的」ではなく「まるごと」守ることができます。  ④ メンテナンスサイクルを合わせられる 外壁と付帯部を別々の時期に塗装してしまうと、メンテナンス時期がずれてしまい、 「外壁はまだ大丈夫だけど付帯部だけ剥がれてきた」というような不便が生じます。 一緒に塗装しておけば、次のメンテナンス時期もそろうため、 定期的な点検や塗り替えを計画的に行いやすいという利点もあります。 結果的に、建物の劣化を最小限に抑えながら、長期的にコストを削減することができます。  ⑤ トータルでの満足度が高い 外壁と付帯部を同時に塗装すると、見た目・耐久性・コストのバランスがとれた“総合的なメンテナンス”が可能です。 職人も同じ現場でまとめて作業できるため、仕上がりの一体感や品質の安定にもつながります。 外壁塗装は家をリフレッシュさせる大きな工事です。 せっかく足場を組むなら、家全体を整えることで「やってよかった!」と思える満足度の高い仕上がりになります。 ポイント   外壁塗装と付帯部塗装は“セットで行う”のが一番効率的。 美観・耐久性・コストの3つをバランスよく整えることができます。 付帯部塗装の施工内容と工程 付帯部塗装は、外壁塗装と同じように「下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り」の工程で進められます。 ただし、付帯部は素材の種類(金属・木・樹脂など)が多様なため、それぞれに合った下地処理や塗料選びがとても重要です。 ここでは、一般的な付帯部の施工工程を具体的にご紹介します。  1. 高圧洗浄で汚れを落とす まずは外壁と一緒に、高圧洗浄機を使って建物全体の汚れ・カビ・古い塗膜・ホコリをしっかりと洗い流します。 この下準備を丁寧に行うことで、新しい塗料の密着性が高まり、仕上がりの持ちが良くなります。 特に、軒天や雨樋などは見えにくい場所に汚れが溜まりやすいため、隅々まで洗浄することがポイントです。  2. ケレン・下地処理 塗装前に行う重要な工程です。 サビや古い塗膜を除去したり、表面を研磨して塗料が密着しやすい状態を作ります。 ・金属部(シャッターボックス・水切りなど)  サビ落とし専用のケレン作業を行い、錆止め塗料を下塗りします。  サビを残したまま塗装すると、再発や塗膜の剥がれにつながるため丁寧な処理が欠かせません。 ・木部(破風板・庇など)  傷みやすいため、ヤスリで古い塗膜を落とした後、木部用下地材で吸い込みを防ぎます。  腐食部分があれば補修を行い、塗料がしっかり定着するよう調整します。 ・樹脂部(雨樋・スリムダクトなど)  ツルツルした表面のままだと塗料が剥がれやすいため、細かい紙やすりで軽く研磨して密着を高めます。  この下地処理をきちんと行うことで、仕上がりの耐久性が大きく変わります。  3. 下塗り(プライマー塗布) 下地と上塗り塗料の密着を高めるために、「プライマー(下塗り材)」を塗布します。 素材に合わせて適切なプライマーを選ぶことが大切です。 ・金属部:エポキシ系の錆止め塗料 ・木部:木材保護用プライマー ・樹脂部:密着性の高い樹脂用プライマー 下塗りを省略してしまうと、数年で塗膜が剥がれる原因になるため、職人が特に丁寧に行う工程です。 ※下塗りを行わないケースも… 一部の付帯部では、素材や塗料の密着性が良好な場合、または既存塗膜は健全に保たれている場合などに、下塗りを省略することもあります。 たとえば次のようなケースです。 ・雨どい(樹脂製):劣化が少なく、塗料の食いつきが良い場合 ・既存塗装がしっかり残っている鉄部:密着性を確認したうえで、上塗り2回で仕上げることもあります ただし、劣化が進んでいる場合や素材によっては下塗りが必須です。 現地の状態を確認し、プロが適切に判断して施工を行います。  4. 中塗り・上塗り(仕上げ塗装) 下塗り(または既存塗膜の上)に、上塗り塗料を2回に分けて塗布します。 2回塗りにすることで塗膜に厚みが出て、ツヤ・発色・耐久性が向上します。 使用される塗料には以下のような種類があります。 ・ウレタン塗料:コストを抑えたい方向け。柔軟性があり扱いやすい。 ・シリコン塗料:最も一般的。耐候性とコストのバランスが良い。 ・フッ素塗料:高耐久・高光沢で長持ち。メンテナンス回数を減らしたい方におすすめ。 特に付帯部は細かい形状が多いため、職人が刷毛や小型ローラーを使い分け、細部まで丁寧に塗り上げます。 5. 乾燥・仕上げ確認 すべての塗装が終わったら、しっかりと乾燥させます。 膜に触れたり水がかからないよう注意します。 最後に、塗りムラや塗り残しがないかをチェックし、必要に応じて補修を行って仕上げます。 この最終確認まで丁寧に行うことで、見た目も機能性も高品質な塗装が完成します。 施工期間の目安 付帯部の塗装自体は外壁塗装と並行して進むため、全体の工期に大きな影響はありません。 一般的な住宅では、外壁塗装と合わせておよそ10〜14日程度が目安です。 ただし、天候や建物の劣化状況によっては前後する場合があります。  ポイント:部位ごとの塗装の注意点 ・雨樋:日当たりの強い南側は特に劣化が早い。紫外線対策に耐候性の高い塗料を。 ・軒天:通気性を保つため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。 ・シャッターボックス・水切り:金属製の場合は錆止め塗料を忘れずに。 ・幕板:隙間から雨水が入りやすいため、コーキング補修を行ってから塗装。 外壁塗装の仕上がりは、付帯部の丁寧な施工によって大きく左右されます。 一見小さな部分でも、細部までしっかりと塗装することで、家全体の防水性・美観・耐久性を長く維持することができます。 まとめ 付帯部塗装は「目立たないけれど重要な作業」 下地処理から仕上げまで手を抜かず、素材に合った施工を行うことで長持ちする塗膜に仕上がります。 外壁と一緒に行うことで見た目も統一され、住まい全体の美しさと耐久性を高めることができます。 付帯部塗装の費用相場 付帯部塗装の費用は、部位の面積・劣化の状態・素材の種類・使用する塗料のグレードによって異なります。 部位ごとに施工方法が異なるため、単価にも幅があります。以下は一般的な目安です。 部位 費用の目安 備考 雨樋(あまどい) 約1,000〜2,000円/m プラスチック(塩ビ)製が多く、比較的塗りやすい部位。 紫外線による色あせ・ひび割れが起きやすいため、耐候性の高い塗料を選ぶのがおすすめです。 破風板・鼻隠し 約1,000〜1,500円/m 木製や金属製など素材によって価格差があり、木部は下地補修や防腐処理が必要な場合があります。 家の印象を左右する部分なので、外壁と色を合わせると統一感が出ます。 軒天(のきてん) 約800〜1,200円/㎡ 湿気がこもりやすいため、防カビ性・透湿性のある塗料を使用。 雨漏れの原因になりやすい箇所なので、状態によっては張り替えが必要になることもあります。 シャッターボックス・雨戸・戸袋 約3,000〜6,000円/箇所 金属製が多く、サビ止め処理を行ってから塗装します。 凹凸が多い部分はスプレーガンや刷毛を使い分け、丁寧に仕上げる必要があります。 水切り 約500〜1,000円/m 外壁と基礎の境目にある金属部材。 見落とされがちですが、ここを塗装することで雨水の侵入を防ぎ、防錆効果を長持ちさせられます。 幕板(まくいた) 約1,000〜1,800円/m 外壁の中間部分にある装飾的な板。 雨水が溜まりやすく、劣化や浮きが起きやすい部分なので、塗装前にシーリング補修を行う場合があります。 庇(ひさし) 約3,000〜8,000円/箇所 雨風を直接受けるため、劣化しやすい箇所。 素材が金属の場合は錆止め処理が必須です。 換気フード・スリムダクト 約2,000〜4,000円/箇所 樹脂や金属素材が多く、紫外線や汚れによる退色が起きやすい。 外壁と同系色で塗ると全体の仕上がりが美しくまとまります。 💡 費用を左右するポイント 素材の種類  金属や木材は、樹脂製よりも下地処理・錆止めなどの工程が増えるため、やや高くなる傾向があります。 劣化の進行度  サビ・腐食・ひび割れなどの補修が必要な場合は、その分の手間や材料費が加算されます。 塗料のグレード  一般的なシリコン塗料に比べ、フッ素や無機塗料を使うと耐久性は上がりますが、単価は高くなります。 施工範囲と足場の有無  付帯部のみを単独で塗装する場合は、足場設置費が別途必要になるため、外壁塗装と同時に行う方が総額を抑えられます。   メンテナンス時期とチェックポイント 付帯部は外壁よりも細かい部材が多く、紫外線や雨風の影響を直接受けやすい部分です。 そのため、外壁よりも早く劣化が進むケースも少なくありません。 見た目は小さな劣化でも、放置すると雨漏れや腐食の原因になることがあるため、定期的な点検が大切です。 🔍 こんな症状が見えたら塗り替えサイン 付帯部の劣化は、普段の生活の中でも確認できます。 以下のような症状が出てきたら、早めに塗り替えを検討しましょう。 ・色あせ・艶の低下  太陽光(紫外線)の影響で、表面の塗膜が少しずつ劣化してツヤがなくなったり、白っぽく色あせてきます。  見た目の問題だけでなく、防水性も低下しているサインです。 ・塗膜の剥がれ・ひび割れ  塗膜が浮いてきたり、部分的に剥がれている場合は、塗料の密着が弱まっている状態。  このまま放置すると、下地がむき出しになり、雨水の侵入や腐食につながります。 ・錆び・腐食の発生  シャッターボックスや水切りなどの金属部は、錆びが出始めたら要注意。  錆が進行すると塗装だけでは補修できず、部材交換が必要になる場合もあります。 ・ひび・反り・浮きなどの変形  木部の破風板や庇などに多く見られる症状です。  塗膜の劣化により雨水を吸収して膨張・収縮を繰り返すことで、反りや割れが発生します。 ⏰ メンテナンスの目安時期 付帯部の塗装は、一般的に5〜10年に一度の点検・塗り替えが目安です。 ただし、次のような条件によって劣化スピードは変わります。 ・日当たりの強い南面や西面:紫外線が強く、塗膜の劣化が早い傾向。 ・雨が当たりやすい場所:水切り・庇・軒天などは湿気がこもりやすく、腐食が進みやすい。 ・素材の違い:金属や木材は樹脂製よりもメンテナンス周期が短くなることがあります。 特に、破風板や鼻隠し、雨樋などは家の高所にあるため、自分では状態を確認しにくい場所です。 外壁塗装や屋根点検の際に、同時に付帯部も点検してもらうのがおすすめです。 💡 早めの点検・補修がコスト削減につながる 劣化が軽いうちに塗り替えを行えば、下地補修や交換が不要で済み、結果的に費用を抑えることができます。 逆に、劣化を放置してしまうと、 ・木部の腐食による交換費用 ・金属部の錆び進行による板金工事 ・コーキングの劣化からの雨漏れ修繕 といった追加工事費用がかかることも。 定期的な点検と早めのメンテナンスが、家全体を長持ちさせる一番のポイントです。  まとめ 付帯部は、家の中でも劣化が見落とされやすい場所ですが、外壁・屋根と同じくらい重要な保護機能を担っています。 「色あせ」「剥がれ」「錆び」などの症状を見つけたら、放置せずに専門業者へ点検を依頼しましょう。 外壁と同時に塗装を行うことで、見た目も美しく整い、メンテナンスの手間や費用もまとめて抑えることができます。  まとめ|外壁塗装と一緒に、家全体を美しく守る「付帯部塗装」 外壁塗装を検討する際、「外壁だけ塗れば十分」と思われがちですが、実は付帯部の塗装こそが住まいを長持ちさせる鍵です。 雨樋・破風板・軒天・幕板などは、日々の紫外線や雨風の影響を最も受けやすく、劣化を放置すると外壁や屋根のトラブルにまで発展することがあります。 外壁と付帯部を同時に塗装することで、 ・建物全体のデザインと色調を統一できる ・足場代を一度で済ませられるため、コストを削減できる ・防水性・耐久性を高め、雨漏れや腐食を未然に防げる といった多くのメリットが得られます。 特に、外壁塗装のような大規模工事は頻繁に行うものではありません。 せっかく足場を組むなら、付帯部も含めて建物全体をメンテナンスすることで、見た目も機能も「新築のように」生まれ変わります。 付帯部は細かい部分ですが、仕上がりの美しさと耐久性を左右する重要な存在です。 次回の外壁塗装では、ぜひ付帯部の状態にも目を向けてみてください。 丁寧にメンテナンスを行うことで、住まいをより長く、より美しく守ることができます。

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