
2023年12月6日 更新!
希釈剤とは?溶剤との違いや特徴を解説 l塗り達
2023年12月6日 公開 この記事では、希釈剤について解説しています。 希釈剤とは、塗料の粘度を低くするために入れる液体のことをいいます。 希釈は「薄める」という意味があります。 塗料の希釈剤には、水のほかに溶剤(シンナー)などがあり、塗料によってそれぞれ指定されています。 水を希釈剤として使う塗料を「水性塗料」、溶剤を希釈剤として使う塗料を「溶剤系塗料・油性塗料」と言います。 溶剤との違い 溶剤とは、前述の通りシンナーなどの希釈剤の事を指しますので、希釈剤の1つともいえます。 字の通り「溶かす」性質があるもので、アルコール、ガソリン、シンナーなどがこれにあたり、広義では水も溶剤といえます。 シンナーなどを有機溶剤(炭素が含まれている)と呼んでいるのに対し、水は「無機溶剤」(炭素を含まない)と区別されます。 希釈剤は薄めるためのものなので、根本的に意味は違います。 希釈剤を使う理由 塗料を希釈して使うのは、「粘度の調整のため」です。 塗料は、粘度があるので外壁などにも密着し、垂れずに定着させることができます。また粘度があるおかげで塗膜に厚みを持たせることができます。 しかし、あまりに粘度が高いと、ローラや刷毛で塗った後の仕上がりが悪く、塗りにくい、塗膜が厚くなる過ぎるなどのデメリットがあります。また気温や湿度によっても粘度が変わってくるため、希釈剤を使って粘度を調整し、仕上がりを美しくします。MORE