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塗り達の職人ブログ 記事一覧

たのしい悩み
2023年7月18日 更新!

つや消し塗料で外壁塗装を行うときに知っておきたいこと l塗り達

2023年7月18日 公開 いざ外壁塗装工事を行うぞとなったときに、お客様が悩まれるのが「色」ですよね。 外壁は面積が大きいので、ちょっとした色の違いでも印象が大きく変わることがあります。 また、色以外に印象を左右するのが「つや」です。 実は塗料はツヤの加減を選ぶことができます。 今回は、つや消し塗料を使う際に知っておきたいことをまとめました。最後までぜひご覧ください。 塗料のツヤ加減とは そもそも外壁塗装で使う塗料は「ツヤあり」です。つまりピカピカの仕上がりになります。 元の状態の塗料のツヤを10としたとき、ツヤ加減はつや消し剤を添加することで調整します。 半艶 3分艶 つや消し と、艶がなくなるほどつや消し剤がたくさん入っていることになります。   つや消し塗料を選ぶときに注意したいこと つや消し塗料を使うと、ピカピカ感が抑えられ、シックな仕上がりになります。 しかし前述のように、つや消し塗料は添加物を入れて作られるため、本来の塗料には必要のないものが入っていることになります。 艶が少ないほど添加物が多く、ツヤゼロの状態にすると、本来持っている塗料の性能が低くなってしまいます。 せっかくお金をかけてよい塗料を使っても、艶なしを選ぶことでワンランク下の塗料と同じくらいしか耐久しない!なんてことにもなるので、ツヤ加減か耐久性か どちらをより優先したいかを視野に入れて塗料のツヤを選ぶ必要があります。 ツヤ加減は自由に選べますが、耐久性に影響があることを覚えておきましょう。 屋根は基本ツヤあり塗料です 外壁は地上からも色や艶加減が目に入りやすく、印象を左右するため性能が落ちても艶なしがいいと選ぶ方もおられます。 対して屋根の塗装の場合は、基本的にツヤあり(つや消し剤なし)の塗料を使うほうがよいでしょう。 屋根は外壁とは違い、太陽光を面で受け取り、同じグレードの塗料であっても外壁より劣化が早いといわれています。 そのため、つや消し剤を入れてしまうと、ますます劣化が早くなり、次回のメンテナンス時期になる前に屋根のほうが先に塗膜がダメになってしまう恐れがあるのです。 屋根は地上からは色や艶加減は見えにくいので、ツヤありを選んで耐久性をとる方がよいでしょう。 塗料のご相談は塗り達まで 塗料のツヤ加減について解説しました。 塗装工事で色を決める際には、ぜひツヤ加減についてもご希望をお聞かせください。 また、カラーシミュレーションを使ってのシミュレーションや、見本板の作成も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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シーリング
2023年7月17日 更新!

ダスター刷毛とは? 役割や使い方を解説 l塗り達

2023年7月17日 公開 この記事ではダスター刷毛について解説しています。 ダスター刷毛は、塗装やシール工事の前などに下地を清掃する際に使う刷毛の事です。 ラスターと呼ぶ職人もいます。 粘度の高い塗料を塗るときにも塗り刷毛として使うこともあります。 下地をきれいにする意味 例えば、テープやシールを貼る際に、きれいな紙と、砂埃が付着している紙ではどちらかがよりきれいに貼れるでしょうか?また耐久性はどちらの方がよいと思いますか? 正解は、「きれいな紙」ですよね。 塗装やシール工事も同じで、下地に塗料(下塗り塗料など)を塗る前にゴミやチリをきれいに取り除いておく方が耐久性が高くなるのです。 塗装前には、高圧洗浄を行い洗い流してからしっかりと乾かします。 その過程でついたチリやほこりをきれいに取り除くと、下地調整が完了です。 ここでやっと塗料をのせることができます。 ダスター刷毛は、工事の品質を左右する下地調整においてとっても重要な役割がある職人道具なのです。  

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コスト
2023年7月16日 更新!

外壁塗装はウレタンで十分?? 塗料の種類や耐久性について解説 l塗り達

2023年7月16日 公開 外壁塗装で使う塗料にはいろいろな種類があります。 安い塗料と調べると「ウレタン塗料」という言葉が。 工事自体が大変高額なので、できるだけ安く工事したい!と考える方も多いことでしょう。 外壁工事は、塗装面積と塗料自体の値段が工事費用を左右します。 塗装面積は自宅の外壁の塗るところなので、少なくしようがありませんが、 選ぶ塗料によっては工事費を抑えることができる場合があります。 でもいくら安いからと言って工事として意味がなければだめですよね。 外壁塗装でウレタン塗料をつかっても問題はないでしょうか? 本記事では、塗料の種類と耐久性について解説しています。 ウレタン塗料とは 塗料はいろいろな種類があり、成分や使用目的などでいろいろな分け方をします。 ウレタン塗料とは、合成ゴムなどの材料であるポリウレタンが主成分の塗料のことを言います。 安価で、仕上がりは光沢があり、見違えるようにきれいになるため、一昔前まで外壁塗装で使われることが多かった塗料です。そして現在も外壁塗装でウレタン塗料を使っても問題はありません。 ウレタン塗料の耐久性はおよそ5~7年です。 1回あたりの工事にかかる費用は安く抑えることができますが、何度も工事をすることになるため、足場やその他の費用は毎回かかることを思えば、あまりコスパのよい塗料とはいえないでしょう。 ウレタン塗料よりコスパのよいシリコン塗料 現在は、ウレタン塗料より耐久性が高く品質の良い「シリコン塗料」が主流です。 一番安いシリコン塗料でも耐久性は10年ほどあり、外壁塗装で使うには十分に耐久性があるといえます。 さらにエスケー化研プレミアムシリコン は、普通のシリコンより耐久性・対候性に優れコスパのよい塗料として人気があります。   塗料の成分で耐久性や費用は異なる 外壁塗装はウレタン塗料でも問題はありませんが、耐久性は高いとは言えません。 シリコン塗料:10年 フッ素塗料 :15年 無機塗料  :22年 と、グレードによって耐久性は異なり、耐久性が高い(=性能が良い)ほど単価も高くなります。   ライフプランに合わせて塗料を決めよう ウレタン塗料がダメなら、無機塗料にすればすべてうまくいくのでは?とお考えかもしれません。 しかし、おススメの塗料、最適の塗料はお客様によって異なります。 コスパがよく、10年に一度とメンテナンス計画を立てやすいのはシリコン塗料ですが、 「1度の工事費用が高くても、何回も工事をするのは嫌だから」と無機塗料を選ぶお客様もいれば、 「あと15年くらい住んだら建て替える予定だから20年も持つ塗料は必要ない」という方もおられ、 どちらの選択も正解です。 塗料はお客様のライフプランに合わせて選択するのが最適です。 ・どの塗料がいいのかわからない ・この塗料をすすめられたけど本当にいいのか? など、塗料の事なら何でもご相談ください。 お客様のご自宅の様子や、ライフプラン・予算を伺いしながら最適な塗料選びのお手伝いをいたします。 ご相談は塗り達までお気軽にどうぞ                

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2023年7月15日 更新!

屋根の塗装で雨漏りは防げる?塗装工事をする目的について解説 l塗り達

2023年7月15日 公開 突然ですが、屋根を塗装することで雨漏りを防ぐことはできるのでしょうか? 答えは「NO!!」です。   屋根は塗装しても雨漏りを防いだり、補修することはできません。 「雨漏りしてるし塗装しておきましょう」などと進めてくる業者は要注意です!   本記事では屋根塗装の目的と効果について、塗装が効果的で日本で多く使われているスレート屋根に絞って解説しています。 雨漏りが心配 スレート屋根の傷み具合が気になっている という方は是非参考になさってください。 屋根を塗装する目的 屋根を塗装する目的は、大きく分けて3つあります。 ①美観のため スレート屋根は製造された段階で塗膜がつけられており、ピカピカとしてきれいです。 しかし、紫外線によって時間が経つにつれて表面の塗膜がはげ、 ・色褪せ ・カビコケの発生 などが見られるようになります。 塗装することで塗膜がよみがえり、表面のツヤを取り戻すことができます。 #gallery-1 { margin: auto; } #gallery-1 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-1 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-1 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */   ②屋根材を守る スレート屋根は粘板岩を薄く加工していた状にしたものです。このままでは水を吸い込んでしまうため表面をコーティングしてあります。 コーティングがある状態では水をはじき吸い込むことはありませんが、紫外線によって劣化すると水を吸い込み始めます。 そうなる前に塗装を行うと、コーティングがよみがえり屋根材を守ってくれるのです。 水を含んだスレートが乾き、また吸い込み、乾きを繰り返すうちに内側から割れたりはがれたりといった激しい劣化症状がみられるようになります。 ここまで劣化してしまうといくら塗装をしてもはがれた部分は補修できないため差し替えやカバー工法などの屋根工事を検討することになってしまいます。 ③遮熱効果などを付加する 塗料には、耐久性を高める効果があるものや、遮熱効果があるものなどがあります。 特に屋根の場合、外壁に比べて太陽光を面で受け取るため表面温度が上がりやすく、遮熱塗料を使うと効果的といわれます。 塗装で屋根材を保護すると同時に、熱による劣化を抑えることができる付加価値を加えてさらに屋根材が長持ちするようにできるのが塗装です。 雨漏りしている・心配な場合は屋根工事 塗装で雨漏りを防いだり補修することはできませんが、屋根工事なら可能です。 屋根から雨漏りしている場合は ・カバー工法 ・葺き替え工事 が有効です! カバー工法 今ある屋根を撤去せず、上から新しい屋根材を葺く工事です 元々のスレート屋根が軽量なので、上から屋根材を葺くことは可能です。 ただし、野地板まで傷んでいるような屋根自体の劣化が激しい場合は、次の葺き替え工事のほうがよいでしょう 葺き替え工事 今ある屋根を撤去し、新しい屋根を葺く工事です。 屋根材の下の野地板やルーフィングシートも新設するので雨漏り修繕としては最適な方法です。   塗装で雨漏りする?! メンテナンスで塗装を行ったのに、工事が原因で雨漏りしてしまった・・・という何とも残念なケースもあります。 スレート屋根の塗装は、塗料で屋根材自体がくっついてしまうため、水の通り道をあけるための工程が必要なのですが、この作業がもとで雨漏りしてしまう例があります。 「縁切り」と呼ばれるこの工程は、塗膜で屋根材の隙間がなくなってしまった後、カッターなどを使って塗膜を切る工程です。 この時誤って屋根材を傷つけたり、下にひいてあるルーフィングシートごと切ってしまうなどした場合に雨漏りにつながってしまうのです。これらは施工不良ですので、もしこのようなことがあれば塗装した業者に確認を依頼しましょう。 屋根材すべてにこの工程を行うと、時間も手間もかかり、しかも雨漏りするかもしれない・・・ ということで、現在は「タスペーサー」という縁切り材をあらかじめ挿入し隙間を確保してから塗装を行うことが主流になっています。 スレート屋根の塗装では必須のアイテムです。工事の際にはどのような方法で縁切りを行うのか確認してみましょう。   屋根塗装と雨漏り修繕について解説しました。 塗装だけでは雨漏りを修繕することはできませんが、メンテナンスとして塗装を行っておけば屋根材を保護することができ長くお家を使うことができます。 本格的に雨漏りをしているようなら、屋根工事を検討しましょう。 屋根塗装・屋根工事で迷ったら塗り達までご相談ください

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養生の画像
2023年7月14日 更新!

外壁塗装で使うマスキングテープ l塗り達

2023年7月14日 公開 この記事では、マスキングテープについて解説しています。 マスキングテープといえば、絵をかくときに絵の具がはみ出ないように貼ったり、最近ではシールのように装飾に使われたりしますよね。 外壁塗装でもマスキングテープを使うことがよくあります。   マスキングテープの特徴 マスキングテープはその名の通り、覆い隠す(マスキングする)ためのテープのことで、 塗装しない場所 コーキングがついてはいけない場所 などに貼って養生する目的で使われます。 普通のテープやガムテープじゃなだめなのか と思ってしまいますが、そこにマスキングテープの特徴があります。 外壁に使用する際は、粘着力が強いしっかり貼れるタイプだと、はがすときに下地が一緒にくっついて取れてしまうことがあるのです。 そのため、マスキングテープはわざとはがれやすいように粘着が弱い状態に作ってあります。 新築時などは、検査の時に指摘箇所を示すのにつけたりするので、色も目立つものや凸凹にもある程度くっつくもの、字がかかるような幅広のものなどいろんな種類があります。 マスキングテープの使い方 外壁では、今塗っている色では塗らないところや、塗ってはいけないところにマスキングテープを使用し塗料がつかないようにします。 シーリングの際は、シール材が必要な個所にのみ充填されるよう、マスキングテープで溝を囲むように貼ります。 また、塗装の際に塗料が飛散することを防ぐために室外機を養生しますが、このビニールをとめているのもマスキングテープです。   マスキングテープや、マスキングテープにシートがついたマスカと呼ばれるものは、養生道具です。 塗装工事が終われば外して捨ててしまうものですが、これらがあるのとないのでは、工事の段取りも、仕上がりの品質も全然違ってきてしまうとっても大切なものです。

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雨漏り
2023年7月13日 更新!

わかりにくい雨漏りに注意!壁伝いに広がる雨漏りの特徴 l塗り達

2023年7月13日 公開 雨漏りというと、 ・天井からぽたぽた水が落ちてくる ・窓の周りから雨が入ってくる などの症状を思い浮かべる方が多いと思います。 家の中が濡れて大変困るこれらの雨漏りですが、 実は「雨漏りしている!」と気づけるだけマシともいえます。   本当に怖いのは、わかりにくい雨漏りのほうなのです。 今回は、わかりにくい壁伝いの雨漏りについて解説しています。気になる症状があれば早急に専門業者へご相談ください! 雨漏りが起こる場所とその原因 屋根・ベランダ 家の雨漏りが起こりやすい場所としては、屋根やベランダなどがあります。 屋根は屋根材の下に防水シートを貼っていますので、それが劣化しない限り室内に雨が入ってくるようなことにはなりませんが、ポタポタきているなら相当雨漏りが進んだ状態といえます。 ベランダは防水施工していても劣化してくると下地に雨がしみこんで雨漏りを起こしやすくなっています。 外壁 そして、外壁も雨漏りが起こりやすい場所の1つで、これが大変厄介なのです。 外壁に雨漏りが起こる原因としては、 ・外壁が割れている ・シーリングが劣化している ・幕板が劣化している などがあげられます。 #gallery-2 { margin: auto; } #gallery-2 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-2 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-2 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 外壁から起こる雨漏りは、天井からぽたぽたといったわかりやすい雨漏りではなく、 外壁となかで静かに進行します。 日本は木造が多く、木材にとって水は大敵です。躯体の木材を腐食させるので雨漏りは放置してはいけません。 しかし、気づかないうちに広がっている外壁からの雨漏りは、放置しているつもりがなくても長年のうちにどんどん腐食が進んでしまう大変危険で厄介な雨漏りなのです。   外壁から広がる雨漏りで起こる被害 外壁から広がる雨漏りで起こりうる被害を確認しておきましょう。 ①躯体の腐食 外壁の中から広がった水が、躯体を腐食させます。 躯体が劣化すると、建物の強度に影響が出るため大変危険です。 目に見える症状としては ・ドアの開け閉めができなくなる ・床が傾いてものが転がるようになる などがあります。 ②金属がサビる 腐食する 水の弱いものとして、金属もあげられます。 木造建築といっても耐震補強材など金属でできているものもありますので、サビや腐食は強度に影響があり危険です。 壁に打たれている釘や金物が濡れるはずがないのに錆びている といった場合にも、壁の中での雨漏りが考えられます。 ③シロアリ 木造住宅で、皆さんが怖いと思っているのがシロアリではないでしょうか。 シロアリは、湿気を含む木材を好むので、外壁内での雨漏りはまさにシロアリにとっては天国といえるかもしれません。 シロアリも気を食べて躯体の強度を弱らせる大変厄介なものです。雨漏りを放置しているとどんどん被害が広がるので早急に手を打ちましょう。   ④カビ 室内の壁紙や天井などにカビが見られたら、外壁内の雨漏りのサインかもしれません。 内側からの湿気を逃がすことができない壁紙では、カビが発生しやがてはがれてくることもあります。   ⑤漏電火災 雨漏りしているところがブレーカーの近くなど、電気機器がある場合は漏電火災が発生するリスクがあります。 水と電気は相性が悪く、外壁内の配線などに水が入り込むと漏電し、火災の原因となります。   見逃せない雨漏りのサイン ここまで見てきた雨漏りの被害を防ぐためには、わかりにくい雨漏りのサインを見逃さないようにすることが大切です。 ・外壁が割れている ・シーリングが劣化してはがれている ・外壁の塗膜がはがれてきている ・天井にシミがある ・室内の壁紙が波打っている ・窓枠などにカビや腐食がみられる ・室内がかび臭い などの症状があれば、わかりにくい雨漏りのサインかもしれません!   雨漏りかな?と思ったら専門業者へ! 外壁からの雨漏りは、塗装やシーリングの打ち直しなど定期的なメンテナンスで防ぐことができます! もし雨漏りしているかな?と感じたら、専門業者へご相談ください。 現地調査の上、劣化診断を提出いたします! 雨漏りのご相談も塗り達までお気軽にどうぞ    

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2023年7月12日 更新!

ベランダに施工する防水工事は主に3種類!自宅に合った方法で賢く工事しよう l塗り達

2023年7月12日 公開 ベランダやバルコニーが防水施工されているお家も少なくありません。 防水層は雨をはじき、下地に水が入り込まないようにする役割があります。 この防水層は、外壁や屋根と同じように紫外線によって劣化してしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。 防水工事にはたくさんの種類がありますが、戸建て住宅のべレンダやバルコニーに採用されている防水工事は主に3種類です。 屋上などと違い、ベランダやバルコニーは ・人の出入りがある ・室外機など重いものを置くことが多い ・複雑な形状をしていることが多い 等の特徴があり、これらをカバーできる工事を採用しています。   本記事では3種類の防水工事の特徴をまとめています。ご自宅の防水工事についてご検討中の方は是非参考になさってください。 ①FRP防水 #gallery-3 { margin: auto; } #gallery-3 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-3 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-3 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 新築時などにベランダに施工されることが多いのがFRP防水です。 FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で、強度があり、耐久年数はおよそ10年と耐久性に優れています。 メリット・デメリット FRP防水を採用するメリットは ・耐久性が高いため重量のあるものを置ける ・軽量で躯体に負担がかからない ・塗膜防水のため継ぎ目がなく防水性が高い ・工期が短い などがあげられ、まさに新築時のベランダにぴったりの防水工事です。 しかし、 ・紫外線で劣化するのでメンテナンスが必要 ・下地が鉄部の場合は施工できない などのデメリットもあります。 施工手順 ①下地調整 ②プライマー塗布 ③ガラスマット含侵 ④脱泡 ⑥トップコート #gallery-4 { margin: auto; } #gallery-4 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 20%; } #gallery-4 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-4 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ メンテナンス メンテナンスでは ・トップコートのみ塗り替え ・防水層から施工 ・床材の補強からやり直す の3パターンがあります。劣化状況や下地の具合で判断し施工します。   ②ウレタン防水 メンテナンスでよく使われるのがウレタン防水です。 費用は他の防水工事に比べると、比較的安価である程度どんな下地にでも施工できます。 液状のウレタンを現場で塗布して防水層を作る塗膜防水です。 密着工法と通気緩衝工法 ウレタン防水は塗膜防水という工事の種類に分類されますが、その中でも ・密着工法 ・通気緩衝工法 の2つの工法があります。 <密着工法> ・雨漏りしていない ・複雑な形状でもOK ・工期が短く費用が安い 施工前に下地をしっかり乾かす必要がありますので、あまりに広い場所より、比較的面積の狭いベランダなどに向いています。またどんな床材にも幅広く施工できます。 #gallery-5 { margin: auto; } #gallery-5 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-5 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-5 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ ウレタン防水もトップコートが劣化するので、メンテナンスが必要です。 耐久年数は7年~10年。 <通気緩衝工法> 下地と防水層の間に通気の取れるシートを貼ってから施工する方法です。 下地と防水層を密着させる工法では、下地から湿気が上がってくると防水層があって抜けられず、下地と防水層の間で膨れが起こってしまいます。 通気緩衝工法では、通気をよくし下地から上がってくる湿気を逃がすので、雨漏りしている下地にも施工できます。 #gallery-6 { margin: auto; } #gallery-6 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 16%; } #gallery-6 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-6 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ ・どんな下地にも施工できる ・工期が短く安価 ・形状が複雑でも施工できる などのメリットがあります。 密着工法との最大の違いは ・雨漏りしている下地にも施工できる という点です。 同じく紫外線で劣化しますので。定期的なメンテナンスが必要です。耐久年数はおよそ10年~15年です。   ③シート防水 防水層をシートで施工する方法です。 シートには、ゴムシートと塩ビシートがあり、現在はより耐久性の高い塩ビシート防水が主流となっています 防水層となるシート自体はすでに工場で製造されたものなので品質が安定しており、 ・紫外線に強い ・耐久性がある ・均一の厚みを作ることができる などのメリットがあります。 しかし、シートを貼る必要があるため、 ・凸凹の下地には施工できない ・シートの接合部分の施工には技量が必要 ・施工中に音や振動がある などの注意点もあります。主にルーフバルコニーなど広く平らな場所で採用されます。 自宅に合った防水工事を選ぼう 戸建て住宅でよく使われる防水工事3種類を解説しました。 3種類ともそれぞれ特徴が異なることはわかったけど、自宅のベランダやバルコニーに合う方法はどれ?? という疑問をお持ちの方は、ぜひ塗り達までご相談ください。 下地の状態や劣化診断の上、最適な防水工事をご提案・施工いたします。 外壁塗装や屋根塗装と同時期に施工されるお客様も多く、施工実績も多数ございます。   防水工事のご相談は塗り達までお気軽にお問い合わせください。      

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2023年7月11日 更新!

幕板とは? 役割や特徴を解説 l塗り達

2023年7月11日 公開 この記事では幕板について解説しています。 「幕板(まくいた)」は、境界的な役割を持つ横長の幅の広い板の総称です。 住宅においては、外壁に取り付けられた1階と2階の境目にある帯状の板の部分を指します。 幕板の役割 装飾 幕板は装飾的に用いられることがあります。外壁においては1階部分と2階部分で色を変えたり、幕板でアクセントをつけたりすることもあります。 美観・補強のため 外壁材がサイディングボードなどの場合、大きさが決まっている板状のものを貼り合わせていくので、幕板でつなぎ目を隠して補強する役割があります。 逆にモルタル外壁の場合はつなぎ目がないので地上から軒天部分まで幕板を付ける必要がなくなります。 幕板の材質 幕板に使われる材質には下記のようなものがあります。 ・ケイカル板 ・トタンやアルミニウムなど金属系 ・窯業系 ・木材系 いずれも、経年劣化が起きますので、メンテナンスは必要になります。 幕板のメンテナンス 塗膜のはがれや少しのサビ等であれば、ケレンし塗装を行うことでメンテナンスになります。 また、幕板と外壁の隙間から雨漏りすることもあるので、シーリングが劣化している場合は補修を行います。 幕板が割れていたり、剥がれ落ちているような、劣化具合が進行しているケースでは、幕板を取り替えるかカバー工法などもあります。 永久的に耐久するものは現在のところ存在しないので、外壁塗装などで足場を組む際に一緒にメンテナンスすることをオススメしています。

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雨漏り 水浸し
2023年7月10日 更新!

急な雨漏り!自分でできる一時的しのぎの方法 l塗り達

2023年7月10日 公開 急な雨漏り!!困りますよね。   雨漏りは、雨の入り口を突き止めて、補修することが1番ですが、急に雨漏りしてきた場合すぐに業者がきてくれないことも そんなときのために、雨漏りの一時しのぎの方法を知っておくと便利です。 雨漏りが起こりやすい場所 雨漏りは、屋外のどこかから雨が侵入している状態です。 雨漏りが起こりやすい場所は、 ①天井 ②窓回り ③外壁 ④バルコニー・ベランダ ⑤屋根 となっています。 こうみると、程度や頻度の差はあれ、どこからでも水は入り込んでくるということがわかりますね。 場所別・雨漏りの一時しのぎの方法 それでは具体的に雨漏りの一時的にしのぐ方法を見てみましょう。 ①天井 ポタポタと水が落ちてきている場合は、バケツなどで水滴を受け止めましょう。 バケツの中に雑巾などを入れると水撥ねを防ぐことができます。 複数の雨漏りがある場合はブルーシートなどで床を保護しましょう。 雨が降った時だけ雨漏りする、雨の侵入口がわからない等の場合は、大きめのビニール袋で雨漏りしている箇所を覆い、下に穴をあけて集水できるようにしておきましょう。 ②窓回り 窓回り、サッシ廻りからの雨漏りは雑巾などで水が入ってきている部分を防ぎましょう。 窓回りからの雨漏りは、横殴りの雨や強風を伴う雨が降ったときに起こりやすく、室内が広範囲に濡れることを防ぎましょう。防水シートがある場合は、貼っておいてもよいでしょう。 ③外壁 外壁からも雨漏りすることがあります。ひび割れやコーキングの劣化を放置していると、そこから雨が入り込みます。 外壁の内側に雨が入り溜まってしまうと、内側から塗膜がはがれたり、躯体が腐食する原因にもなります。 防水機能があるアルミテープなどで侵入口を防ぐ方法が最も手軽にできますので、危険な個所でなければ試してみてもいいでしょう。 ▼アルミテープを使った雨漏りの応急処置についてはこちらの記事もご覧ください。 京都・滋賀の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へ雨漏りの応急処置にアルミテープを使う方法 l塗り達https://nuritatsu.com/blog/433742023年6月30日 公開突然の雨漏り・・・困りますよね。 そんなときに応急処置としてアルミテープが使えることをご存知ですか?今回は、急な雨漏り時にアルミテープで応急処置をする方法について解説していきます。アルミテープとはアルミテープは、アルミニウムを圧力をかけて薄く延ばしたアルミ箔のテープです。一般的に裏に接着面がついているものを指すことが多く、ホームセンターなどで購入できます。(出典:ニトムズ 公式ホームページ https://www.nitoms.com/products/proself_tape_alumi_wp/)アルミテープのアルミ箔... ④ベランダ・バルコニー ベランダやバルコニーは防水施工がしてある場合が多いと思いますが、雨漏りしているということは隙間があったり、防水層が劣化し機能していなかったりということが考えられます。 ベランダやバルコニーから雨漏りしていたら、ブルーシートをベランダの床に広げておきましょう。 市販のコーキング材などは、雨漏り調査をする妨げになってしまいますので、ご使用はおすすめしません! ブルーシートで完全に雨漏りを防ぐことはできませんが、覆っておくと多少和らぎます。 ⑤屋根 屋根は雨漏りの場所としては一番ありがちなところです。 しかし、屋根からの雨漏りを見つけてもご自分で補修は行わないでください! 屋根の上は高所で大変危険です!専門業者に依頼し、屋根に登ることがないようにしましょう。   一時しのぎのまま放置せず、必ず専門業者へ補修依頼を 雨漏りは、雨が出てくる出口の方が気になってしまいがちですが、雨の入り口を探し、補修することが大切です。 入口をとめないと、雨漏りは永久におさまりません。雨漏りを見つけたら放置せず、必ず専門業者に調査・補修を依頼しましょう。 木造が多い日本の住宅では、湿気や水分は躯体を痛めることになるため雨漏りは放置せずしっかりと直しておきましょう。 塗り達では、雨漏り調査・補修も承っております。 雨漏りでお困りの方は、台風シーズンが来る前に、晴れ間が多い夏の間に補修を行っておきましょう!

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