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外壁塗装に最適なタイミングとは?定期的なメンテナンスでお家長持ち!l塗り達

2024年1月29日 公開

「そろそろ築10年。外壁塗装のタイミング?」

「同時期に建てた近所の家が外壁塗装を行っている」

マンションやアパートと違い、外装のメンテナンスを自分でしなければならない戸建て住宅にお住いの方は、

「いつ頃やればいいの?」「いつが最適?」

とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、外壁塗装のタイミングについて解説します。ぜひ参考になさってください。

外壁塗装のタイミングの考え方

そもそも外壁塗装工事を行う目的は「外壁材の保護とお家全体の耐久性維持のため」です。

外壁は一番外側でお家を守っています。外壁がしっかりと機能しているから室内の空間は快適に保たれています。

もし、外壁の一部に穴が開いていたり、壁から雨がしみこんでしまっていたりすれば、部屋の中だけではなく、家全体の骨組みとなる躯体の強度に影響が出てしまいます。

外壁の種類

日本の戸建て住宅の多くで採用されている外壁材はサイディングボードです。

このほか、モルタルALC金属サイディングタイル焼き板などさまざまなものがあります。

いずれの外壁材であっても、永久に劣化しないものはないので、メンテナンスは必要です。

しかし、すべての外壁に外壁塗装(塗装工事)が必要というわけではありません。

例えばタイル外壁の場合塗装の必要はありませんが、代わりにタイル自体のメンテナンスやタイルがきちんと止まっているかなどの調査やメンテナンスは必要です。

本記事では、外壁塗装工事が必要な「サイディング」「モルタル」「ALC」「金属サイディング」について工事のタイミングを解説していきます。

外壁塗装のタイミング①新築後10年

外壁塗装のタイミングは新築後10年といわれます。

その理由は、塗膜の耐久性に関係します。

新築の場合、基礎や躯体、外装内装と、限られた予算の中で一気に作り上げる必要があります。

そのため外壁に使う塗料は、比較的安価でコスパのよい「シリコン塗料」が使われることが多いのです。

シリコン塗料は8~10年くらいの耐久性がある塗料です。そのため、シリコン塗料の外壁は新築後10年が塗り替えの目安といわれるわけです。

新築時でもシリコン塗料よりもっと長持ちする塗料を使っていることもありますので、すべての住宅が築後10年がタイミングですとは言えません。しかし10年以上たつとシーリング材などほかの部分も劣化が出始めるため、およそ10年に一度という言い方をすることが多いようです。

外壁塗装のタイミング②外壁に劣化症状がみられる

外壁の劣化症状には次のようなものがあります。このような症状が1つでも見られたらそろそろ工事のタイミングです。

チョーキング

チョーキングとは、外壁を手で触ったときに、白いチョークの粉のようなものが付着する症状です。

塗膜が劣化し、密着力が弱くなると粉状になった塗膜が外壁にただのっかっているだけの状態になり、触ると簡単にはがれてしまうのです。

 

クラック

外壁のひび割れ(クラック) l  京都市 外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店 塗り達

外壁に起こるひび割れをクラックと言います。

クラックは、特にモルタルに起きやすい劣化症状で、隙間から割れが拡大したり、雨漏りが発生したりします。

サイディングやALCでもクラックが起きることがあるため、見つけたら放置せず早めの補修を検討しましょう。

色褪せ

外壁の色がまだらになっていたり、一部分だけ色がうすくなったりする色褪せも劣化症状の1つです。

色が薄くなっているだけではなく、塗膜が薄くなって外壁を保護する力が弱くなっています。

カビ・コケ

外壁のカビ

外壁に生えるカビやコケも外壁が劣化してきているサインです。

外壁は塗膜がきちんと機能していれば雨がかかってもとどまることなく自然と水分をはじきます。

しかし塗膜が薄くなって水をはじく力が弱まると、雨水を吸い込みいつも湿度が高い状態になってしまいます。

カビやコケは高湿を好むため、水を吸い込んだ外壁に発生しやすく、劣化症状のサインとされています。

 

シーリングの劣化

サイディングやALCの場合、ボードとボードの隙間をシーリング材で埋めています。このシーリングはゴムのような性質があり、隙間から水が入るのを防ぎ、同時にボード同士が当たって傷つくのを防ぐ緩衝材の役割を果たしています。

シーリング材があるからボードとボードの隙間から雨漏りせずに済みます。さらに外壁にどんなに良い塗料を使って工事をしても、シーリングが劣化したままでは内側に雨が入り込み、雨漏りが進行してしまいます。

ゴムの性質そのままに、太陽光で劣化するとパチンと切れたり、はがれてきたりしますので、シーリング材に劣化が見られたらそろそろ外壁のメンテナンスのサインといえます。

 

外壁塗装のタイミング③雨漏りが起こっている

先に解説した外壁の劣化症状を放置していると、雨漏りにつながります。

外壁からの雨漏りは実は多く、しかもかなり進行しないと雨漏りに気づけない厄介なケースでもあります。

屋根からの雨漏りのように水が上から下に落ちてくるわけではないので、室内に異変を感じたときにはかなり進行した状態であることが多いのです。

室内で見られる雨漏りの症状は、壁紙のカビや、カビくささ、いつも湿度が高いなどがあります。

カビ

外壁の内側に雨が入り込んでしまうと、塗膜がはがれる原因になります。

笠木からの雨漏り

このような症状が見られたら、外壁の劣化から雨漏りが進行している可能性が高いので、早急に外壁塗装工事を行う必要があるでしょう。

外壁は築後10年で一度点検を

外壁にはクラックやチョーキング、また雨漏りなどさまざまな劣化のサインがあります。しかしサインを見逃したり放置したりしてしまうと、雨漏りや躯体の腐食など塗装工事では対処できない重大な損傷につながる危険性が高くなります。

以上のことから、外壁塗装工事の最適なタイミングは「雨漏りなどの重大な劣化症状がみられる前の段階」であるといえます。

そのため、様々な劣化症状が出始める築後10年くらいで一度外壁の点検を行うことがおすすめです。

塗り達では、外壁の劣化診断を無料で行っています。

現在のお家の状態を確認し、外壁塗装工事がしかるべきタイミングで行えるよう準備しておきましょう。

もう劣化症状が出始めている!雨漏りが起こっている!

そんな方もお気軽にお問い合わせください。

劣化診断と合わせて、施工提案書や工事の見積書まですべて無料で対応しています。

お問い合わせは下記よりどうぞ♪

 

 

 

塗料の画像
2025年12月17日 更新!

様々な効果を持つ外壁塗装用の塗料 選び方や注意点を解説!

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2025年12月15日 更新!

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塗り達 施工事例 
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屋根のカバー工法5つのメリット 工事の特徴も解説!

2025年11月30日 公開 屋根のカバー工法は、屋根のリフォーム工事の中でも比較的簡単な方法で、メリットも多くあります。 今回は屋根のカバー工法の特徴とメリット5つをご紹介します。これから屋根工事をお考えの方は是非参考になさってください。 目次屋根のカバー工法とは屋根のカバー工法:5つのメリット①外観が一新される②比較的安価で工期が短い③断熱性・防音性が上がる④耐用年数が上がる⑤アスベスト飛散のリスクがない屋根のカバー工法は塗り達 屋根のカバー工法とは 屋根のカバー工法とは、既存の屋根の上から新しい屋根材を葺く屋根工事です。 塗装工事では、屋根の表面の塗膜をつけなおす作業を行いますが、屋根カバー工法では、劣化した屋根材の上から新しい屋根を葺き、屋根2枚分となります。 屋根のカバー工法:5つのメリット 屋根のカバー工法には次のようなメリットがあります。 ①外観が一新される #gallery-2 { margin: auto; } #gallery-2 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-2 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-2 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 施工前 施工後 ②比較的安価で工期が短い 同じ屋根のリフォーム工事である葺き替えに比べると、工期も費用も抑えることができます。 ③断熱性・防音性が上がる 屋根が2枚分になるので、断熱性・防音性が上がることが期待できます。 ④耐用年数が上がる 屋根材が新しくなるので、屋根の耐用年数が上がります。 ⑤アスベスト飛散のリスクがない 古い屋根材でアスベストが含まれている場合、葺き替え工事では撤去の際にアスベストが飛散する恐れがあります。しかしカバー工法の場合は、既存屋根は動かさないので、アスベスト飛散のリスクがなく安心して工事を行うことができます。 屋根のカバー工法は塗り達 屋根のカバー工法のメリットについて解説しました。 カバー工法は、既存屋根がフラットな屋根であること、雨漏りや野地板の劣化がないことなどが条件となります。 屋根のリフォームをお考えなら、まずは屋根の状態を点検してみましょう。 屋根のカバー工法のご希望もお聞かせください!    

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