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2025年9月19日 更新!

一軒家の外壁塗装ってどんなことをするの? 工事の流れとポイントを解説

マイホームを長持ちさせるために欠かせない「外壁塗装」 でも、「一軒家の塗装って具体的にどんな作業をするの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 今回は、外壁塗装工事の基本的な流れと知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介させていただきます。 1. 点検・現地調査 外壁塗装の第一歩は「点検・現地調査」です。 専門スタッフがご自宅に伺い、以下のようなポイントを丁寧に確認します。 調査で行う主なチェック内容 ・外壁の劣化:ひび割れ、チョーキング(手に白い粉が付く現象)、塗膜のはがれ ・屋根の状態:瓦やスレートの割れ・欠け、板金の浮き、雨漏れの痕跡 ・付帯部の確認:雨どい、破風板、窓枠など細かい部分の劣化 ・周辺環境:日当たり・風通し・湿気の多さなど、劣化を早める要因の有無 調査の流れ 1.まず外観を目視で確認 2.必要に応じて脚立やドローンを使って屋根もチェック 3.劣化箇所を写真撮影し、後日報告書を作成 4.お住まいの状況に合わせた塗料や工法を提案し、見積もりを提示 事前に準備しておくといいこと ・建築図面や過去の塗装履歴があれば用意:塗料の種類や前回施工時期が分かると診断がスムーズ ・立ち会いの時間を確保:1〜2時間程度が目安。質問や要望を直接伝えられます ・家の周りを整理:通路や庭木まわりの荷物を簡単に片づけておくと、外壁を細かく点検しやすくなります 知っておきたいポイント ・点検・見積もりは無料で行う業者が一般的。しつこい営業をする業者は避けましょう。 ・調査後は、撮影写真や診断内容をまとめた報告書の提出があるかを確認。書面があれば他社との比較もしやすくなります。 ・不安な箇所や「雨漏れが心配」「色を変えたい」などの希望は、この時点でしっかり伝えることが大切です。 2. 足場設置と養生 外壁・屋根塗装を安全かつ高品質に仕上げるためには、まず足場の設置と養生(ようじょう)が欠かせません。 この工程は工事全体の土台となり、仕上がりを左右する非常に重要なステップです。 足場設置の目的と流れ 1.作業の安全確保 高所作業を行う塗装工事では、安定した足場が職人の命綱。 転落や道具の落下を防ぐため、強度や高さを確認しながら組み立てます。 2.仕上がりの精度向上 均一に塗装するには、職人が壁から一定距離を保ちながら作業できる環境が必要です。 足場があることで塗りムラや塗り残しを防げます。 3.組み立て手順 専門の足場業者が半日~1日かけて組立。 設置後は防護ネットを張り、塗料の飛散や工具の落下を防ぎます。 ※設置時には金属パイプを打ち込む音が出ます。  ご近所への挨拶や工事のお知らせは、着工前に業者が行うのが一般的です。 養生(保護シート)とは… 塗料が付いてはいけない場所をビニールやテープで覆う作業を養生と呼びます。 ・対象箇所:窓・玄関ドア・雨どい・エアコン室外機・植木・車など ・目的:塗料の飛び散りや汚れを防ぎ、塗り分けのラインを美しく仕上げる ・施工のコツ:テープの貼り方ひとつで仕上がりが変わるため、丁寧さが求められます。 事前にしておくと安心なこと ・駐車スペースを確保:足場資材を運ぶため、トラックが停められる場所を空けておくとスムーズです。 ・貴重品・割れ物の移動:庭やベランダの鉢植え、物干し竿などは事前に片付けておくと安心。 ・近隣への声かけ:足場組立は金属音が出るため、事前に近隣への説明があるか確認しておきましょう。 足場設置と養生は、単なる準備ではなく安全・品質・美観を守るための基礎作業。 ここがしっかりしているかどうかで、塗装の仕上がりや耐久性に大きな差が出ます。 3. 高圧洗浄 塗装前には高圧洗浄で外壁や屋根を徹底的に洗い上げます。 この工程は、塗料の密着力と耐久性を左右する“下地づくり”として非常に重要です。 高圧洗浄の目的 ・汚れやホコリの除去:砂ぼこり・排気ガスの汚れ・花粉などを落とします。 ・カビ・コケ・藻の除去:湿気の多い面に繁殖したカビやコケは、塗膜を弱らせる原因になります。 ・古い塗膜やチョーキングの除去:手で触ると白い粉がつくチョーキング現象も、塗料の密着を妨げます。 これらを残したまま塗装すると、新しい塗料がしっかり接着せず、早期の剥がれやひび割れにつながります。 施工の流れ 1.下準備 電気設備や窓周りはビニールで養生。雨どいや庭木も必要に応じて保護します。 2.高圧洗浄機で洗浄 専用の高圧洗浄機を使い、外壁・屋根・付帯部を上から下へとムラなく洗い流します。 圧力は素材に応じて調整(約10〜15MPaが一般的)し、劣化した壁を傷めないよう配慮します。 3.乾燥 洗浄後は1日以上乾燥させ、完全に水分を飛ばします。 乾燥不足は塗料の密着不良や膨れの原因になるため、とても重要です。 事前にしておくと安心なこと ・窓をしっかり施錠:水圧で水が入り込む可能性があるため、窓や換気口はすべて閉めておきましょう。 ・ベランダ・庭の片付け:洗浄水が飛び散ることがあるため、洗濯物や小物は屋内へ。 ・給湯器や外コンセントの使用を控える:作業中は水がかかる場合があるため、使用は避けた方が安心です。 知っておきたいポイント ・洗浄時はモーター音や水しぶきの音が出るため、近隣には事前に案内をしてもらうのが一般的です。 ・業者によっては「バイオ洗浄」と呼ばれる洗剤を併用する場合があり、カビ・コケの根まで除去できます。 ・洗浄だけで1日かかることもあり、十分な乾燥時間を確保しているか確認すると安心です。 高圧洗浄は一見地味ですが、塗装の持ちを大きく左右する仕上がりの決め手。 きれいな下地づくりができて初めて、美しく耐久性のある塗装が可能になります。 4. 下地処理(補修) 塗装前の下地処理は、家を長持ちさせるための“土台づくり”です。 いくら高級な塗料を使っても、下地が不十分だと早期の剥がれやひび割れの原因になります。 ここでしっかり補修することで、塗装の耐久性と仕上がりの美しさが大きく変わります。 主な補修・下地調整の内容 ・ひび割れ(クラック)の補修 幅に応じて、コーキング材や専用パテで埋め、再び同じ箇所が割れないよう補強します。 大きな亀裂の場合は、V字にカットしてからシーリング材を充填する「Vカット工法」などを行うことも。 ・目地(シーリング)の打ち替え・打ち増し サイディング外壁の継ぎ目や窓枠のゴム状の部分が劣化している場合、古いシーリングを撤去し、新しいコーキング材を充填。 ここを怠ると雨漏りや断熱性低下につながります。 ・金属部分のケレン作業とサビ止め 雨どいや鉄部の手すりなどは、ワイヤーブラシやサンドペーパーでサビや古い塗膜を削る「ケレン作業」を実施。 その後、防錆プライマーを塗布してから塗装します。 ・浮きや剥がれの補修 モルタルの浮きや塗膜の剥がれは削り落として平滑に整え、パテで平らに仕上げます。 施工の流れ 1.劣化箇所を細かく確認し、写真撮影 2.ひび割れ補修、シーリング打ち替え、金属部のケレン 3.必要に応じて下塗りの前に再点検し、平滑かつ乾いた状態を確認 事前にしておくと良いこと ・気になる症状のメモ 例えば「雨が降ったあと窓周りにシミが出る」など、気づいている不具合をメモしておくと見落とし防止になります。 ・周囲の片付け 補修場所周辺の植木鉢や小物を動かしておくと作業がスムーズです。 ・雨天時のスケジュール確認 下地処理は乾燥が重要。雨が多い時期は予定がずれることがあるため、事前に余裕をもった工期を相談しておくと安心です。 知っておきたいポイント ・下地処理は見えにくい工程ですが、塗装の耐久性に直結するため手抜きが許されない部分です。 ・見積書に「シーリング打ち替え」「ケレン作業」などの記載があるか必ずチェック。 ・工事中は実際の補修箇所を写真で残してもらうと、後から確認できて安心です。 下地処理は、いわば塗装の“基礎工事” この工程を丁寧に行うことで、仕上がりの美しさはもちろん、塗膜の寿命も大きく延びます。 5. 下塗り・中塗り・上塗り 塗装の仕上がりと耐久性を決める最も大切な工程が、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りです。 「同じ塗料を何度も塗るだけ」と思われがちですが、各工程には明確な役割と目的があります。 下塗り(プライマー・シーラー) ・目的:下地と塗料をしっかり密着させる“接着剤”の役割。 ・工程:素材に応じて、プライマー(サイディングやモルタル)やシーラー(吸い込み防止タイプ)を使い分けます。 ・ポイント:下塗りが不十分だと、塗膜が剥がれたり、色ムラが出やすくなります。 中塗り(ベースコート) ・目的:色と厚みをつけ、防水性と耐久性を高める。 ・工程:下塗りが完全に乾いてから、仕上げ塗料を1回目として塗布。 ・ポイント:実際に仕上がりに近い色がここで確認できるため、色味やムラを見ながら調整します。 上塗り(トップコート) ・目的:美観を整え、紫外線・雨風から外壁を守る最終仕上げ。 ・工程:中塗り後にしっかり乾燥させ、同じ仕上げ塗料をもう1回塗布。 ・ポイント:塗膜の厚みが均一になり、光沢や色が鮮やかに出ます。 乾燥時間と品質管理 各塗り工程の間には**十分な乾燥時間(通常4〜24時間程度)**が必要です。 乾燥が不十分だと塗膜の膨れやひび割れが起きやすくなるため、天候や気温に合わせて工期を調整します。 色選びのコツ ・カラーシミュレーション:実際の家の写真を使ったシミュレーションで、昼・夕方など時間帯別の見え方も確認。 ・景観との調和:近隣の建物や屋根の色も考慮して選ぶと失敗しにくいです。 ・塗料の種類:シリコン・フッ素・無機など、耐久年数や光沢の有無によって印象が変わります。 事前にしておくと安心なこと ・希望の色サンプルを共有:雑誌や写真を見せるとイメージが伝わりやすいです。 ・塗料の仕様確認:見積書に「下塗り1回・中塗り1回・上塗り1回」と明記されているかをチェック。 ・天候の確認:雨が多い季節は乾燥時間が長くなり、工期が延びる場合があります。 3回塗りは見た目を美しくするだけでなく、塗膜の強さと長持ちを保証するために不可欠。 「下塗り→中塗り→上塗り」の丁寧な積み重ねが、10年以上家を守る塗装の秘訣です。 6. 最終確認・足場解体 塗装工事の仕上げとして行うのが、最終確認と足場解体です。 工事の品質を確かめ、周囲をきれいに片付けて初めて「完了」となります。 最終確認(完了検査) 【 施工業者による自主検査 】 ・外壁や屋根の塗りムラ・塗り残しがないか ・色の均一性、光沢、塗膜の厚み ・雨どいや付帯部、サッシ周りなど細部の仕上がり ・コーキングの打ち忘れやひび割れの有無 などを細かくチェックします。 【 施主(お客様)との立ち会い確認 】 ・職人や現場監督と一緒に家の周囲を歩き、気になる点があればその場で指摘します。 ・塗料の品番や色番号が契約通りか、報告書や写真で確認すると安心です。 ・雨戸やエアコン室外機など、一時的に取り外していたものが元に戻っているかも確認します。 足場の解体 ・手順:最終確認で問題がなければ、職人が安全に配慮しながら足場を解体。 ・所要時間:一般的な住宅で半日~1日ほど。金属パイプを外す際に多少の音が出ます。 ・注意点:足場解体後に「塗り忘れが見つかった」とならないよう、足場撤去前の立ち会い確認が必須です。 清掃・後片付け ・周辺の庭やベランダに落ちた塗料片やホコリを掃き清めます。 ・養生シートや防護ネット、工具類もすべて撤去。 ・最後に雨どいの詰まりや、窓ガラスの汚れがないかを点検する業者もあります。 事前にしておくと安心なこと ・立ち会いの時間を確保:30分〜1時間ほど、チェックリストを用意するとスムーズ。 ・最終支払い前の確認:保証書や施工写真、完了報告書が揃っているか必ず受け取りましょう。 ・近隣への挨拶:足場解体時も金属音が出るため、事前に近隣への連絡があるか確認しておくと安心です。 最終確認と足場解体は、塗装工事を締めくくる品質保証の最終ステップ 立ち会い時に気になる点は遠慮なく伝え、納得の仕上がりを確認してから完了にすると、後々も安心です。 一軒家塗装の工期目安 一軒家の外壁塗装にかかる期間は、一般的な30坪前後の住宅でおよそ2〜3週間が目安です。 ただし、家の大きさや劣化状況、季節や天候によって前後することがあります。 以下は、各工程ごとの標準的な日数の目安です。 工期の流れと目安 工程 目安日数 主な内容 足場の設置 半日〜1日 作業用の足場を組み、メッシュシートを張ります。 高圧洗浄 1日 外壁・屋根の汚れや古い塗膜をしっかり洗い流します。 下地処理(補修) 1〜3日 ひび割れや目地のコーキング補修、金属部分のサビ止めなど。 養生作業 半日〜1日 窓・玄関・植栽などをビニールで保護します。 下塗り・中塗り・上塗り 4〜7日 乾燥時間をしっかり確保しながら、3回塗りで仕上げます。 最終確認・足場解体 1〜2日 仕上がりの検査・補修後、足場を撤去して清掃。 ※天候による延長 ・雨天・強風が続くと、塗料が乾燥しにくく作業が中断されるため、1〜3日程度の延長はよくあります。 ・特に梅雨時期や真冬は、工期が3〜4週間に伸びる場合も想定しておきましょう。 補足:屋根塗装・バルコニー防水工事の目安 外壁塗装と同時に行うことが多い屋根塗装やバルコニー防水工事も、工期の計画に影響します。 工事内容 目安日数 ポイント 屋根塗装 約4〜7日 高圧洗浄→下地処理→下塗り・中塗り・上塗り。外壁と同時施工なら足場を共有でき効率的。 バルコニー防水工事 約2〜4日 既存防水層の補修や下地調整後、防水材を複数回塗布し乾燥。ウレタン防水・FRP防水など工法により変動。 外壁塗装と並行して進めれば、全体工期は外壁単体より+数日程度で収まることが多いです。 【まとめ】 ・標準的な一軒家(外壁のみ):約2〜3週間 ・外壁+屋根塗装:2.5〜3.5週間 ・外壁+屋根塗装+バルコニー防水:3〜4週間程度 スケジュールには余裕を持ち、多少延びても品質を優先することが長持ちする塗装への近道です。 塗装を長持ちさせるためのポイント 外壁塗装は一度仕上げれば終わりではなく、その後のメンテナンスが耐久性を大きく左右します。 長持ちさせるための具体的なポイントを詳しく見ていきましょう。 1. 10年ごとの定期点検を目安に 一般的に外壁塗装の耐用年数は10〜15年といわれますが、環境や塗料の種類によって差があります。 5年目、10年目など節目ごとに点検を受けると、小さな劣化を早めに発見できます。 定期点検では以下をチェック ・外壁や屋根の色あせ ・塗膜の剥がれ・浮き ・コーキング(目地)のひび割れや痩せ ・雨漏りの兆候 2. 色あせ・ひび割れは早期対処 ・色あせは紫外線による塗膜劣化のサイン。放置すると防水機能が低下します。 ・ヘアクラック(細かいひび割れ)でも、雨水が入り込むと下地の腐食や雨漏りにつながる危険があります。 ・小さな補修を早めに行うことで、大規模な再塗装や下地修理を防ぎ、結果的にコストを抑えられます。 3. 実績のある業者を選び、複数社で見積もりを比較 長持ちする塗装には確かな施工技術とアフターサポートが不可欠です。 業者選びのポイント ・施工実績:同じ地域での豊富な施工例があるか ・資格・保証:塗装技能士などの資格、施工後の保証内容 ・口コミ・評判:利用者のレビューや紹介実績を確認 ・必ず2〜3社以上に見積もりを依頼して、使用塗料・工期・保証の内容を比較しましょう。 価格だけでなく、塗料のグレードや工事内容の詳細をチェックすることが大切です。 【 まとめ 】一軒家塗装で住まいを長く美しく守るために 一軒家の外壁・屋根塗装は、住まいを紫外線や雨風から守り、建物の寿命を延ばすための大切なメンテナンス工事です。 工事は次のような流れで進みます。 1.点検・現地調査 劣化状況を詳細に確認し、塗装の必要性や最適な塗料・工法を見極めます。 2.足場設置と養生 安全確保と美しい仕上がりのため、足場を組み立て、窓や植栽などを丁寧に保護します。 3.高圧洗浄 汚れや古い塗膜、カビ・コケを強力な水圧で除去し、塗料が密着しやすい下地を作ります。 4.下地処理(補修) ひび割れ補修やサビ止めなどを行い、塗装面をしっかり整えます。 5.下塗り・中塗り・上塗り(3回塗り) 接着力・耐久性・美観を高めるため、塗料を重ねて塗り、均一で強い塗膜を形成します。 6.最終確認・足場解体 仕上がりを細かく検査し、問題がなければ足場を解体。周辺清掃まできっちり仕上げて完工です。            塗装は「家を守る投資」 塗装は単に外観を整えるだけではありません。 ・雨水の侵入を防ぎ、構造材の腐食を防止 ・断熱・遮熱性能を保ち、快適な室内環境を維持 ・資産価値の維持・向上にも貢献 適切な時期に塗装を行うことで、将来的な大規模修繕を避け、トータルコストを抑えることにもつながります。 次の一歩は「相談」から 「外壁の色がくすんできた」「ひび割れが気になる」と感じたら、まずは信頼できる専門業者への相談や点検がおすすめです。 複数社で見積もりや提案を比較することで、最適な塗装プランと費用感が明確になります。 住まいを長く美しく保つために、定期的な塗装は欠かせません。 早めの点検と計画的な塗装で、大切なご自宅をこれから先も安心して守り続けましょう。  

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2025年9月12日 更新!

塗料について解説!!

初めての方へ|外壁・屋根塗装の塗料についてやさしく解説 はじめに 「外壁や屋根の塗装をしたほうがいいと聞いたけれど、塗料っていろいろ種類があってよくわからない…」と感じていませんか? 実は、塗装工事の仕上がりや持ち具合は「どんな塗料を使うか」で大きく変わります このブログでは、初めての方でもわかりやすいように、外壁・屋根塗装に使われる塗料の種類や選び方を解説します。 塗料の役割って何? 外壁や屋根に塗る「塗料」は、単に色を付けて家をきれいに見せるだけのものではありません。 実は、家を長持ちさせるためのとても大事な役割を持っています。大きく分けると次の3つです。 1. 建物を守る(保護機能) 住宅は一年中、雨・風・紫外線にさらされています。 そのままでは外壁や屋根の素材が劣化し、ひび割れや雨漏れの原因になります。 塗料を塗ることで「塗膜(とまく)」と呼ばれる保護の層ができ、建材が直接ダメージを受けるのを防ぎます。 例えば… ・ 雨をはじき、外壁や屋根に水が染み込むのを防ぐ ・ 紫外線による色あせや素材の劣化を遅らせる ・ 錆びや腐食を防止する 👉 イメージすると、塗料は「家に着せる雨合羽」のような存在です。 2. 見た目を整える(美観機能) 外壁や屋根は家の印象を決める大きな要素です。 長年の汚れや色あせをそのままにしておくと、古く見えたり、暗い印象になってしまいます。 塗料を塗り直すことで、まるで新築のような美しさを取り戻せます。 さらに、色を変えることで家の雰囲気を大きく変えることもできます。 例えば: ・ 明るい色にして「清潔感」を出す ・ 落ち着いた色にして「高級感」を演出する ・ 周囲の景観に合わせて「調和」をとる 👉 塗料は「家の化粧品」のような役割を果たし、美しさを長持ちさせてくれるのです。 3. 機能を付ける(快適性・付加価値) 最近の塗料は、ただ守る・色を付けるだけではなく、暮らしを快適にする機能がプラスされています。 例えば: ・ 遮熱塗料:太陽の熱を反射し、夏場の室温上昇を防ぐ ・ 断熱塗料:冬は室内の熱を逃がしにくくし、冷暖房効率をアップ ・ 防カビ・防藻塗料:ジメジメした環境でもカビやコケがつきにくい ・ 低汚染塗料:雨が汚れを洗い流してくれる「セルフクリーニング効果」 👉 これらの機能によって「電気代の節約」や「お掃除の手間を減らす」といった暮らしの快適さにもつながります。 まとめ このように塗料は、 家を守る鎧(よろい) 見た目を整える化粧 暮らしを快適にする機能 この3つの役割を同時に担っている、とても重要な存在です。 だからこそ、塗料選びは「見た目」だけでなく「耐久性」や「機能性」も意識することが大切なのです。 代表的な塗料の種類と特徴 外壁や屋根塗装で使われる塗料には、いくつかの種類があります。 選ぶ塗料によって、持ち具合・見た目・費用が大きく変わってきます。ここでは代表的な塗料を詳しくご紹介します。 1. シリコン塗料  耐久年数:約8〜12年  価格帯:中程度(コストパフォーマンス◎) 特徴 現在もっとも使われている定番塗料です。 価格と耐久性のバランスが良いため、初めての塗装でも安心して選ばれています。 外壁にも屋根にも幅広く対応でき、ツヤも出やすいので見た目も美しく仕上がります。 メリット ・ コストパフォーマンスが良い ・ 多くの施工実績があり安心感がある ・ 選べるカラーバリエーションが豊富 注意点 ・ フッ素や無機と比べると耐久性はやや劣る ・ 10年程度で再塗装が必要になる 👉 初めての塗装で迷ったら「シリコン」を選ぶのが無難、と言われるほど人気のある塗料です。 2. フッ素塗料  耐久年数:約15〜20年  価格帯:高め 特徴 フッ素塗料は紫外線に非常に強く、ツヤが長期間持続するのが特徴です。 耐久性が高いため、橋梁や大型ビルなど公共工事にも使われており、その性能は折り紙つきです。 メリット ・ 高い耐候性で紫外線や雨風に強い ・ 汚れがつきにくく、長期間きれいな状態を維持できる ・ 再塗装のサイクルが長く、長期的に見ればコストを抑えられる 注意点 ・ シリコン塗料より初期費用が高い ・ 職人の施工技術によって仕上がりの差が出やすい 👉 「長い目で見て塗装回数を減らしたい」という方におすすめです。 3. 無機塗料  耐久年数:20年以上(製品によっては25年近いものも)  価格帯:かなり高め 特徴 ガラスや石などの「無機物」を配合しているため、非常に強く劣化しにくいのが特徴です。 紫外線にさらされても分解されにくく、汚れも雨で自然に流れ落ちやすいため、美観を長く保てます。 メリット ・ 業界トップクラスの耐久性 ・ カビやコケが発生しにくい ・ 不燃性があり、火に強い特性もある ・ 再塗装までの期間が長いため、将来的なメンテナンス費用を抑えられる 注意点 ・ 初期費用が非常に高い ・ 柔軟性が低いため、下地のひび割れに追従しにくい場合がある 👉 「一度塗ったら長持ちさせたい」「何度も工事をしたくない」という方に最適です。 4. 遮熱・断熱塗料  耐久年数:10〜15年(製品による)  価格帯:やや高め 特徴 特殊な成分によって太陽光の熱を反射・遮断する効果がある塗料です。 屋根に使用すると室内温度の上昇を抑え、夏場の冷房費を節約できます。 また冬の暖房効率を高めるタイプの「断熱塗料」もあります。 メリット ・ 夏の室温上昇を抑え、冷房代を節約できる ・ 環境に優しい省エネ塗料として注目されている ・ 快適な住環境をつくれる 注意点 ・ 効果を十分に発揮するには、施工時の下地処理が重要 ・ 通常の塗料よりやや高額 ・ 効果の体感には地域や建物環境による差がある 👉 「夏の暑さに困っている」「電気代を抑えたい」というご家庭に人気の塗料です。 🎨 外壁・屋根塗装に使われる塗料 塗り達でよく使用させていただいている塗料をご紹介いたします 【外壁用塗料】 1. 水性セラミシリコン(エスケー化研) 種類: シリコン樹脂塗料 耐久年数: 8〜12年程度 特徴 ・ 水性で環境にやさしく、臭いも少ない ・ 防カビ・防藻性が高く外壁を清潔に維持しやすい ・ コストパフォーマンスが良く、初めての塗装にも人気 👉 バランスのとれた定番の外壁用塗料 2. エスケープレミアムシリコン(エスケー化研) 種類: 高耐候型シリコン樹脂塗料 耐久年数: 約12〜15年 特徴 ・ 紫外線に強い「ラジカル制御技術」を採用 ・ 長期間ツヤを維持し、美観をキープ ・ 耐久性とコストのバランスに優れる 👉 「長持ち」と「コスト」を両立したい方におすすめ 3. 水性クールテクトF(エスケー化研) 種類: 遮熱フッ素塗料 耐久年数: 約15〜20年 特徴 ・ 高い遮熱性能で外壁の温度上昇を防ぐ ・ フッ素樹脂により超高耐久性を実現 ・ 汚れが付きにくく、長期間美観を維持 👉 「長持ち」と「快適さ」を両立したい方におすすめ 4. 水性クールテクトSi(エスケー化研) 種類: 遮熱シリコン塗料 耐久年数: 約10〜14年 特徴 太陽光を反射し、外壁の温度上昇を低減 室内の冷房効率を高め、省エネ効果も期待できる 低汚染性で美観を長持ち シリコン塗料のため、価格と性能のバランスが良い 👉 遮熱性+コストパフォーマンスを重視する方に最適 5. プレミアム無機(エスケー化研) 種類: 無機塗料 耐久年数: 20年以上 特徴 ・ ガラスや鉱物成分を含み、非常に高い耐候性 ・ 紫外線や雨風に強く、色あせしにくい ・ 汚れが付きにくく、外観を長期間キープ 👉 「とにかく長持ちさせたい」方におすすめ 6. WBアートF(スズカファイン) 種類: 多彩模様仕上げ塗料(水性) 耐久年数: 約12〜15年 特徴 ・ 高意匠仕上げ(石材調・タイル調など)の表現が可能 ・ 2色〜4色の塗り重ねで、立体感と奥行きのあるデザインを実現 ・ 水性塗料で環境に優しく、低臭で施工しやすい ・ 高耐候性・低汚染性で美観を長期間保持 ・ デザイン性と機能性を両立 👉 高級感のある外観を演出したい方や、デザイン性を重視する方に最適 7. バイオマス無機GR(エスケー化研) 種類: 環境配慮型 無機塗料 耐久年数: 18〜22年程度 特徴 ・ バイオマス原料を使用し環境にやさしい ・ 高耐候性・低汚染性で外壁を長期に保護 ・ SDGsの観点からも注目されている塗料 👉 環境に配慮しつつ、耐久性も重視する方に最適 【屋根用塗料】 1. エスケープレミアムルーフSi(エスケー化研) 種類: 高耐候型シリコン樹脂塗料 耐久年数: 約12〜15年 特徴 ・ 屋根専用の高耐候シリコン塗料 ・ ラジカル制御技術により、紫外線による塗膜劣化を抑制 ・ 耐候性・耐久性に優れ、ツヤを長期間保持 ・ コストパフォーマンスが高く、バランスの良い選択肢 👉 「コストと耐久性の両立」を重視する方におすすめ 2. エスケープレミアム無機ルーフ(エスケー化研) 種類: 無機塗料 耐久年数: 約18〜22年 特徴 ・ 屋根に特化した超高耐久塗料 ・ 紫外線・熱に非常に強い ・ 長期にわたって色・ツヤを保持 👉 「長期的な安心」と「塗り替え回数を減らしたい方」におすすめ 3. クールタイトSi(エスケー化研) 種類: 遮熱シリコン塗料 耐久年数: 約10〜15年 特徴 ・ 高い遮熱性で屋根の温度上昇を抑える ・ 耐候性・防汚性にも優れる ・ コストパフォーマンスが高い 👉 「コストを抑えつつ遮熱効果を得たい方」におすすめ 4. クールタイトF(エスケー化研) 種類: 遮熱フッ素塗料 耐久年数: 約15〜20年 特徴 ・ 遮熱+フッ素の組み合わせで超高耐久 ・ 屋根の高温化を防ぎ、冷房効率を改善 ・ 汚れが付きにくく、美観を維持 👉 「遮熱効果と美観維持、そして高耐久性をバランス良く求める方」におすすめ 5. プレミアム無機ルーフ遮熱(エスケー化研) 種類: 遮熱無機塗料 耐久年数: 20年以上 特徴 ・ 遮熱効果で屋根の温度上昇を抑制 ・ 無機成分による超耐久性 ・ 美観を長期に保ちつつ、省エネ効果も期待できる 👉 「最高レベルの耐久性と省エネ効果を重視する方」におすすめ 塗料選びのポイント 「どの塗料を選べばいいの?」と迷う方は多いと思います。 塗料は種類ごとに性能や価格、耐久性が異なるため、ご家庭のライフスタイルや住まいの環境に合わせて選ぶことが大切です。 以下の3つの視点をチェックしてみましょう。 1. 予算と耐久性のバランス 短期的コスト重視  できるだけ出費を抑えたい場合は、シリコン塗料が人気。8〜12年程度の耐久性があり、コスパが良い選択肢です。 長期的コスト重視  「一度の工事で長く持たせたい」と考えるなら、フッ素塗料や無機塗料がおすすめ。     初期費用は高くても、20年以上持つ場合もあり、トータルコストを抑えられます。 👉 「10年ごとに塗り替えるのか、それとも20年以上持たせたいのか」を考えると、自ずと選択肢が絞れます。 2. 家の環境(立地・気候条件) 海沿いの住宅  塩害による劣化が早いため、耐久性の高いフッ素・無機塗料が適しています。 日当たりが強い地域  紫外線による色あせや塗膜劣化が進みやすいため、遮熱塗料や高耐候性の塗料を選ぶと安心です。 雪や雨が多い地域  屋根や外壁が常に湿気にさらされるため、防水性・防カビ性・低汚染性に優れた塗料を選びましょう。 👉 立地条件を無視すると、想定より早く塗料が劣化してしまう可能性があります。 3. 機能の必要性(快適性・美観維持) 遮熱・断熱効果  夏の暑さ対策や冷暖房費削減につながるため、室内環境を快適に保ちたい方におすすめ。 低汚染性・セルフクリーニング機能  雨で汚れを洗い流す機能や、ホコリが付きにくい機能があると、美観を長く維持できます。 デザイン性  単色ではなく、天然石調や多彩模様を表現できる塗料(例:WBアートF)を選ぶと、外観の印象を大きく変えることができます。 塗料選びは「予算」「立地環境」「求める機能」の3つを基準にすると失敗が少なくなります。 ご家庭のライフスタイルや住宅の条件に合わせて、最適な塗料を選びましょう。 パターン別おすすめの塗料選び 塗料を選ぶときは、ご家庭の考え方やライフスタイルによって最適な選択肢が変わります。 ここでは代表的なケースごとにおすすめの塗料を紹介します。 ✅ コスパ重視タイプ 「とにかく初期費用を抑えたい」「10年ごとに定期的に塗り替えるのでもOK」という方には… シリコン塗料がおすすめ  → 価格と耐久性のバランスが良く、最も一般的。将来リフォーム計画がある場合にも柔軟に対応できます。 ✅ 長持ち重視タイプ 「できるだけ塗り替え回数を減らしたい」「将来的に建て替え予定はない」という方には… フッ素塗料や無機塗料がおすすめ  → 初期費用は高めですが、耐久性15〜20年以上で、結果的にメンテナンスコストを抑えられます。 ✅ 快適さ重視タイプ 「夏の暑さや冬の寒さを緩和したい」「光熱費を下げたい」という方には… 遮熱塗料・断熱塗料がおすすめ  → 外壁や屋根の温度上昇を抑え、室内環境を改善。特に西日や直射日光が強い家に効果的です。 ✅ デザイン重視タイプ 「外観の印象を変えたい」「ワンランク上の仕上がりにしたい」という方には… 多彩模様塗料(例:WBアートF)がおすすめ  → 高級感のある石調仕上げやデザイン性の高い外観に仕上げられます。 塗料メーカー比較 5選 塗料はメーカーによって性能や特徴が大きく異なり、耐久性やデザイン性、省エネ効果まで幅広いバリエーションがあります。 日本国内で信頼されているおすすめの塗料メーカーを5社ご紹介します。 ぜひ塗料選びの参考にしてください。 1. エスケー化研(SK化研) 特徴  ・ 建築仕上げ塗材の国内シェアNo.1クラス ・ 「エスケープレミアムシリーズ」「クールタイトシリーズ」など人気商品多数 ・ 耐久性・遮熱性に優れ、コストパフォーマンスも高い 👉 「コストと性能のバランスで選びたい方」におすすめの塗料メーカー 2. スズカファイン 特徴 ・ 意匠性の高い塗料が豊富でデザイン重視に最適 ・ 「WB多彩仕上工法」で石材調や高級感ある仕上げが可能 ・ 防水性や耐候性も兼ね備え、美観と機能性を両立 👉 「外壁のデザイン性を重視したい方」におすすめの塗料メーカー 3. アステックペイント 特徴 ・ 遮熱・防水機能に特化した高性能塗料 ・ 「超低汚染リファインシリーズ」は汚れに強く人気 ・ 省エネ効果が期待でき、耐久性も抜群 👉 「長持ちする塗料」や「遮熱・省エネ効果を重視する方」におすすめの塗料メーカー 4. 日本ペイント 特徴 ・ 日本を代表する老舗メーカーで信頼性が高い ・ 100年以上の歴史と世界トップクラスのシェア ・ 「パーフェクトシリーズ」「ファインシリーズ」など高品質な商品が豊富 👉 「信頼性重視」「失敗しない塗料選びをしたい方」におすすめの塗料メーカー 5. オスモアンドエーデル(OSMO & EDEL) 特徴 ・ ドイツ発祥の自然素材塗料メーカー ・ 植物油やワックスをベースにした木部専用塗料 ・ ウッドデッキや木製外壁、自然素材住宅に最適 👉 「自然素材志向」や「木部の仕上げにこだわる方」におすすめの塗料メーカー まとめ 🎨塗料の選び方で家の寿命が変わる! 外壁や屋根の塗装は「家をきれいにするための工事」と思われがちですが、 実際には 住まいを守り、寿命を延ばすための大切なメンテナンス です。 塗料には「シリコン」「フッ素」「無機」「遮熱・断熱」などの種類があり、 それぞれに価格・耐久性・機能の違いがあります。 コスト重視なら → シリコン塗料 長持ちさせたいなら → フッ素塗料・無機塗料 快適性をプラスしたいなら → 遮熱・断熱塗料 外観にこだわるなら → 多彩模様仕上げ塗料 外壁塗装や屋根塗装で使用する塗料は、メーカーごとに強みや特徴が異なります。 バランス重視 → エスケー化研 デザイン性重視 → スズカファイン 耐久性・省エネ重視 → アステックペイント 信頼性重視 → 日本ペイント 自然素材志向 → オスモアンドエーデル 👉ご家庭の暮らし方・住まいの環境・ご予算 に合わせて選ぶことが大切です。 「どれが我が家に合うのか分からない…」という方もご安心ください。 ご相談いただければ、現在のお住まいの状態を確認し、最適な塗料をご提案いたします。 大切なのは、見た目だけでなく 家を長く快適に守るために“暮らしに合った塗料”を選ぶこと。 これが、外壁・屋根塗装を成功させる最大のポイントです。

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2025年8月23日 更新!

Uカット・Vカットとは?

    みなさま、『Uカット』『Vカット』という言葉を聞かれたことはありますでしょうか?   『Uカット』または『Vカット』とは 建物の壁にできたひび割れや欠けた部分を修復するための技術の一つです。 具体的には、ひび割れや欠けた部分の周囲を「U」もしくは「V」字型に切り、その溝に補修材を詰める方法です。 この技術は建物の耐久性を向上させ、長持ちさせるために非常に重要です。      なぜUカット・Vカットが必要なのか? 1. 強い補修をするため 壁にできたひび割れや欠けた部分に直接補修材を詰めるだけでは、補修材がはがれやすくなります。 これでは、再び同じ場所に問題が発生する可能性が高くなります。 「U」字型・「V」字型に溝を切ることで、補修材がより多くの接着面を持ち、しっかりと定着するため、 補修効果が格段に向上します。   2. 新しいひび割れを防ぐため 溝を作ることで、ひび割れの先端にかかる応力が分散され、新たなひび割れの発生を防ぐ効果もあります。 これにより、建物全体の耐久性が向上します。    Uカット・Vカットのやり方   具体的な手順を以下に示します。   1. 準備 まず、ひび割れや欠けた部分を確認し、補修する範囲をマークします。 これにはチョークやペンを使います。 必要な工具(カッター、ブラシ、補修材など)を準備します。   2. U字型・V字型に切る ひび割れや欠けた部分の周りを、専用のカッティングツール(ディスクグラインダーやコンクリートカッターなど)で 「U」字型・「V」字型に切ります。 溝の深さや幅は、ひび割れの大きさに応じて調整しますが、通常は5〜10mm程度です。   3. 掃除する 切った溝やその周りを、ブラシやエアーブロワーで丁寧に掃除します。 汚れやホコリをしっかり取り除くことが重要です。 必要に応じて、水洗いを行い、完全に乾燥させます。   4. 補修材を塗る準備 補修材の接着力を高めるために、プライマーという液体を塗布します。 プライマーは薄く均一に塗り、乾燥時間を守ります。   5.補修材を詰める 補修材(エポキシ樹脂やポリマーセメントなど)をメーカーの指示に従って準備します。 混合比や混合時間に注意しましょう。 準備した補修材を「U」字型・ 「V」字型の溝に充填します。充填後、ヘラやこてを使って表面を平滑に仕上げます。   6. 仕上げ 補修材が完全に硬化するまで待ちます。硬化時間は補修材の種類によって異なります。 必要に応じて、仕上げの塗装や仕上げ材を再度適用します。 これにより、補修部分と周囲の一体感が増し、美観が向上します。       使用する材料 使用する材料には、以下のようなものがあります。   エポキシ樹脂 高い接着力と耐久性を持ち、特に構造的なひび割れ補修に適しています。 耐水性と耐化学薬品性に優れています。 ポリマーセメント 柔軟性があり、ひび割れの追随性に優れています。 施工が容易で、広範囲の補修に適しています。    注意点 安全対策 カッティングツールを使用する際は、必ず防塵マスクや保護眼鏡を着用し、安全に注意しましょう。 補修材の選定と施工 補修材の選定と施工手順は、メーカーの指示に従うことが重要です。   環境条件の考慮 天候や環境条件を考慮し、適切なタイミングで施工を行うことも重要です。    まとめ 『Uカット』『Vカット』は、建物の壁にできたひび割れや欠けた部分をしっかりと補修するための重要な技術です。 適切な手順と材料を使用することで、建物の耐久性と美観を保つことができます。 初心者でも簡単な手順を守ることで、効果的に補修を行うことができます。    

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2025年6月4日 更新!

後悔しない外壁塗装の時期選び|最適な季節・劣化症状・築年数から判断する方法

1. 「いつ外壁塗装すればいいの?」最適な時期を見極めて後悔なし! こんにちは。外壁塗装のプロフェッショナルとして、日々多くのお客様のお悩みに向き合っている私たちが、今回は「外壁塗装の時期」について詳しく解説いたします。 「外壁塗装っていつやればいいの?」「そろそろかなと思っているけど、今の季節で大丈夫?」——こうした疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。 実は、外壁塗装は“時期選び”がとても重要です。選ぶタイミングによっては、塗料の性能が十分に発揮されなかったり、余計な費用が発生してしまったりする可能性があります。逆に、適切な時期に塗装すれば、工事の質が高まり、長期的に住まいを守ることができます。 本記事では、季節ごとの特徴や外壁の劣化症状、築年数による判断基準などを総合的に解説。あなたのお住まいにとって「最適な外壁塗装のタイミング」が分かるよう、分かりやすくお伝えします。 2. 外壁塗装に最適な「季節」はいつ?メリット・デメリットを徹底比較 外壁塗装のベストシーズンは、一般的に「春」と「秋」と言われていますが、どの季節にも特徴があります。ここでは各季節のメリット・デメリットを見ていきましょう。 春(3月〜5月) メリット: 気温と湿度が安定しており、塗料がしっかり乾燥する 天候が安定しているため、工期の遅延が少ない 新年度で心機一転、住まいをリフレッシュしたい方に最適 デメリット: 人気の時期のため予約が取りづらい 業者によっては費用が高くなる傾向 秋(9月〜11月) メリット: 春と同様、気候が安定していて塗料の性能が発揮されやすい 台風明けで劣化が目立ちやすく、修繕のタイミングとして最適 デメリット: こちらも繁忙期にあたるため、早めの予約が必要 台風の影響で工期が伸びる可能性がある 夏(6月〜8月) メリット: 日照時間が長く、作業効率が高い 工事が早く終わる可能性がある デメリット: 高温多湿やゲリラ豪雨で乾燥が不十分になるリスク 職人の負担が増え、工事の品質に影響する可能性も 冬(12月〜2月) メリット: 閑散期で工事費の交渉がしやすい スケジュールが柔軟に組みやすい デメリット: 気温が低く、塗料の乾燥に時間がかかる 雪や霜の影響で工期が延びることがある まとめ: 外壁塗装の季節ごとの違いを理解したうえで、自分のライフスタイルや予定に合ったタイミングを選ぶことが重要です。 3. 「うちの家は今が時期?」外壁の劣化症状から見極める塗装時期 築年数だけでなく、外壁の状態も塗装のタイミングを判断する大切な要素です。以下のような「劣化症状」が見られたら、外壁塗装を検討するサインかもしれません。 よく見られる劣化の症状 チョーキング現象:手で触ると白い粉がつく状態。塗膜が劣化して防水性能が低下している証拠です。 ひび割れ:細かいひびから雨水が入り、内部の構造材を劣化させる可能性があります。 塗膜の剥がれ・浮き:塗装の防水効果が切れており、早急な対処が必要です。 カビ・コケの発生:湿気が多い面に現れやすく、放置すると建物全体に広がることも。 シーリング(コーキング)の劣化:ひび割れや肉やせがある場合、雨水の侵入リスクが高まります。 変色や退色:紫外線による塗膜の劣化が進行しているサイン。 目視でのチェックポイント: 南面の外壁を手で触ってみる サッシ周りやベランダ付近を観察する 専門家による診断もおすすめです。目視だけではわからない劣化も、プロの視点で的確に把握できます。 4. 築年数で判断!外壁塗装のメンテナンスサイクルと推奨時期 外壁塗装の適切なタイミングは、使用されている外壁材や塗料によって異なります。 外壁材・塗料別の目安 サイディングボード: 約10〜15年ごとの塗装が目安 モルタル外壁: 約8〜12年で再塗装が必要 ALCパネル: 約10年ごとに塗り替えが望ましい シリコン塗料: 約10年 フッ素塗料: 約15年 築年数による判断基準 築10年前後: 初めての塗装を検討する時期。劣化の初期段階を見逃さないことが重要です。 築15年〜20年: 2回目の塗装のタイミング。劣化が進んでいる場合が多く、塗装以外の補修が必要な場合も。 定期的な点検を行い、外壁材の状態を把握することで、最適なタイミングでの塗装が可能になります。 5. 外壁塗装の「工期」はどれくらい?時期によって変動する? 一般的な戸建住宅の場合、外壁塗装の工期は約10日〜14日程度です。 工期に影響する要素 建物の大きさや形状(2階建てか平屋かなど) 劣化の進行具合(補修が多いと時間がかかる) 使用する塗料の種類(乾燥時間が異なる) 天候(雨天・強風などで作業がストップ) 時期による工期の違い 春・秋: 気候が安定しており、予定通りに進みやすい 夏: 雨や高温により工事中断の可能性あり 冬: 乾燥時間が長くなり、工期が延びる傾向 工事中の生活への影響 窓の開閉制限や洗濯物の制限 足場設置による日照の制限 事前にスケジュールを確認し、生活スタイルに合わせた準備が必要です。 6. 外壁塗装の時期に関するよくある質問(FAQ)と専門家からのアドバイス Q1. 梅雨の時期でも外壁塗装はできますか? A. 可能ですが、天候の急変により工期が延びやすくなります。信頼できる業者であれば、しっかり天気を見ながら安全に作業を進めてくれます。 Q2. 真冬でも塗装して大丈夫? A. 寒冷地や気温が5℃以下になる日は塗料の性能が十分に発揮されないため、注意が必要です。地域によっては冬でも問題ない場合もあります。 Q3. 築年数が浅いのですが塗装は必要ですか? A. 築5〜8年であっても、チョーキングやひび割れなどの劣化症状が見られれば早めの対応がおすすめです。 7. あなたの家に最適な「外壁塗装の時期」を見つけよう! 外壁塗装の時期は、季節や天候だけでなく、建物の状態やライフスタイルによっても異なります。 「今が適切なタイミングなのか知りたい」「そろそろ必要かもしれないけど迷っている」——そんな方は、ぜひ無料の外壁診断をご利用ください。 当社では、お客様の住まいに合わせた最適なプランをご提案しています。豊富な実績と専門知識をもとに、劣化状況を丁寧に診断し、最適な外壁塗装のタイミングをご案内いたします。 早めのメンテナンスは、結果的にコスト削減にもつながります。お気軽にご相談ください。

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2025年2月6日 更新!

🏡2回目の塗装をお考えの方🏡

2025年2月6日 公開   (2回目以降の)塗装をお考えの方へ   初めての塗装工事から数年が経ち、そろそろ2回目の外壁塗装や屋根塗装を検討している方も多いのではないでしょうか? 今回は、メンテナンスの周期やタイミング、塗装時のトラブル、新たな業者選びのポイント、 塗装工事とあわせて行うと良い工事についても詳しくご紹介します。   1. メンテナンスの周期とタイミング 外壁や屋根の塗装には一定の耐久性がありますが、永遠に効果が持続するわけではありません。 一般的なメンテナンス周期は以下の通りです: 外壁塗装: 約10–15年 屋根塗装: 約7–10年(屋根材によって異なる) ただし、気候条件や使用される塗料の種類によっても変わります。 以下のようなサインが見られたら、再塗装を検討しましょう。   塗装の剥がれやひび割れ     チョーキング現象(手で触ると白い粉がつく)     色褪せや汚れの目立ち     雨漏りや劣化箇所の発生   最適なタイミングを逃すと、建物自体の劣化が進む可能性があるため注意が必要です。     2. 1回目の塗装時のトラブルの振り返り 1回目の塗装工事で以下のようなトラブルを経験された方もいるかもしれません。 業者の対応の悪さ: 連絡がつきにくかったり、説明が不十分だった。 施工不良: 塗装が早期に剥がれる、仕上がりにムラがある。 料金トラブル: 見積もりと最終請求額が大きく異なる。   これらの経験を踏まえ、次回の工事では業者選びや契約内容に慎重になることが重要です。 見積もり内容を詳細に確認し、事前に十分なコミュニケーションを取りましょう。     3. 新たな業者探しのポイント 2回目の塗装工事では、初めての工事で選んだ業者に依頼するか、新しい業者を探すか迷うところです。 以下のポイントを押さえて選びましょう!   口コミや評判の確認: 実際の施工例やお客様の声を調べる。 複数社からの見積もり取得: 相場を把握し、適正価格を確認する。 保証制度の有無: アフターサポートが充実しているか。 施工内容の明確化: 使用する塗料や施工手順について詳細に説明してもらう。 特に、1回目の業者で不満があった場合は、新しい業者を慎重に選ぶことでトラブルを防ぎやすくなります。 4. 塗装以外の工事も検討を 塗装工事のタイミングは、他の外装リフォームや修繕を検討する良い機会でもあります。例えば…   雨樋の修理・交換: 雨樋の劣化は外壁や基礎部分に影響を与えることがあります。   ベランダ防水工事: ベランダ部分の防水性能を高める。   シーリング(コーキング)補修: 外壁の目地部分の劣化を補修する。       別々に工事を依頼するよりも、これらを同時に行うことで、全体的なコストを抑えられる可能性があります。   まとめ 2回目の外壁塗装・屋根塗装は、建物を長持ちさせるための重要なメンテナンスです。 初めての経験を活かし、適切な業者選びとタイミングを見極めて、安心して施工を進めましょう。 また、塗装だけでなく建物全体のメンテナンスを見直すことで、住まいの価値をさらに高めることができます。 何か不安や質問がある場合は、ぜひ   外壁塗装・屋根塗装専門店の塗り達 までお気軽にお問い合わせください!  

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2025年2月5日 更新!

🔰初めての塗装をお考えの方🔰

2025年2月5日 公開   外壁塗装・屋根塗装 が初めての方へ   外壁や屋根の塗装について初めて検討する方にとって、「どのタイミングで塗装が必要なのか?」や 「何を基準に判断すれば良いのか?」といった疑問は多いと思います。 本記事では、外壁塗装や屋根塗装の基本を初心者向けに分かりやすく解説します。 まず最初に 1.塗装とは何か? 外壁塗装や屋根塗装は、単に家を美しくするだけではなく、次のような役割を果たします。 家を保護する 塗料は、紫外線や雨風から建物を守るバリアの役割を果たします。劣化した塗膜を放置すると、建物自体が傷む原因となります。 断熱・遮熱効果 塗料の種類によっては、断熱や遮熱効果が期待できます。これにより、室内の快適性が向上し、エネルギー効率も良くなります。 資産価値の維持 定期的な塗装は、建物の資産価値を維持するためにも重要です。 2. 劣化診断の方法 定期的な劣化診断は、家を長持ちさせるための重要なステップです。次のポイントをチェックしてみてください。   色あせ・汚れ・カビや苔の発生     ⇒紫外線などの影響で外壁や屋根の色あせ、汚れが目立ってきている場合や    湿気が多い箇所にカビや苔が生えるのも劣化のサインです。   チョーキング現象   ⇒外壁を触ったときに白い粉が付く場合、塗膜が劣化しているサインです。   ひび割れ(クラック)   ⇒外壁や屋根に細かなひび割れが見られる場合、内部に雨水が侵入する可能性があります。   剥がれ      ⇒剥がれている箇所が目立つと、塗り替えが必要です。   コーキング(シーリング)のひび割れ、欠け  ⇒コーキング(シーリング)のひび割れの放置は水の侵入の可能性につながります。 3.塗装のタイミング 外壁や屋根の塗装は、見た目を美しく保つだけでなく、家を守る重要なメンテナンスです。 以下のポイントを参考に、塗装のタイミングを確認してみましょう。  築10年が目安   一般的に、新築から約10年前後が塗り替えのタイミングとされています。   劣化状況によっては、早めのメンテナンスが必要になることもあります。  季節の影響を考慮    どの時期も塗装は可能ですが最も最適な時期は、   一般的に暖かく天候が落ち着いている春や秋といわれております。   4. 初めての塗装工事を成功させるポイント 初めて塗装工事を依頼する際に気をつけたいポイントをご紹介します。 4.1 業者選びのポイント 実績を確認する 業者の施工実績や評判をチェックしましょう。施工事例をホームページやSNSで確認できる業者は信頼性が高いです。 資格や保証制度の確認 塗装業者が資格を持っているか、また工事後の保証制度が整っているかを確認しましょう。 地元業者の利点 地元密着型の業者は地域の気候や建物特性に詳しく、迅速な対応が期待できます。 4.2 見積もりの取り方 複数社から取得 最低でも3社以上から見積もりを取り、価格や提案内容を比較しましょう。 内訳を確認 塗料の種類、工事内容、工期など、見積もりの詳細を確認し、不明点は業者に質問しましょう。 追加費用の確認 追加費用が発生する可能性についても事前に確認しておくことが大切です。 4.3 施工の流れと工期 施工の流れ 一般的な塗装工事の流れは以下の通りです: 足場設置 高圧洗浄 下地処理 下塗り・中塗り・上塗り 点検・足場解体 工期 通常、外壁塗装は10日前後、屋根塗装を含めると2週間程度が一般的です。ただし、天候や作業内容によって変動します。 4.4 注意点 契約前の確認 契約書をしっかり確認し、工事内容や金額、保証期間などを明記されていることを確認しましょう。 塗料の選択 高品質な塗料は初期費用が高いですが、耐久性が高く、長期的にはコストパフォーマンスが良くなります。 4.5 金額面について 費用の目安 外壁塗装は30坪の住宅で60万円–90万円が相場です。屋根塗装を含めるとさらに費用が加算されます。 費用を抑えるポイント 早めのメンテナンスや、信頼できる業者を選ぶことでトータルコストを抑えられます。 まとめ 外壁塗装や屋根塗装は、家を守り、美しさを保つために欠かせない重要なメンテナンスです。 適切なタイミングで、信頼できる業者とともに工事を進めることで、快適で長持ちする住まいを実現できます。 初めての方でも不安なく進められるよう、ぜひ本記事を参考にしてみてください!    

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2024年4月27日 更新!

宇治市にお住まいのお客様からお問合せがあり外壁・屋根を塗装させていただきました。

みなさまこんにちは 塗り達営業の田口です。 そろそろゴールデンウィークですが、お出かけのご予定は立てられておられますでしょうか? 私は天気が良ければバイクで奈良の生駒山まで行こうかと考えています🏍 さて今回は宇治市にお住いのお客様よりお問い合わせがあり、屋根壁の塗装工事をさせていただきましたのでご紹介させていただきます。   外壁・屋根の現状 以前の外壁・屋根の塗装から20年ほどたったため2度目の塗装をご希望されました。 塗装前の状態ですが、外壁はチョーキングが出ています。 チョーキングとは既存の塗膜が劣化することにより粉状になる現象です。 この現象が起きる始めると外壁の防水性能が失われ始めたサインです。       屋根はひび割れはありませんでしたが色褪せて屋根材の先には汚れが溜まり以前の塗料が落ちてしまっている状態です。 屋根は触ることはできませんでしたが外壁と同様にチョーキングが起こっていると考えられます。     塗装の前にしっかりと高圧洗浄を行い汚れを落としてから塗装を行っていきます。 施工内容 外壁と屋根で塗装回数と施工内容が変わってきます。 外壁は              屋根は ①下塗り1回            ①下塗り1回目 ②上塗り1回目           ②下塗り2回目 ③上塗り2回目           ③タスペーサー挿入 の3回塗り             ④上塗り1回目                  ⑤上塗り2回目                  の4回塗り   施工開始 外壁 外壁はALC外壁と金属サイディングボードの2種類があるため下塗りをそれぞれの外壁に応じて変えています。 そうしなければ塗装後の不具合につながってしまうからです。 ALC外壁下塗り エスケー弾性プレミアムフィラー(水性塗料) 鋼製サイディング外壁下塗り マイルドボーセイ(錆止め・油性塗料) それぞれに下塗りをしたら続いて上塗りです。 下塗り材をそれぞれ水性・油性と変えているように上塗り材も下塗り材に合わせる必要があります。 今回は外壁塗料にエスケープレミアムシリコンをお選びいただきましたので、水性のエスケープレミアムシリコンと 油性のエスケープレミアムNADシリコンを塗装していきます。 水性塗料    油性塗料 上塗りは2回行うことで塗膜がしっかりと形成されて塗料の持つ耐候年数をしっかりと発揮することができます。 屋根 屋根に使う下塗り材は浸透性の高いものとなっており、下地の屋根材を補強してくれる役割を持っています。 屋根材の劣化が進んでしまうと塗料が屋根材に染み込んでいく吸い込みという現象が起こってしまいます。 屋根の下塗り塗装は通常2回塗りですが、吸い込みが激しい場合は3回塗りすることもあります。 屋根下塗り 下塗りが終わるとすぐに上塗りを行うのではなくタスペーサーという部材を屋根と屋根の間に差し込んでいきます。 タスペーサーとは塗装によって屋根同士が引っ付いてしまうことを防ぐためのものとなっています。 屋根材同士が引っ付いてしまうと、入り込んだ雨水を排水することができず、湿気をため込むこと原因になり不具合に つながってしまいます。 そのため屋根の塗装工事には必ずタスペーサーの挿入が必要なのです。 タスペーサー挿入 屋根の上塗りは2回行っていきます。 外壁と同様、2回塗りを行うことで塗料の持つ耐候年数をしっかりと発揮することができます。 屋根上塗り 屋根壁以外に雨樋や雨戸などの付帯物も塗装させていただきました。 最後に 今回は外壁・屋根の塗装をさせていただきました。 外壁材が2種類あったため下塗り材と上塗り材の種類を変更いたしました。 外壁の素材によって塗料を変えて施工をしないと不具合が起きてしまいますので、塗装の知識や実績のある業者に工事を頼みましょう。 弊社は、お家に伺っての無料診断・お見積りの提出を無料で行っておりますのでご安心ください。 ドローンを飛ばしてお家の隅々まで見させていただきます🚁 また、塗装後の屋根の写真もドローンを使って撮影させていただきます! 少しでも気になることがございましたらお気軽に弊社にお声掛けくださいませ。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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2024年4月19日 更新!

長岡京市のお住いのお客様からお問合せがあり外壁を塗装させていただきました!

  みなさまこんにちは 塗り達営業の田口です。 桜が咲いて春が来たと思えばすぐに散っていき目まぐるしい新生活のスタートのような日々の中みなさまはいかがお過ごしでしょうか? 本日は長岡京市のお客様のお家の外壁を塗装させていただきましたのでご紹介いたします。   現状 お家を20年ほど前にご購入され、以前に入居されていた方が塗装をされているかはわからないということでしたが、玄関付近に塗装をされたような色変わりしている箇所が見受けられました。 外壁にはチョーキング(外壁が劣化し塗膜が粉状になる現象)が起こっており、外壁をなでると指に白い粉が付きました。 チョーキングが残っていると塗装をした後から膨れが起こってしまうため、高圧洗浄をしてから塗装を行います。   ヘアクラックと呼ばれる髪の毛ほどの細いひび割れは下塗りをしっかり塗ることで埋めることができます。 チョーキングが起きており、擦るごとに外壁表面のモルタルがぽろぽろと落ちてしまうため通常の外壁塗装は3回塗りなのですが 今回は4回塗りで提案させていただきました。 施工方法 外壁を高圧洗浄で洗い流したのち一度目の下塗り「カチオンシーラー」を塗っていきます。 この塗料は下地を固めることで壁が塗料を吸い込むことを抑えてくれたり、上塗りとの密着性を高めてくれます。 下塗りカチオンシーラー 続いてマスチックと言う柄を付けていきます。 マスチックというのは塗料を厚く塗る方法のことを指します。 この塗り方をするメリットは「今後のひび割れを予防」「薄塗よりも耐久性が高い」「防水性が高い」という点です。  下塗りマスチック柄(厚塗り) 上塗りは同じ色の塗料を2回塗っていきます。 同じ色を塗ることで密着がよくなります。 上塗り1回目   上塗り2回目 外壁以外の雨樋やエアコンダクトカバーなどの付帯物と呼ばれる部分も塗装させていただき施工完了となります。 施工完了   最後に 今回のお客様のお家は屋根が和瓦であったため塗装はしませんでしたが、洋瓦・スレート屋根のお客様は塗装などのメンテナンスがが必要です。 弊社は、お家に伺っての無料診断・お見積りの提出を無料で行っておりますのでご安心ください。 ドローンを飛ばしてお家の隅々まで見させていただきます。 少しでも気になることがございましたらお気軽に弊社にお声掛けくださいませ。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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2024年4月18日 更新!

城陽市にお住いのお客様の外壁は塗装、屋根はカバー工法をさせていただきました!

  みなさまこんにちは 塗り達営業の田口です。 桜が咲き、春一番が吹いているに陽射しが暑い そんな中、塗り達ではショールームにて快適な空間をご用意しております。 本日は城陽市にお住いのお客様のお家を塗装させていただきましたのでご紹介させていただきます! お客様より、「外壁のチョーキングが気になる、、屋根は高くて見えないし、、煙突部分は塗れるんですか?」 とご不安からのお問合せがありました。 そのようなご不安は弊社にお任せください 屋根はドローンを飛ばして見させていただきます🚁 現状 外壁 まずは外壁の現状です。 お客様が気にされておられたようにチョーキングが起こっていました。 チョーキング(外壁の塗膜が劣化して粉状になる現象) 写真の様に外壁の色が指先に付いてしまいます。 こうなってしまうと外壁の防水性能が低下してしてしまい外壁自体が雨水を吸い込み、最悪の場合外壁の割れや欠け落ちてしまいます。 そうならない為にも防水性能を高める塗装が必要になります。 屋根 続いて屋根の現状です。 経年劣化により色褪せが起きています。 屋根の種類は「エコ・シンプル」という経年劣化により割れの起きやすい塗装に向かない屋根材です。。。 すでにひび割れが起こっており、塗装をしても今後抜け落ちてくるかのせいも高い屋根材となっているため スーパーガルテクトのカバー工法を提案させていただきました🏠   施工方法 塗装の前に外壁と屋根を高圧洗浄することでチョーキングで発生した塗膜の粉や、汚れ・苔を洗い流していきます。 高圧洗浄をしないといくら良い塗料を塗っても密着が弱くなり塗料の持つ耐候年数に関係なく膨れや剥がれにつながってきます。  高圧洗浄 外壁は、①下塗り②中塗り③上塗り、の3回工程で行います。  下塗り 今回使用させていただいた下塗り材は透明なもののため元々の壁の色が見えています。  中塗り  上塗り 中塗り、上塗りには同じ色を使用いたします。 同じ色を使用する理由は、同じ色の方が密着がよく塗料の持つ耐候性を十分に発揮させることができるからです。 その他、軒天井や破風と呼ばれる部分も塗装させていただきお家全体をきれいにさせていただきます。   施工完了 外壁完了後 屋根完了後 足場解体後にドローン撮影をさせていただき、出来上がりを家訓にしていただくことでお客様に満足していただけました‼‼   最後に 外壁の色褪せや汚れは気付いた時には遅いことが多々あります。 「去年くらいご近所さんで塗装されてたけどまだうちはいいか」と思っておられても一度見積りを取られてみてはいかがでしょうか?何かがあってからでは遅いのです。 弊社は、お家に伺っての無料診断・お見積りの提出を無料で行っておりますのでご安心ください。 ドローンを飛ばしてお家の隅々まで見させていただきます。 少しでも気になることがございましたらお気軽に弊社にお声掛けくださいませ。 皆様のお越しを心よりお待ちしております。  

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