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2023年3月31日 更新!

外壁塗装は何回までできる? 考え方や時期を解説 l塗り達

2023年3月31日 公開 初めて外壁塗装を検討中の方も、昔一回やったことあるよという方も、外壁塗装は何回目までできるか知っていますか? 住宅の寿命は、木造住宅でおよそ30年、鉄骨住宅で30年~50年 ほどといわれています。 使い方やメンテナンスによっては、もっと長持ちする場合もありますが、 住宅の寿命が尽きるまでに外壁塗装は何回までならできるのでしょうか?   今回の記事では、外壁塗装ができる回数や、注意点を解説していきます。   外壁塗装のサイクル 外壁塗装は、一般的におよそ10年~15年で一度といわれます。 この年数の根拠は、塗膜の耐久性です。 たとえば、新築の場合は基礎や躯体から一度に作るため高額な費用が掛かります。 そのため、外壁の仕上げには安価で耐久性があまり高くない塗料が使われることが多いのです。 塗り達で取り扱っている一番リーズナブルな塗料は、シリコン塗料で、期待耐久性はだいたい8年~10年くらいです。 シリコンよりさらにグレードの低い塗料にはアクリル系塗料がありますが、こちらは対候年数ももう少し短くなるイメージです。 新築後に外壁塗装をする時期は10年~15年といわれますが、実際には使われている塗料の耐久性によって異なりますので、フッ素や無機塗料を使っている場合は、塗り替え時期ももっと後になります。   具体的に塗り替えの時期と築後年数を考えてみましょう。 だいたい10年くらいもつシリコン塗料で塗装を行う場合は、 ・新築後10年で塗り替え (1回目) ■10年経過で1回目完了 ・塗り替え後、さらに10年で塗り替え(2回目)■20年経過で2回目完了 ・さらに10年後に塗り替え(3回目)■30年経過で3回目完了(次回は40年目?) 単純に10年おきに塗装を行うと考えると、このようなサイクルになってきます。   外壁塗装は何回まで行う? 木造住宅の場合、およそ30年が寿命といわれています。30年目以降は外壁だけではなく躯体の劣化も出てくるため 大きなリフォームをしたり、建て替えを行ったりするなど、塗装以外のメンテナンス方法を検討することも出てきます。 そのため、 建物の寿命 塗膜の耐久性 ご家族のライフプラン によって、何回まで塗装するかは変わってくるということになります。 しかし、この考え方はあくまで、家の寿命が来るまでに何回塗装を行うかという話であり、 実際に、何回までは塗装でメンテナンスができるのか?という問題とは少し違ってきます。   外壁塗装によるメンテナンスは、何回までできるのか? メンテナンスで外壁塗装を行う際に、気を付けなくてはいけないことの1つに、 いま現在はどんな塗料で塗られているのか  ということがあります。 外壁塗装に使う塗料は、下地に密着することで塗膜を作り、その効果を発揮します。 しかし、下地や現在塗ってある塗料との相性が悪い場合、うまく密着せずにすぐ剥がれてきてしまうことがあるのです。 そのため、初めての外壁塗装ではなく、 過去に1度(もしくは2度)外壁塗装を行ったことがある場合のメンテナンスは、非常に気を付けて外壁を見ることが必要になります。   外壁塗装を複数回行う場合、 「下地の上の、1回目の塗膜の上の、2回目の塗膜の上に、今回(3回目)塗る塗料」 を考えることになり、ここで選択を間違えてしまうと施工不良になることがあるためです。 結論を言えば、外壁塗装は何回でも行うことができます。 ただし、きちんと現在の状況を見極めて、使う塗料や工程を考える必要があるため、 回数が増えるほど大変で、費用も掛かりやすくなるということです。   また、塗膜で守られているとはいえ、やはり外壁材の劣化も進んでいきます。 塗装では補修ができない欠けや割れ、激しい劣化などが見らる場合は、塗装ではなく外壁材の張替えなどを行った方が、結果的に家が長持ちすることもあるため、何回でも塗装でよいということはなく、その時の状況に応じて最善の策をとる必要があるでしょう。 2回目以降の塗り替えもおまかせください 塗り達では、現場をたくさん見てきた施工担当者、現場経験の多い職人が数多く在籍し、築年数が古い住宅の塗装も数多く行ってきました。 実際に、他社では断られたというお客様もいらっしゃいましたが、最善の方法をご提案しご評価いただいています。 京都・滋賀の外壁塗装・屋根塗装・雨漏りなら塗り達へ京都府城陽市 S様 お客様の声https://nuritatsu.com/voice/34909 外壁塗装が初めての方も、2回目3回目という方も、ぜひ一度塗り達にご相談ください! ご家族のライフプランに合わせた最適なプランをご提案いたします。            

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ALC
2023年3月30日 更新!

ALC l塗り達

2023年3月30日 公開 この記事では、ALCについて解説しています。   ALCは、Autoclaved Lightweight aerated Concrete の略で、高圧高温養生をした軽量気泡コンクリート製品で建材の1つ。 5階建てまでのマンションや戸建て住宅の外壁材としてつかわれるほか、高層マンションの廊下・バルコニー側の外壁、高層建造物の防火区画の仕切り壁など、現代建築において幅広く使用されている。 主原料 セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末 特徴 ・軽量 ・耐火性に優れている ・無機質でできているため、万が一燃えても有害なガスが発生しない ・気泡があることによって、断熱性が高い ・遮音性が高い 外壁材としてのALC 気泡が多いため、軽量で地震に強く住宅に負担がかからない。 一方で、吸水性が高いため、塗膜の劣化によってALCパネルが水を吸い込み劣化が進行する恐れがあり、 表面に塗膜の劣化と、ジョイント部分のシーリングの劣化に注意して、定期的なメンテナンスが必要   施工事例 https://nuritatsu.com/works/works_type_wall/alc/   関連ページ 一般社団法人ALC協会

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2023年3月29日 更新!

ボンタイルってタイルじゃないの? 特徴やメリットとは l塗り達

住宅や外壁について調べていて、「ボンタイル」という言葉を耳にしたことはありませんか?   実は、タイルという言葉が入っているにも関わらず、皆さんがよく知るあのタイル↓とは全く違うものなのです。 ▲タイルと聞いて思い浮かべるこのタイル   この記事では、ボンタイルの意味や特徴について解説していきます。 ボンタイルとは ボンタイルとは、吹付塗装の工法の1つです。 吹付タイルの別称として、職人さんがよく使う言葉です。 吹付タイルも「タイル」という言葉が入っていますが、タイルを吹き付けたり、タイルに吹き付けるという意味ではありません。 それなのに、なぜ「タイル」という言葉が使われているのかというと、 1960年代に西ドイツのクノール社という会社が発売した塗料の名前に由来するというのがその理由だといわれています。 ボンタイル(吹付タイル)は、タイルガンと呼ばれるガンで、アクリル系塗料を外壁に吹き付ける塗装の仕上げ方法の1つです。 #gallery-1 { margin: auto; } #gallery-1 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-1 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-1 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 「あ、見たことある!」 という方も多いのではないでしょうか? ボンタイルは、表面が凸凹していて触るとつるつるしているのが特徴です。 左の写真は、吹付だけ行ったもの。 右の写真は、吹付けた後に表面を押さえて(ヘッドカット)仕上げています。   JIS規格「JIS A 6909複層塗材E」を使用して吹き付けます。 複層塗材Eは、たとえばエスケー化研の「レナラック」などがあります。 エスケー化研 レナラック   ほかの吹付工法との違い ボンタイルのほか、ガンを使って吹き付けて仕上げるものに、 スタッコ吹き付け やリシン吹付 があります。 #gallery-2 { margin: auto; } #gallery-2 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 33%; } #gallery-2 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-2 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 吹きっぱなし ヘッドカット ▲スタッコ吹き付け #gallery-3 { margin: auto; } #gallery-3 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 50%; } #gallery-3 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-3 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ ▲リシン吹付   どちらも、ボンタイルと同じように吹付て仕上げるものですが、大きな違いは ・吹き付ける材料 ・工程 です。   ボンタイル 先述したようにアクリル系樹脂塗材を吹き付けますので、つるつるとしている仕上がりになります。 工程は、下塗り後、模様や凸凹を付けるために、一度主剤を吹付けて、その後上塗りを2回行って完成となります。   リシン、スタッコ 骨材(こつざい)と呼ばれる砂や砂利などを混ぜて吹付けるので、表面は触るとざらざらしています。 工程は、下塗りの後に、骨材を混ぜた塗料を吹き付けるので、ボンタイルのほうが1工程多くなります。 塗膜の耐久性は、使われる上塗り材によって異なります。シリコン~フッ素まで通常の外壁塗装と同じようなグレードと考えておけば問題ないでしょう。   ボンタイル(吹付タイル)のメリット 外壁をボンタイルで仕上げるメリットとして ・表面がつるつるしているので、汚れが付きにくい ・防水性が高い ・デザイン性がある などが挙げられます。 ボンタイルで仕上げると、表面は凸凹していますが、つるつるとしていて雨でほこりや汚れが流れやすくなっています。 また、防水性も高いので、雨による劣化のスピードがいくぶんが抑制されます。 凸凹があつので、リズムがありデザイン性の高い外壁を作ることができ、新築でも採用されるほど今も人気があります。   ボンタイルのデメリット ボンタイルで仕上げるデメリットとしては、 ・普通の塗装より工程数が多いので、費用が高くなりやすい ・吹き付ける職人の腕に仕上がりが左右されやすい という点があげられるかと思います。 工程数は、リシンやスタッコ吹き付けよりも、下地を作る分1工程多くかかり、職人の手間もかかるので、どうしても費用が高くなってしまいます。 また、ローラーや刷毛を使った塗装より、ガンを使った塗装は職人の経験や技量が出やすい塗装方法になります。 そのため、職人の腕に仕上がりが左右されてしまうこともデメリットといえるでしょう。   ボンタイルの場合もメンテナンスが必要 ボンタイルで仕上げている外壁は汚れが付きにくくなっていますが、ほかの仕上げと同じく、メンテナンスは必要になります。 新築の場合はおよそ10年~15年が塗り替えの時期と言われます。 現在ボンタイルではなくても、塗り替え時もボンタイルを希望することも可能です。 メリット・デメリットを知って、上手に塗り替え工事を行ってくださいね。  

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うるさい
2023年3月28日 更新!

外壁塗装中はうるさい? 音が出る理由と対策 l塗り達

2023年3月28日 公開    外壁塗装工事中は、普段と違う工事の音がすることがあります。 音の感じ方は人によって異なるので、 「うるさい」と感じる人もいれば、「気にならない」という人もいます。   外壁塗装工事中にする「うるさい」と感じる音の正体と対策について解説していきます。   外壁塗装工事中に聞こえる音 外壁塗装工事中に聞こえる、いつもと違う音は、主に以下のようなものがあります。 ①足場を組み立てる音・解体するときの音 外壁塗装工事では、足場組みは必須です。 足場は、金属でできた管をつないで骨組みを作ります。 そのため、金属がぶつかり合う音が響くことがあります。 足場は約半日程度で組み終わりますが、いつもと違う大きな金属音をうるさく感じることもあるようです。   ②高圧洗浄の水音 外壁塗装工事前には、古い塗膜を洗い流したり、外壁について汚れやカビ・コケなどを洗い流して下地を整える 「高圧洗浄」という工程があります。 高圧洗浄は、水圧の高い水を外壁にあてて洗い流していく作業で、室内にいても大雨のときのような音が聞こえる場合があります。 高圧洗浄も約半日もかからずに作業が終了しますが、 室内でお客様がおられる場所や、家の構造上大きな音に聞こえることもあり、うるさく感じる場合もあります。   ③塗装工事の音(吹付塗装) 外壁の塗装時も、吹付塗装をしているときに音が大きく聞こえる場合があります。 外壁は塗装する面が大きいため、ローラーなどを使って塗っていくことが多いのですが、 模様をつける場合や、雨戸など金属部分を細かく塗装するときなど、ガンなどを使って塗料を細かい霧状にして吹き付けることがあります。 ガンの中で圧を高めて噴射されるため、その時の音がローラーや刷毛を使って塗装するときよりも大きく聞こえてしまうのです。 「今回の塗装工事は吹付塗装で行います」説明された場合は、大きな音がする可能性があります。   ④大きなクラックの補修時など クラック(ひび割れ)が大きく、Vカットなどの補修が必要な場合は、カットするときに使う機械の音が響くことがあります。 大きなクラックの場合、グラインダーなどの削る機械を使って、クラックの周りをカットし、モルタルなどで埋めてクラックを補修します。そのため、削るという工程を行う際に大きな音がする場合があります。   対処方法 これらの音は、工事を行う上でどうしても出てしまう音で、ある程度は我慢も必要かもしれません。 しかし、どうしても大きな音が気になるという場合は、 ・事前に工程の予定を聞いておく ・大きな音がする工程の時は、家を離れる(外出する) など、対策をしていただく方がいいかもしれません。 大きな音がするときは事前に教えてください と打合せ時に申し入れておきましょう。   前述した、工程上致し方ない音以外には、職人の話声が挙げられます。 必要な会話をしていることもありますが、あまりに耳についてしまう場合は、施工会社へ連絡をいれましょう。 塗り達は職人マナーにも力を入れています 塗り達では、下請け業者に丸投げするようなことはございません。 ご迷惑がかかることや、お客様の負担が少ないよう、施工会社として責任をもって現場を担当させていただきますので、 気になる点はお気軽にお問い合わせください。            

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コンクリート打ちっぱなしの建物
2023年3月27日 更新!

コンクリート壁 l塗り達

2023年3月27日 公開 この記事では、コンクリート壁 について解説しています。   コンクリート壁は、コンクリートを外壁の仕上げに使用している壁のこと。 打ちっぱなしや、塗装したものがある。   コンクリート コンクリートは、 水+セメント+砂+砂利 を混ぜて作られるもので、建材の1つ。 一般住宅では基礎や外構などに用いられることが多いが、外壁をコンクリート仕上げにする住宅もある。   コンクリートの中に鉄筋を入れた構造をRC造といい、コンクリートだけよりも強度がある。   特徴 耐火性、遮音性、防音性に優れている。 しかし、断熱性は劣るため、住宅に使う場合は、断熱工事が必須。 コンクリート壁、特に打ちっぱなしの場合は、水を吸い込みやすくカビが発生したり、内部の鉄筋がサビて耐久性に問題が生じる場合もあり、メンテナンスフリーは必要。   ▼関連ページ 外壁を撥水仕上げにすればキレイを保てる? メリット・デメリットとは 関連用語 ・モルタル    

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撥水
2023年3月26日 更新!

外壁を撥水仕上げにすればキレイを保てる? メリット・デメリットとは l塗り達

2023年3月26日 公開   外壁が劣化する大きな要因は、紫外線と雨水です。 塗膜を付けることで、それらの劣化要因から外壁材を守っているのですが、 雨水対策として「撥水効果のある塗料」や「撥水仕上げ」をオススメされることがあります。 水をはじく効果は、外壁にとってよさそうなイメージですが、デメリットも存在します。 今回は、外壁を撥水仕上げしたときのメリット・デメリットについて解説していきます。   そもそも撥水とは? 撥水とは、水を撥ねつけるというの言葉ですが、 外壁塗装について調べていると、他にもよく出てくる水に関する言葉があるのをご存知でしょうか? まずは、下記の3つの用語について確認しておきましょう。 ・撥水(はっすい):水をはじく ・防水(ぼうすい):水をふせぐ ・親水(しんすい):水になじみやすい これらは外壁工事や、防水工事などお家のメンテナンス時によく出てくる言葉です。 詳しく見ていきましょう。 ・撥水 水をはじく、撥ねつけるという意味で、撥水効果がある仕上げをしていると、 外壁に雨が当たっても表面にとどまらずはじかれて流れ落ちます。 洗車などでも撥水仕上げがありますよね。水をよくはじくようになった車体はしばらくは汚れが付かず、フロントガラスも雨粒がすぐに流れ落ちます。あのようなイメージです。   ・防水 防水は、水をふせぐ、つまり水を浸透させないという意味で、防水工事などという使い方をしますよね。 防水工事では、床材などの上に水が侵入できない防水層を作り、コーティングをして、水分が浸透しないように防ぎます。   ・親水 親水は、水と親しい、つまり、水となじみやすいという意味です。水を吸収するという意味ではないので注意してください。 親水効果のある塗膜を付けると、雨水が当たったときに流れ落ちずに外壁によくとどまるようになります。 そのため、外壁についた汚れなどを一緒に洗い流すセルフクリーニングの役割を果たしてくれます。   これらは、似ているようで性質が違い、メカニズムも違います。 また住宅のメンテナンスとして使う場合は、素材や建て方などによっても合う・合わないがあります。   撥水仕上げが効果的な場合 撥水仕上げには撥水剤を使います。 撥水剤と相性がよく、効果的な外壁材は「コンクリート壁」です。 コンクリートは一般的には基礎や外構に使われますが、 外壁材として、打ちっぱなしのコンクリート壁も、おしゃれで根強い人気があります。   コンクリートは、表面に塗膜がないため、水を吸収しやすくなっています。 そのため、雨水がダイレクトにコンクリートにあたり、雨だれ跡などになって美観性を損ねることになります。 そこで、撥水剤を浸透させておくと、水をはじきコンクリート内部の鉄筋なども水分から守られて、躯体の寿命をあげることにもつながります。 そのため、撥水剤がもっとも威力を発揮するのが、コンクリート壁なのです。   撥水剤を使うメリット 撥水剤は、表面に塗膜を作るのではなく、素材に浸透して水をはじき内部に水が侵入しないようにしてくれます。 そのため、水分に弱い鉄筋が入っているコンクリートなどには、大変適したものといえます。 鉄筋は水分と酸素でサビが生じ、躯体の強度に影響を与えます。そのため、コンクリートの内部という見えにくい部分でサビを発生させることは大変危険で、ぜったいに避けなければならないものなのです。 鉄部自体は、表面に塗膜を付け防水性を持たせて、水と接触させないようにします。 そのうえで、水分が入ってこないように撥水仕上げをすることは、耐久性を上げるためにも大変重要なのです。   撥水仕上げのデメリットとは? 撥水剤を使うことのデメリットは、通気性が悪くなることです。 外側からの水分を中に入れない働きがあるということは、内部の水分を外へ逃がすことも苦手なのです。 そのため、外壁内部で結露が発生したり、湿気がこもっている状態で撥水仕上げをしてしまうと、水分が逃げられず、外壁や下地を痛める原因となる可能性があります。 木材など通気が必要な素材や、通気工法で建てられた住宅などは、使い方に注意が必要です。   撥水剤に汚れを落とす効果はない 撥水剤をすすめられるときに「汚れがよく落ちますよ!」と言われることがありますが、 撥水剤自体には、汚れを落とす効果はありません。 水をはじくので汚れにくくはなりますが、あくまで水をはじく力があるおかげなのです。   前述したように、コンクリート壁では大変高い効果を発揮する撥水剤ですが、 モルタルやサイディングなど通気が必要な外壁材は、撥水剤ではなく塗膜をつけて外壁材を保護することがおすすめです。 自宅の外壁にはどんな塗料があうか、気になる方はぜひ下記までご連絡ください。                      

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2023年3月25日 更新!

外壁の塗り替えでテカテカに!? 塗料のツヤ加減は選べます l塗り達

2023年3月25日 公開   塗り替えが終わって足場を外してみたら・・・つやつやのテカテカになっていたんです!! そんな失敗談を、お客様からご相談されることがあります。 塗料はツヤ加減を調整できるものがあり、ご希望によって艶消しのマットなタイプをお選びいただくことも可能です。 理想の仕上がりにするために、塗料の艶加減について知っておきましょう。   そもそも塗料はツヤありです 外壁塗装で使われる塗料は、本来は「ツヤあり」、つまりテカテカの仕上がりになります。 塗料のツヤ加減というものは、元々の塗料に「つや消し剤」という添加物を混ぜることでツヤ加減を調節して作られるものなんです。 本来の艶ありを「10」とすると、 ・半分ツヤを落とした「半艶」 ・3部艶 ・つや消し という段階でツヤ加減を選びます。     つや消しは、塗料の性能を低くします しかし先ほど述べたように、つや消し剤は添加物です。本来なら塗料にとっては不要なものです。 そのため、多量に混ぜてしまう(つや消し)と、せっかくの塗料の性能が落ちてしまいます。 グレードの高い性能の良い塗料ほど、つや消し剤を混ぜるともったいないことになってしまいます。   つや消し塗料を選ぶ一番のデメリットは、塗料の性能が落ちることといえるでしょう。 そのため、つや消しを選ぶとしても、「3分ツヤ」程度までのツヤ加減をオススメしています。   どれくらい性能が落ちるのか 艶なし(ツヤをゼロ)にした場合、艶有に比べて30%ほど性能が落ちるといわれています。 たしかに、つや消しの外壁はかっこよくておしゃれなので、ご希望される場合もありますが、塗料の性能が30%も落ちてしまうと、耐久性や対候性も本来期待される年数ほどは持たない可能性が高くなります。 ツヤ加減を選ぶときは、塗料の性能や耐久性をどれくらいまで下げてもよいか、検討してみてくださいね。   艶ありでもテカテカ感を軽減する方法 艶あり塗料でも、色によって反射によるテカテカの感じ方に違いがあります。 テカテカしている部分は日光が当たって白く見える部分なので、白っぽい色だとあまりテカテカが目立ちません。 濃い色の場合は、たとえば濃紺の中に白い光が反射しているのがよく目立つため、艶あり塗料をえらぶととてもテカテカした感じを与えてしまいます。 塗料の性能を重視して、艶ありを選ぶ場合は、すこしでも淡い色を選ぶと、テカテカ感が抑えられますので、おすすめです。 #gallery-4 { margin: auto; } #gallery-4 .gallery-item { float: left; margin-top: 10px; text-align: center; width: 25%; } #gallery-4 img { border: 2px solid #cfcfcf; } #gallery-4 .gallery-caption { margin-left: 0; } /* see gallery_shortcode() in wp-includes/media.php */ 出典:エスケー化研 プレミアムシリコン塗装サンプル(https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/premium-silicone/)   ツヤ加減が選べない塗料もあります 外壁塗装に使う塗料は、基本的にツヤ加減が選べますが、外壁よりも劣化の進行が速いといわれる屋根の塗装の場合は、基本的にツヤありのみになります。 理由は、つや消し剤を入れてしまうと、 ・塗料の耐久性が落ちること、 ・外壁よりもたくさんの紫外線を浴びる屋根を守るためには、塗料の性能を十分に発揮できた方がよいから なのです。 また屋根は、地上からはほどんと見えないので、テカテカ感も外壁ほどは気にならないでしょう。   塗料の性能と、外観の好みと両方満足のいくツヤ加減を相談してみてくださいね。              

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塗膜の剥がれ
2023年3月24日 更新!

塗膜の剥がれ l塗り達

2023年3月24日 公開   この記事では、劣化症状の1つ「塗膜の剥がれ」について解説しています。 塗膜の剥がれは、塗装に使った塗料がぺりぺりとめくれてくる外壁や屋根の劣化症状の1つ。 施工後数年ではがれが起きている場合は、施工不良の可能性もある。   原因 塗膜の剥がれは、経年劣化か施工不良が原因で起こる。 ①経年劣化 塗料の劣化症状の1つで、下地から塗装がはがれている状態。 外壁の場合、シールや笠木など、どこからか雨水が侵入し、内部で雨漏りが起こっていることが原因の場合もある。   ②施工不良 塗膜の剥がれが、施工後1年~3年などであらわれた場合は、施工不良の可能性がある。 主な原因は下記の通り。 ・下塗り材の乾燥不足 ・下塗り材の選択ミス ・塗装時の天候(湿度が高かった)   特に、下地に合わない下塗り材を使っていた場合など、施工後1年足らずで大きく剥がれている例もある。    

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2023年3月23日 更新!

外壁塗装の必要がない家ってあるの?

2023年3月23日 公開   「壁の塗り替えは10年を目安に」とお伝えすることが多いですが 実は塗装が必要ない外壁も少ないながらあります。 今回は塗装の必要ない劣化しにくい素材3つをお伝えします。   タイル タイルは、砂、粘土などを焼いて作られたものです。 外壁より風呂場の壁や床に使われているのを目にすることの方があるかもしれません。 傷や汚れに強く、劣化が少ないため塗装の必要性がありません。 ただ、タイルを接着したり、目地に使われる素材にモルタルやセメントを使っていると 水分を吸収して劣化していきますので、目地の補修は必要です。   レンガ レンガは泥や粘土を高温で焼き固めたものです。 無機質な素材のため、太陽光(紫外線)や水にも強く、耐火性もあります。 耐用年数は50年以上と長く、海外では100年以上の歴史的な建造物があります。 ですが、タイルと同じく目地に使われる素材は劣化していきますので、 目地のメンテナンスは必要となります。   樹脂系サイディング プラスチックの一種である塩化ビニルで作られていて、耐水性や耐久性が高い素材です。 30年保証しているメーカーもあり、つなぎ目がないものもあり、シール工事が不要です。 凍結の多い北海道など寒い地域で使用されることが多く、 錆びや腐食など塩害にも強く、海沿いの地域でも適しています。 デメリットとしては、日本での普及率がかなり低いので、 取扱っている業者が限られていて、施工費用が高額です。   いかがでしたでしょうか。 レンガやタイルなど、誰もが知っている素材ではありますが、 実際、外壁として見かけることは少ないかと思います。 「定期的にメンテナンスするのは面倒」「初期費用が高くかかってもいい」 という方には、これらの素材を選ばれることをおススメします。      

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